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アンチエイジングの鬼

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2013年10月04日
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みなさん、こんにちは。

私は先週末熊本県菊池市に行き、自然農法の農家さんめぐりをしていました。
ほんと好きだよねー(^_^;)
菊池はオーガニックな市長が誕生したのもあり、本当に自然農法が盛り上がっています。

kikuchi

↑自然農法の神様、冨田さんが栽培している緑米。
中は緑なんですけど稲穂は黒いんですよね。
すごくきれいでした。
うちでも表参道の店で販売している「幸せ家族」という雑穀ブレンドに入っています。
これで作った玄米のお餅を頂いたんですが、また最高においしいんですよ。

kikuchi2

↑こちらは 渡辺明人さんの自然栽培のお茶畑。
無農薬歴21年、自然栽培歴4年だそうで、実にきれいな畑でした。
写真に写っているのは茶の実です。
これを搾ったオイルは美白にいいんですよね~
コスメに使いたいです♪

去年に引き続きまた今年も「おるが自慢大会」に出席し、農家さんとお酒を酌み交わし、これからの日本の農業について語りあかしてきました。
30年くらい自然農をやっている方もいれば、新規就農2年目のフレッシュな若者もいます。
楽しかったーー!!\(^o^)/

自分でも会社でも畑をやっていますが、こういう農家さんを応援して、もっと日本の自然農を盛り上げていきたいです。
そうすれば、健康にも美容にもいいし、日本の自然環境はもっと良くなる。
病気が出たら切り取って薬漬け、虫が出たら農薬じゃんじゃんかけて農薬漬け。
考え方は同じなのでしょうね。でもどちらも対症療法です。
根本的な体質改善をはかって、人も自然ももっと元気になってほしいなと思います。
そしてビューティーエイジングしたい!!


さて、秋になりオイルマッサージが楽しい季節になりましたね。
食欲の秋でもあるので、健康にも心にも役立ってくれる植物オイルを使った料理もおいしいです。
私のアンチエイジング法は多岐にわたりますが、その中の重要なことの1つは、この植物オイルとの付き合い方なんじゃないかと思っています。
コスメの全成分ににしても、ものすごく大事なことの1つが、使用するオイルの質であることは間違いありません。
食用オイルにしても、質の高い圧搾法のオーガニックのオイルを摂ることは健康美容に大きな関わりがあります。

私の植物オイルLOVE生活は、今から20年前にフラックスオイル(亜麻仁油)を今村光一さんのお店で薦められて夫が買ってきて、私のサラダにさっとかけた時から始まったように思います。
「なんじゃこりゃー?」と最初は思いました。
オイルイコール太る、オイルイコールニキビ、オイルイコールコレステロール、みたいなイメージしかなかったので、健康のためにオイルというのが、25歳の私には全然理解できていなかったんです。

が、その味が日ましに癖になり、その後今村さんの「医者も知らない亜麻仁油パワー」という本を読んだこともあり、だんだんと植物オイルの種類や質などに夢中になっていきました。
そのあと、しばらくオイルのことは忘れていた数年がありますが、28歳でパニック障害を発症したことがきっかけで、またオイルに再び目覚めました。

そのあとカイロプラクターになり、臨床で矯正前にアロマオイルマッサージをすると効果が高いことを発見し、外用としての植物オイルの効能に夢中になりました。
いろいろな植物オイルと精油の組み合わせを試し、経皮吸収や香りを嗅ぐことによって、心にまで作用することにも感動しました。

自分自身が妊娠後は、妊娠線予防に毎日お腹をオイルマッサージし、おっぱいの出がよくなるようにおっぱいオイルマッサージもし、予定日1週間前には、裂けないためのオイルマッサージもやりました。
どれも、効果はてきめんでした!
今も私のお腹には妊娠線は何もありませんし、おっぱいの出は良くて2歳まで母乳育児出来たし、会陰切開をせずに自然分娩することも出来ました。
オーガニックの圧搾法の植物オイルって本当にすばらしいです!

