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カテゴリ:ころつん便り
12月06日の日記でご紹介した はやぶさ 2007年6月の地球への帰還が難しくなったことが、公表されました。
3年延期した2010年6月の帰還を目指すそうです。 11月の末に起こった燃料漏れの影響からか、 今は、コマのように首を振ったスピン運動(コーニング運動)になっていて、 【はやぶさ】 と通信もできない状態なのだそうです。 このスピン運動は時間をかければ、いつかは収束する予定だそうで、 スピン運動が収束さえすれば、通信可能になるはずなのだとか。 通信が可能になれば、地球への帰り方や 当たっていないと推測されるソーラパネルからの電力供給も再開されるのです。 疑問なのは、摩擦がないはずの宇宙空間でクルクル回っている 【はやぶさ】 が どうして動きを収束することができるのでしょう? 本来なら、 X軸、Y軸、Z軸3軸のリアクションホイールが正常に作動していれば、 もっと早期に回転は収束したはずです。 しかしながら、X軸とY軸のリアクションホイールは、故障してしまいました。 それでも、Z軸の方向のみに安定することができるから、 Z軸リアクションホイールだけがかろうじて機能しているおかげで、 摩擦がゼロといっても、物理的反動で回転は収束にむかうことができるのです。 【はやぶさ】 が1日も早く、 ソーラーパネルが太陽側に、通信アンテナが地球側に向くことを 願うばかりです。 幾度ものトラブルに見舞われながらも、奇跡的に乗り越えてきた 【はやぶさ】。 帰還が成功する確率は、60~70%との事。 後もう一息踏ん張って、帰ってきて欲しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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