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アンチエイジングの鬼

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2010年07月28日
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みなさん、こんにちは。
今日は東京は風が強く、窓を開けていると書類がビュンビュン部屋の中を飛びかうほどです。
2、3日、少し暑さがマシになるそうですが、それでも今部屋の温度は32度。
しかし最近は夜でも部屋の温度は35度ですから、32度くらい、むしろ涼しく感じるくらいです。
今月は千葉や広島の海沿いや山あいで泊まることがあったのですが、こういうところは昼にいくら暑くても、夜は気温が下がり、夜寝苦しくありませんでした。
やはり、都会のあの夜の暑さは異常ですね。

さて、2週間ぶりにMY田んぼに草取りに行ってきました。

見て下さい!こんなに立派に成長していました!!

tanbof

真ん中あたりに、1つだけすでに穂がついていました!
1ヶ月田植えが早い周囲の田んぼは、みなもう穂をつけていますので、ちょっと出遅れていますが、1つでも嬉しいよう!!
奥の辺りに、少し成長障害が出ている稲があるようですが、その他は元気いっぱいです。
あんなにすごかった水草の勢いも、藻が繁殖しだし、稲が大きくなってきて日を遮っているせいでたいして増えていません。

「除草剤がないと、田んぼは無理だよ~」
「ちょっと除草剤使えば楽になるのに、変わってるね~」
ベテランの農家さんはみんな言います。
確かに田んぼの草取りはかなりきついというのは、もう本当に身に沁みて分かりました。
それが大規模田園ともなれば、もう半端なく大変というのは、想像できます。

しかし、草取りが心底大変だったのは、田植えしてからわずか1ヵ月半。
それも1週間に1度です。
冬にも田に水をはっておいた高坂さんの田んぼは、藻が繁殖して水草の量が去年の3分の1だったと言います。
この道何十年の藤崎さんのところなど、もうほとんど草は生えてこないと言います。
初年度は大変でしょうが、この農法は年々楽になると聞きます。

今回、刺されると強烈な「ヌカカ」という虫も見当たらなくなってきたので、初めて田んぼに裸足で入り、水草取りを息子はものすごくうれしげにやっていました。
ルッコラに続き、紅芯大根の種取りも一緒にやりました↓

tanetori

家族で農作業をやるようになって10ヶ月。
食卓に並ぶ食べ物が、どこから来てここにあるか。
命のリレーということが、息子にも伝わるといいなと願っています。

さて、毎日すごい紫外線ですが、この紫外線の大切な作用について、以前も1度書かせてもらいましたが、どうもうまく浸透していない気がするので、今日はもう一度書かせていただこうかと思います。

シミを気にする方はもちろん、アンチエイジングを気にする方は「光老化」としてDNAの破壊によるシワやたるみを作るということで紫外線を極端に恐れています。
もちろんアンチエイジングの鬼である私も、その筆頭。
完全遮光日傘や完全遮光サンバイザー、フェイスオンワンピを愛用し、UVカットの袖だけあるボレロみたいなのを外でははおり、安全な日焼け止めを開発し、日々紫外線を毛嫌いして、戦っているような印象を、みなさまに与えてしまっているかと思います。


ただ、そんな私が、実は冬にはベランダであえて足を出して日光浴したり、
今の季節でさえ時々、UVカットの長袖を脱いで、あえて肌に直射日光を短時間浴びさせていると言ったら、みなさん驚きますか?


そう、私が重要視しているのは、皮膚が紫外線にあたった時に生成される「ビタミンD」です。
ビタミンDというと、丈夫な骨を作るために欠かせないビタミンということは有名です。
今、女優のグイネスパルトロウさんも、骨粗しょう症を改善するために、日光浴にあけくれているという記事も最近何かで読みました。
私もカイロプラクターとして、丈夫な骨のためにビタミンDを重視しています。


お肌お肌と大事にするけれど、肌の下は骨です。
骨が老いると、それについている筋肉や肌もたるみやすくなってしまいます!



しかし、それだけではなくビタミンDというのは、実はあらゆる病気を予防する作用があるのです。
特に分かってきている事は、乳がん、大腸がん、前立腺がん、1型糖尿病、多発性硬化症、関節リウマチ、骨粗しょう症を予防するということです。
実際にあらゆる疫学調査で、日光にあたる時間の少ない地域の人達は、乳がんや大腸がんの発生率が高いことが分かっています。

食事でもビタミンDをとることが出来ますが、植物性ではキノコ類にしか含まれておらず、しかも必要量をキノコのみで摂ろうとすると、一番多く含まれている干しキクラゲをもってしても、かなり大量に食べなければなりません。
食べ物でとるためには、やはり魚を食べることです。干しキクラゲの半分の量ですみます。
ただ、食べ物で十分な効果を得るほど摂るには、やはり相当な量食べることになってしまいます。
これは、逆に健康に良くありません。

もっと簡単で害がなく、しかも経済的なのは、ほんの短時間、肌をちゃんと露出して、直射日光を浴びることなんです。
しかもビタミンDを合成するのはUV-Bだけ。
なんだ、それなら嫌って言うほど会社の窓から浴びてるよって言うあなた!