さて植物オイルの中にはさまざまな脂肪酸やビタミンやフィトケミカルが含まれていますが、私が好きな成分を少しあげていきます。

オレイン酸

酸化しにくく、食べると血液中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や心臓病などを予防します。
腸の蠕動運動を促進するので、便秘を改善したり、便の通りを良くします。


肌につけると、大変保湿力が高いのが特徴で、他の美容成分の浸透を助ける作用もあります。


多く含まれているオイル⇒椿油、アボカドオイル、オリーブオイル、プルーンオイル、モリンガオイル、アプリコットカーネルオイル、マカデミアンナッツオイル、ピーチカーネルオイル、なたね油




リノール酸

体内では合成できないので、必ず外から摂取しないといけない脂肪酸です。
足りないと皮膚や臓器に支障をきたします。
ただ現代の油は大豆油や紅花油(ハイブリッド種除く)やコーン油、綿実油などリノール酸主体のものが多いので、知らず知らずのうちに摂りすぎてしまいます。
体内でリノール酸からアラキドン酸が合成されますが、過剰になるとアレルギー症状を強めたり、血栓をつくって血管を詰まらせ心筋梗塞や脳梗塞の原因になったり、善玉コレステロールを減らしてしまう作用があります。
肌につけると、肌の水分量を守り、バリア機能を守る働きがあります。
多く含まれる油以外にも、適量他の植物油にも含まれていますので、これに関してはあえて多い油を摂らなくて良いし、摂ることをむしろ避けています。

⇒大豆油や紅花油(ハイブリッド種除く)やコーン油、綿実油、ひまわり油(ハイブリッド種除く)、グレープシードオイル

αリノレン酸

細胞膜の重要な構成要素で、欠乏するとしなやかな細胞膜が作られず、働きが悪くなります。
食べることで肌の炎症を抑え、美肌に導きます。
脳、神経系の働きに重要な役割を果たしていて、αリノレン酸からDHAやEPAが合成されるため、不足するとアルツハイマーにも関連します。
心臓病や脳血管障害を防ぎ、血中のコレステロールをコントロールします。
αリノレン酸を十分摂取すれば、リノール酸の摂りすぎによるアラキドン酸の過剰生成を防げるので、リノール酸系とαリノレン酸系との摂取比は「4:1」、出来れば「2:1」が良いです。
大変酸化しやすいので、冷蔵庫保存で加熱は厳禁です。

⇒亜麻仁油、チアシード油、えごま油、グリーンナッツ油



このαリノレン酸ですが、美肌にももちろん欠かせませんが、心の健康にすごく関係することを今日は書いておきたいと思っています。


αリノレン酸を摂ると、心の病の症状が緩和されると言われています。
脳の60%は油で出来ており、αリノレン酸やDHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸は、脳細胞の情報伝達に欠かせない脂肪酸です。



うちの患者さんでも、カイロプラクティックとオメガ3脂肪酸、ミネラルなどの栄養指導で、これまで診させて頂いたうつ病の方のほとんどが改善しています。

最近の抗うつ剤は副作用、そして効き方のアップダウンが激しいものもありますので、病院に行こうかな?という自覚症状が少し出たくらいの方であれば、まずはオメガ3脂肪酸不足を疑ってみるといったアプローチもあっていいと思うのです。

血中DHA量が高いほど認知症発症のリスクが低いことも分かっています。
そして躁うつ病の重症度と血中のEPAの量の低さが比例することなども分かっています。
サントリーの研究では、DHAとEPAの摂取で、うつ病の方22人のうつ病スコアに優位な改善があったことも発表されています。

1995年、アメリカ・パデュー大学の研究でインディアナ州の6歳~12歳の児童200人に対して、血液中のオメガ3濃度の高い子供と低い子供の学習能力との関係を検査したところ、血中濃度が低い子と高い子では・・・・


学習障害が8.2倍、計算能力は4.7倍、総合学習能力は4.9倍も違ったそうです!


行動面でもオメガ3の血中濃度が低い子供は、注意力が散漫で、不安、不眠を訴える子供が多かったそうで、オメガ3の威力が分かります。



↑αリノレン酸を摂れば、体内でDHA、EPAに変換されますが、ダイレクトに摂りたい場合は青魚やあきあみの油が良いと思います。


すみません、またしてもたくさん書きすぎて、一度にアップ出来ませんでした。
後編に続きます!
今から出かける為、後編は夜アップしますね!





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Last updated  2013年10月04日 13時22分22秒
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