母じゃない気分
今夜は早く帰れるよと、つーむじからメールが来ました。バタバタしていて返信しないまま時間が過ぎ、今になってふと思った。旦那様が早く帰ってきた日は、2人で美味しい物食べてゆっくりのんびり過ごしたいなぁ。しかし現実はほど遠い。さっきものすごく眠いので無理矢理羽交い締めにして一緒に寝かせたアキさんがもうすぐ起きてくる。起きたら寝るまで目が離せない。ペンギンちゃんは受験生として初めて迎える定期テスト中。塾から帰ってきたら、ちゃんと待ち時間のないようにご飯を作って食べさせてあげないと。ころちゃんはころちゃんで、お仕事の確認電話やメールが相次いで、それに対応したり、さくさくと原稿を進めておかないといけない。だから、つーむじと2人でのんびり平和に過ごすなんて日はとんでもなく遠い。「今日は2人でゆっくりしておいで」と言ってくれる親もなく、言ってくれるのは受験生のペンギンちゃんだけだから、そうそう頼むわけにもいかない(というか、さんざん頼んでるし)。入籍記念日も結婚式記念日も、2人で出掛けることが結局できなかった。おまけに、つーむじは今朝寝ぼけながらフラフラとトイレに入り、出てくるときにドアに激突しておでこを小さくパックリ切った。でもころちゃんは背中越しに無反応。「冷たい(泣)」とこぼしながら出勤。ますます2人の平和な時間はかなたのかなたへ。少しぽんやりしながら、冒頭のような心境になった。たまには奥さんしたいのよ、私だって。あぁアキさんが吠えだした。では現場に戻ります。