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アンチエイジングの鬼

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2009年05月20日
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みなさま、こんにちは。
いいお天気ですね。
更新が遅れてしまってすみません。

今私は、新しい本を書いているんですよね。
ほとんどがカラーで、スーパープレミアムな実用本になる予定なので、楽しみにしていて下さいね!
そんなこんなで、今は毎日が修羅場であります。

ところで、前回のブログで書いた田植えの時にご一緒した方にシルクのすばらしさを聞いて、かなり心引かれた鬼でありました。
元々シルクパウダーを愛用していたこともありますし、商品開発をしていたこともあるので、シルク好きではあったのですが、身に着けるものはオーガニックコットンだったのでシルクを身にまとうことはあんまりやってなかったんです。
そこで、まずは結構長い時間接している「枕カバー」をシルクにしてみようと思い立ち、楽天で購入。



↑こちら安いのでやっぱり中国産でしたが、封筒状のものと違い、裏にチャックがちゃんとついているのでツルっとすべって抜けることもなく、レビューでもすごく評判がよかったので買いました。


いやー、結構いいですよ!
まだ1週間くらいですが、枕のあとが顔につくこともいっさいなく、
髪やお肌も気のせいかツヤめいた気がする!!



シルクのたんぱく質は、人間の肌と近いので肌なじみは本当にいいです。
そこで試しにこちらのショップでシルクのキャミソール、下着、靴下なども買って、身につけています。
シルクは解毒作用が高いということですが、なんというか身に着けていて体が疲れにくくてすごい楽な気がしますね。

私は30すぎてから、化学繊維のものを直接肌につけると、なんだかすごく不快感を感じるようになりました。
皮膚が変に熱くなってくるというか、乾燥するような、気持ち悪い感じがしてくるんです。
特に化学繊維着て飛行機に乗って旅行したり、車で長時間ドライブなんてすると、もうイガイガしてきて熱がこもって倍疲れるというか。
多分通気性が悪いのもあるんでしょうね。

そんなこんなで経験的に下着やキャミソールや靴下は基本的にコットン100%のものを選んでいますが、シルクもいいということが実感として今回すごく分かりました。

さて、最近また成分良好なファンデーションとハイライトに出会いました。
クルールキャラメル」というフランスのコスメです。
新宿のインザルームのカリス成城にありましたが、すべての色が揃ってなかったので、結局通販で買いました。

cc

鬼的に許せる成分のものは、クルールキャラメルの中でもパウダーファンデーションとチークパウダーとパールハイライトとサンパウダーとフリーパウダーしかありません。
ナノ粒子ではなくマイクロ粒子で、カバー力も結構ある、なかなかすばらいしいファンデーションです。
ハイライトも普通にいい感じに使えます。

cc2

チークは今回買いませんでしたが、選択肢の少ない中、こういうブランドがあるのはありがたいですね。
問題は、ファンデーションの色味がどれも日本人の肌には多分合いにくいということですね。
イエローベースのものがないんですよ。
そのため、私は2と3を混ぜて使っています。
すっごく色の白い人か、逆に色が黒い人じゃないと、ぴったり自分の肌色に合わせるのはこのブランドは難しいとは思います。
このファンデーションは、どちらかというと私にとっては化粧直し用として適していました。

私のブランドでもグロスは今年中に出せそうですが、ファンデーションとなるとなかなか難しくてずっとあれこれ試作を繰り返しています。
今思っているのは、ファンデーションは出来ればやっぱりこのクルールキャラメルやナチュラピュリファイのような固形のパウダリーファンデがいいなということなんですね。
というのも、やっぱり粉物は肺に吸い込みやすいのが問題点。
あと、クリーム系リキッド系のファンデーションは、肌に密着度が高いので落ちにくい傾向があるのは間違いありません。
落ちにくいということは、やはり落ちやすいファンデよりは、肌に負担がかかっていると思います。

ところで、ファンデーションや日焼け止めにも使われているナノ粒子について、最近もまたいろいろな恐ろしい実験結果が出てますね。
これはいよいよやばいと思っていますので、今日はそのいくつかを以下にまとめたいと思います。


