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さて、さっそくですがこれより後編です。
前編はこちら 植物オイルに含まれる注目成分を引き続き書いていきますね! γリノレン酸 私達の体にとって必ずなくてはならない脂肪酸の一つで、ビタミンFと呼ばれます。 リノール酸を摂ると体内で一部がγリノレン酸に変換されますが、現代の生活はリノール酸の摂りすぎ傾向にあるので、リノール酸を摂りすぎると逆に作られなくなります。 その上、現代人の4人に一人はストレスなどが原因で体内でうまくγ-リノレン酸への変換ができないといわれています。 アトピーの方もγ―リノレン酸が少ないようです。 γ-リノレン酸は、血行を良くし、炎症を鎮め、水分の損失を防ぐことで正常な皮膚の生理作用を維持することを助ける働きがあります。 つまり十分な量のγ-リノレン酸が皮膚にあることで、皮膚の機能を正常にし、健康な皮膚を保つだけでなく、シワ、シミ、たるみ、クマなどいろんなトラブルをやわらげます。 血圧の安定や子宮の働き、アレルギー反応の調整などに働いているので、PMS(生理前症候群)やアレルギーで悩む方がγリノレン酸が多い油を少し摂取すると、効果があります。 皮膚につけることでは、皮膚の炎症を抑え、出来てしまったシワにも有効です。 ⇒ボリジ油、月見草油、バオバブ油、ヘンプシードオイル ↑食用の有機ボリジオイルです。 酸化に弱いので冷蔵庫で保存してそのままサラダにかけたり、ジュースに入れたりして飲みます。 1日の必要量は小さじ1杯程度でいいです。 スキンケアとしてはバオバブオイルがお薦めです。 なんとγリノレン酸を30%も含むんです。 ボリジオイルより月見草オイルより多い量です。 保湿力の高いオレイン酸を34%、エイジングケアに嬉しいパルミチン酸を22%、その他ビタミンもA、D、Eが豊富でポリフェノールもたっぷり。 お肌の生まれ変わりを助け、出来てしまったシワに有効なオイルです。 ↑質の良いバオバブオイルと精油を吟味して、時々私のブランドでも作っています。 今年も限定で冬に作ろうかと思っています♪ ビタミンE 酸素や活性酸素による酸化を防止し、細胞内に過酸化脂質が作られるのを抑えてくれます。 過酸化脂質が多いと動脈硬化を引き起こしやすくなります。 末梢血管を広げる作用もあるので、血流が良くなり冷え性や肩こりが改善し、紫外線から肌を保護して、シミにも効果があります。 新陳代謝を正常にし、しっとりした美肌に導きます。 抜け毛予防や、白髪予防、そして脳下垂体と副腎を健康に保つことで、ホルモン分泌を良くします。 肌につけると、皮膚で生じる皮脂の酸化や活性酸素を抑え、くすみやシワを防止しします。 最新の研究で、ビタミンEを摂っている人の皮膚の抗酸化力が約2倍に上昇したとされる実験データが出ています。 ⇒(ほとんどの植物オイルに含まれていますが、特に多いとされる油)アボカド油、アルガンオイル、小麦胚芽油、米ぬか油、グリーンナッツ油、グレープシードオイル、ほまわり油、大豆油、ヘーゼルナッツオイル、アーモンドオイル、オリーブオイル カロテノイド 植物、動物、微生物などが持つ黄色、赤色、紫色などの天然色素。 抗酸化作用や抗ガン作用があります。 特に皮膚で生じる一重項酸素という活性酸素を無害化する働きに注目しています。 植物オイルにも含まれ、お肌につけると紫外線から肌を守り、美白作用もありますので、私はサンスクリーンや美白オイルに配合しています。 ⇒(いろいろなオイルに含まれていますが)アプリコットカーネルオイル、サジーオイル、オオミテングヤシ果実油、ローズヒップオイル、ストロベリーシードオイル、ラズベリーシードオイル、カレンデュラオイル、キャロットオイルなど γオリザノール 抗酸化力が高く、更年期障害、自律神経失調症に良いとされています。 末梢血管の血流改善や、抗炎症作用、皮膚温上昇作用まであります。 肌につけることで、紫外線からもブロックしますので、私はサンスクリーンにも配合しています。 ⇒米ぬか油に多く含まれています。 パルミトレイン酸 皮脂にも含まれますが、加齢と共に減少する脂肪酸で、摂取したり肌につけると皮膚の再生を促し、保湿力が増します。 ⇒マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油など その他、私が最近注目している植物オイルを個別に紹介します。 ココナッツオイル 植物油ですが、ラウリン酸という飽和脂肪酸が約50%という組成で、ものすごく酸化しにくいです。 ラウリン酸は母乳にも多く含まれ、細胞を強化して赤ちゃんの免疫を高めるために作用していますが、ココナッツオイルは母乳よりも多くラウリン酸を含んでいます。 代謝されやすい中鎖脂肪酸が多いので、脂肪として体内に蓄積されにくいことも分かっています。 「ケトン体」が多いということも最近知りました。 人間の脳はブドウ糖とケトン体の2種類をエネルギーとして利用しますが、ケトン体の方が機能性が高いとも考えられています。 化粧品原料としては、石鹸の泡立ちを良くしてくれる脂肪酸で、白髪や抜け毛を予防する働きもあります。 ビタミンEも多いので抗酸化力も高いです。 独特の甘い香りがあるので、食用としてはお菓子作りに向いています。 あとバターより低カロリーなので、バター代わりにも使えます。 精製されたものは香りが少ないので、お菓子以外にも使用できますが、最近焼き物で使用してみましたが、やはりどこかが南国な味になってしまいます。 ↑ココナッツの香りがするほう ↑香りがしないほう ブロッコリー種子オイルと大根種子オイル 主にヘアケアとして注目しているオイルです。 ブロッコリーの種を搾ったオイルには、シリコーンオイルに代わるキューティクルの天然保護作用があり、髪をサラサラにして、光沢を与えてくれます。 オイルでありながらべたつきがなく、サラサラ感とツヤを与えてくれるんです。 それから大根の種を搾ったオイルも、髪のキューティクルを保護し、くし通りをよくし、切れ毛を防止し髪にツヤを与えてくれることが実験で分かっています。 この2つを使ったヘアワックスをずっと開発していて、最近ようやく完成に近づいてきました。 今、毎日使用していますが、かなり髪の毛がツヤツヤです! 肌にも!髪にも!脳にも! 植物オイルの魔法で、ビューティーエイジングライフを楽しもう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年10月04日 20時21分45秒
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