窓ガラス越しの紫外線には、UV-Bは、ほとんど含まれていません。
また洋服を着ている部分では、ビタミンDの生成は、ほぼ望めません。


これ、意外に知らない方が多いかもしれません。
窓ガラスからの陽射しはUV-Aのみです。
だから気が付くとジワジワと黒くなっています。
しかも波長が長いので真皮にまでいき、シワやたるみの原因を作ります。
パソコンの画面や、蛍光灯からもUV-Aは出ています。
だけどUV-AはビタミンDを合成はしてくれません。

ベージュのストッキングですら、60%もUV-Bを遮断してしまいます。
SPF15の日焼け止めですら、塗っている部分の92%もビタミンDの生成を減少させてしまいます。
特にアンチエイジングの鬼のみなさんであれば、私のように夏でもUVカットの長袖のはおりものを着ている方も多いのでは?

もちろん黒く日焼けするとダメです。
ビタミンDの生成というのは、白い肌ほど生産力が高いんです。
しかも日光浴がいいからって長時間日光浴しても、ある一定の量から先は、ビタミンDは生成されないようになっています。
だから日焼けする事は、ビタミンD的にも絶対にマイナスなんです。

肌が黒いと、メラニン色素がUVーBを吸収して、皮膚へ入り込まなくしてしまうので、ビタミンDを肌で生成する量はぐっと少なくなります。
黒人の方が皮膚でビタミンDを合成するためには、白人の方の5~10倍のUV-Bにあたる必要があるのです。
日本人は、黄色人種なのでこの中間と考えて下さい。
皮膚がんも気になりますが、メラニンが多めの黄色人種の日本人の皮膚がんの発生率は、大腸がんになる人の3%です。
要は、陽射しは浴びすぎなければいいのです。

ではどのくらいがいいか。
栄養学のキャンベル博士の説では、紫外線を浴びて皮膚が赤くなるまでの時間が30分の人は、1日10分間、週3回日光浴すれば十分だとしています。
半袖とかノースリーブ、膝丈ズボンとかミニスカートなど、肌の露出度が多ければ、今の季節なら1日5分でもいいのです。
天気の良い日なら、日陰でも通常の50%近いUV-Bが皮膚にあたっているようなので、日陰でもOK。
もちろん、浴びる部分は日焼け止めなんか塗ったらだめですよ。

問題は秋冬です。
紫外線量はぐっと落ちる上に、肌の露出が減りますので、私は天気の良い昼間はあえて足を出してベランダでご飯を食べたりしています。


もちろん、顔は遮光してますよ!
わざわざ顔でビタミンD作らなくていいと思うんで!(笑)



ほんの少しの肌への日光浴(顔は遮光)が、乳がんをはじめとするいろんな病気予防に重要なのですが、それだけでなく、やはりきのことか魚とか、食べ物からも摂取すれば、かなり完璧だし、日光浴もより短くてすみます。
ビタミンDが多い魚は、アンコウの肝、シラス干し、イワシ、イクラ、鮭、数の子、うなぎ、カレイ、サンマ、サバなど。
そうそう、先日ご紹介したイワシの新鮮な油のサプリメント「AOZA」にも100g中58.3μg(2330IU)のビタミンDが含まれているそうです。
ビタミンDのサプリメントって、素性がはっきりしない上、添加物が多いので、どうしても飲む気持ちになれずにいたのですが、これならいいですね!



また、牛乳などであまりにも多量のカルシウムが体に入ってくると、活性型のビタミンDの活動が低下してしまうとキャンベル博士は指摘しています。

日光浴を多少しても、高SPFの日焼け止めを使わなくても、私は夏はビタミンCの多いフルーツやブロッコリー、ゴーヤ、赤ピーマン、カムカムジュースとか、紫外線によって肌に発生して、シミやシワの原因になる活性酸素「一重項酸素」を無害化してくれるカロチノイドを多く含んだ、トマトやスイカ、ニンジン、ほうれん草、かぼちゃ、キャベツなどを食べるようにしています。
もちろん、キャッツクロー(AC-11)が入った美容液も強い味方。


太陽を恐れすぎず、紫外線とはうまくつきあいましょう!!


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Last updated  2010年07月28日 18時28分40秒
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