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アンチエイジングの鬼

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2006年03月16日
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今、ここ1年で最大級肌が荒れています(涙)
なんと頬にブツブツがぁああ!

先週の食生活の乱れのツケが、こんなにもあるとは、、。
普段私はフィシュ&大豆製品ベジタリアンで、豚肉や鶏肉などはたまーに2週に一度くらいです。
腹八分目の粗食で、めかぶやもずくなどの海草、舞茸などきのこ、ぬか漬け、梅干などを好みます。
一瞬にして血行が良くなるのであさりや、この季節は新玉ねぎを特に好んで食べます。

ところが旅をしていたものだからついつい現地のおいしいものをと、地元の牛肉、豚肉など有り得ないくらい肉ばかり食べ、あげくは普段食べないアイスクリームという最悪な物まで食べ、ミルフィーユまで食べ、、、
そしてホテルにある合成界面活性剤ばりばりのシャンプーを使い(しかもリンスインシャンプー)最悪なビオレで体を洗い(何が弱酸性だ!)


私の美容魂を売ったあげくがこの肌荒れだっっ!!


鏡を見るのがつらい、、
でも、絶対1週間でよみがえりますわっ!見ていて下さいっ!(鼻息)

私は太宰治が好きなんですけれど「皮膚と心」という小説がありましてね。
女の人が朝起きたらブツブツが体や顔に出来ていて、それだけで死にたいような絶望にかられる顛末を書いたただそれだけの話なんですが、とてもよく出来た小説で。


確かに女って皮膚で生きてる所があります。


肌荒れしてるだけで気分が沈みます。
しかし、それもそのはず、、実は先日読み終えたこの本にはもっとすごい事が書かれてました。

皮膚は考える

ここに書かれてるのは皮膚、、といっても一番上の角質層を含む表皮だけの話です。厚いところでたった0.2mmの表皮ケラチノサイトの話。
一番びっくりしたのはこの二つ、、


なんと表皮は電池になっている!

なんと表皮は単独で脳と同じ神経伝達物質を作っている!



このブログにも、角質層のすばらしいバリア機能について書いた事がありましたよね。そしてそんなバリア機能を合成界面活性剤で破るなんて無茶な事はもうやめようと繰り返し書いてきました。
しかし、表皮がすごいのはバリア機能だけじゃなかったんです。


健康な表皮を10枚集めれば豆電球が点灯するそうです。


健康な表皮にはカルシウムイオンとマグネシウムイオンが角層に高濃度で存在していて、それらを使って電気を起こしているんですって。
で、老人やアトピーの方の場合は、このイオンが少なくなって電池切れを起こしている状態で、こうなるとバリア機能が低下するんですって。
でも健康な表皮でもバリアを壊すと、放電してしまうらしいです。


もうひとつ、一番びっくりしたのは、表皮が脳にあるような快楽物質ドーパミンなどの神経伝達物質を単独で合成している事実!
そして、神経伝達物質を受け取る受容体まである驚き!

だから皮膚に直接、神経伝達物質のGABA(今GABAチョコとかありますよね)を塗ると皮膚の興奮がおさまってバリア機能が回復し、NMDA受容体などの興奮させる神経伝達物質を塗るとバリア機能回復が遅くなるんですって。


要するに皮膚は脳なんですって!


あーーびっくりした。
皮膚をなめてると、痛い目みますね。
だったら女が皮膚によって、気分が変わるのもあながちおかしくない話だし、こんなにも皮膚にこだわるのも納得ですよ。

もう一つ、この本にあった実験で面白かったのは、ストレスによって皮膚のバリア機能がかなり落ちるらしいんですが、


なんとバラの花の匂いを嗅ぐとストレスを与えてもバリアの回復が遅れないんです!


ローズには自律神経を整えたりホルモンバランスを整えたりする作用がある事がアロマテラピーでも言われていましたが、こんなにも皮膚にはっきりとした功績があったとは!

気づくと私はローズウォーターにハウシュカローズクリームと、ローズづくしになっていましたが、皮膚バリアを守る作用まであったのかと感動!


ああ、皮膚ってすごい!


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Last updated  2006年03月17日 02時54分06秒
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