落語に学ぶ
アニメは第六勘だが、落語は全てを含んだ総力戦だろうか。日経夕刊28日付け、仕事常識という紙面で落語に学ぶ話し方が紹介されている。過日ある結婚式の余興で落語家の話があり、一通りの話を終え帰る花道で誰かが追いかけ金一封を渡した。その落語家大いに喜び、戻りサービスでもっと話すと言いそれからが本番の話になった。話のテーマを客から募り「ゲンキン」で、文字通り金一封の現金で盛り上がったことを覚えている。金一封はやらせかも知れないがうまいこと盛り上げに使ったものだと感心した。さて、落語に学ぶ話し方の記事をまとめると、枕・・・共通話題から入り、その後は状況判断で予め用意した幾つかの話題を使い分ける。間・・・一瞬黙りひき付ける、客の反応後大きめの声で端的に話す。声・・・淡々でなくメリハリをつけて話す。ジェスチャー・・・距離が近いと避ける。心構え・・・内容をできるだけ暗記し、自信を持って臨む。だそうで、落語家は「どうしたら相手が気持ちよくなってくれるかを常に考えている」と。