●それ自身では細胞中に入ることはできない有毒物質も、ナノ粒子に結びつくと、細胞内に進入し、細胞を損傷することが分かった。
テストされた細胞に有害影響を及ぼしたのはナノ粒子そのものではなくて、材料機能を強化するために意図的に加えられた金属コバルトだった。コバルトがナノ粒子と結合したときに、コバルトが生きた哺乳類の細胞内に入り込み、正常な細胞機能をかく乱すると言うことをこの研究は明らかにした。
(Environmental Health News, January 7, 2009より)

●デンマークの研究者らは、フラーレンと呼ばれるカーボンナノ粒子などが哺乳類の細胞に入り込み、そのDNAを傷つけることができることを報告した。引き起こされた損傷のタイプはがんをもたらすことができるものである。
(Environmental Health News, December 12, 2008より)

●銀ナノ粒子はサイズが小さければ小さいほど、細胞に大きなダメージをもたらすことがマウスの実験で分かった。(Environmental Health News, November 21, 2008より)

その他の実験結果

●酸化チタンのナノ粒子が妊娠マウスの胎盤を通過して脳を損傷し、オスの仔マウスの精子数の減少をもたらすことができることが分かった。

●マウスの実験で、カーボン・フラーレンも胎盤を通過し、胎芽の発達を損傷することを示した。

●試験管での実験だが化粧品と日焼け止めで一般的に使用されるナノ粒子がDNAを損傷し深刻な細胞損傷を引き起こした。


化粧品によく使われるナノ粒子には以下のものがあります。

●ファンデーション、日焼け止め、フェイスカラーに色づけや紫外線乱反射剤として使われる酸化チタンや酸化亜鉛など。
●コンシーラー、ファンデーション、パウダーに入っている小じわを隠す効果のある酸化アルミニウム。
●クリームや美容液などにアンチエイジング効果として使用されるカーボン フラーレン。
●防腐剤として使用されているナノ粒子の銀


言っときますが、これ一部の化粧品でなく、かなりの化粧品で使われているんですよ。
特にこの季節よく販売されている日焼け止めでSPFが30以上で白浮きもしないものなら100%ナノですね。
だってナノだと本来真っ白になるはずの酸化チタンが透明に近くなるんですからね。
防腐剤としても使用されているナノ銀ですが、これはこないだの化粧品工業展でも防腐剤無添加でいける素材としてめっちゃ宣伝してましたから使っているところもあるんじゃないでしょうか。


欧州議会では今年3月、ついにナノ粒子をめぐる規制が議決されました。
化粧品中に存在するどのようなナノ物質も製品容器上の成分リストに記述しなくてはならず、安全性も評価していき、その評価によっては人の健康に脅威をを及ぼすとみなされる物質は禁止となるようです。


ただしすでに市場に出ているある製品は安全テストの対処とならず、またこの規制は2012年まで発効しないということなんで、まだまだ一波乱ありそうですが。
欧州だけでなく、アメリカでも政府機関や大学などで、ナノテクの人の健康や環境に与える影響とリスク評価や安全基準の必要性について現在大いに議論され、提案や勧告もさかんに行われていますし、報道もされています。

ところが、日本ではやっと去年くらいに厚労省が「ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に関する検討会」や「ナノマテリアルの安全対策に関する検討会」を数回開催したり、環境省や経産省が研究会を開催しだしたばかり。


国はナノ技術を推進している立場上、あまりナノ粒子の危険性云々を国民が知ることをよしとしていない空気を感じます。
メディアもその空気を察知してか、この報道を自主規制しているところが多いようです。



ナノ粒子を使っているのは化粧品だけではありません。
私は、この問題が第二のアスベストとならないように、まずは消費者がノーと言って、安全性の証明を企業や国に求めていくことが必要じゃないかと思っています。
まずは小さなことですが、ナノ粒子を使った化粧品は使わないと決意して、企業に使っているか問うだけでも影響力があります。
私はあっちゃこっちゃ企業に「これはナノ粒子ですか?」とか聞きまくっていますが、去年は「ナノ粒子?お調べして回答いたします」みたいな所ばっかりでしたが、今年はすぐに回答してくれる所が増えました。
消費者が変われば企業が変わる。そして売られる物も変わる。そう思います。


細胞にダメージを与える懸念のあるナノ粒子は
安全性がはっきりするまで、やっぱり避けといたほうが賢明!




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Last updated  2009年05月22日 14時51分08秒
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