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アンチエイジングの鬼

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2013年12月06日
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みなさん、こんにちは。

だいぶ寒くなってきましたが、風邪などひかれていませんか?
私はまだ、今年はひかずにきているように思います。
それどころか、ここまで体調不良でダウンと言うのが全然なかった気がします。
なんだろう?逆に大丈夫かな?(・。・)

息子がひいても、全然うつりませんからね。
冬休みに気が抜けてどかーんときそうな気もしますが、せっかくのお休みで帰省もするので、お正月も元気にいたいなー!

最近、私のブランドで新作のローチョコレートを発売したんですが、それを冷蔵庫に入れているので、毎日ちょこちょこっと食べてます。



↑こんなんです。
おいしいのはもちろんですが、成分的にも鬼として心打たれています。

以前からカカオポリフェノールのすごさや、老化を加速するストレスホルモン「コルチゾール」を撃退してくれることとかを書いてたと思います。
しかもあらかじめカカオポリフェノールを摂っておくと、心理的ストレスに対して抵抗力を強めることが確かめられているそうです。
また、カカオの「テオブロミン」という苦味成分には、自律神経を整える作用があり、リラックス効果がとても高いと言われています。

こないだからホルモン特集をやっていますが、このコルチゾールはストレスを受けた時に分泌されるホルモン。
アンチエイジングの為には、あまり関わりたくないホルモンです。

コルチゾールは美容、健康の敵

●コルチゾールが増えると、ニキビが出来やすくなる
●アレルギーを悪化させ、むくみやすくなる
●高血圧や糖尿病、月経異常が起こることもある
●コルチゾールが過剰に分泌されると、脳に「お腹がすいています」という間違った信号を送る
●脂肪細胞に「出来るだけ多くの脂肪を蓄えろ!」という指令を出す。
●記憶に関係する脳の「海馬」を萎縮させる
●うつになりやすく、やる気が出ない
●筋肉が減り、腕や足など筋肉の多い部分は痩せて、お腹や顔が太る



ホルモンの母と呼ばれる「DHEA」と同じで副腎から分泌されるホルモンですが、DHEAとは正反対に働きます。
例えば、コルチゾールはTh1免疫活動を抑制し、Th2免疫活動を促進しますが、DHEAは逆にTh1免疫活動を促進します。
Th1細胞より、Th2細胞が優位に働いている状態ではアレルギー体質に陥りやすいと考えられています。

またうつ病の方ではコルチゾール値が高く、DHEA値が低く、その割合やバランスは人間の心にも体調にもとても大切だと言うことが分かってきてます。
オメガ3脂肪酸を摂ると、コルチゾール値が下がり、逆にDHEA値が上がることも確認されています。
笑うことも泣くことも、コルチゾール値を減らすことが分かっていますので、大笑いしたり、思いっきり泣くことも時には大切ですね。

もう1つカカオがいいのは、カカオパウダーには、100gあたり2800mgものカリウムが含まれていること。
放射性セシウムは、ミネラルとしてはカリウムと似ているため、間違えて体が筋肉に取り込もうとするのですが、カリウムが体に不足なくあれば、セシウムが取り込まれにくくなると言われています。

また、カカオバターの脂肪分はステアリン酸という体内への吸収率が低いものなので太る心配がないこと、オレイン酸も40%近く含まれていることで、悪玉コレステロールを減少させる働きもあります。
もちろん砂糖さえなきゃね!

そんなんもあって、チョコレート好きなんですが、砂糖や添加物や香料や遺伝子組み換えのことが多い食用の大豆レシチンなんかが嫌なので、なかなか市販品で納得できるものがないので、ついに自分のブランドで作っているわけです。
甘みは「ボルカニックネクター」というアガベシロップとヒマラヤの野生の森の無濾過で非加熱のアカシアはちみつを使用しています。

最近アガベシロップにガムシロップを混ぜたまがいものがあることや、果糖が多すぎることが良くないと言う方もいるようです。
私もそういうことを書かれた海外の文献はいろいろ読みました。
そこでアガベについて、再探求のはてに出会ったのがこのボルカニックネクターなんです。

一般的なアガベシロップは、果糖が約80%~90%と確かに多く、ブドウ糖が20%~30%、残りは1%~2%のイヌリンが含まれているというものが多いですが、ボルカニックネクターは果糖が44%~54%、ブドウ糖が14%~17.5%、ショ糖が2%以下、イヌリンが10%前後という理想的な組成をしています。
果糖もブドウ糖も多すぎず、しかもイヌリンの量が多いということがすごいのです。

アガベイヌリンは果糖がいくつもくっついた形をしている多糖類で、天然の食物繊維の一種で、胃や小腸などの消化管では消化吸収されにくく、大腸で初めて少し消化されてオリゴ糖になってお腹を整えます。
血糖値を適切な水準に調節する働きもあることから、近年サプリメントとしても注目されています。
チコリや、菊芋、ゴボウ、ニンニクもイヌリンを含みますが、純度の高い天然のイヌリンをもつのは、アガベ以外にありません。

もう1つ、蜂蜜もすばらしい甘味料だけど、これは逆にブドウ糖が多すぎると、GI値が高くなると言う問題点がありました。
しかし、加熱していないRAWハニーで、発酵が十分進んでいるものだと、ブドウ糖より果糖のほうが多くなってGI値が下がってきます。
そこで探求ののち出会ったのがヒマラヤの手つかずの野生の森にて「岩蜂」と呼ばれる蜂により採取された、無濾過で非加熱のアカシアはちみつです。
果糖含有率がブドウ糖より多く約70%程度なので、一般的なハチミツに比べ極めて低GIであると言えます。
アガベもRAWハニーもショ糖の含有量はないに等しいレベルなのも良いです。

この2つの鬼的に理想な甘味料を使用して、オール農薬不使用原料で48℃以下の工程で酵素が活きたRAWチョコレートを作るというミッションで、今回は自社チョコレート工房を作って、原料のカカオをもう一度吟味し直し、組み合わせるスーパーフードも厳選して取り組みました。

この、組み合わせたアンチエイジングに嬉しいスーパーフードが、かなり変わっています。
あまりこのブログでも、まだ紹介したことがないものを使っているんで、今日はちょっとそこらへんも面白いので、ご紹介したいと思います。

各商品を手軽に買える店もリンクしていますが、チョコレートの原料と必ずしも同じメーカーではありません。
チョコの原料は厳選素材のため、小売りで商品化していないものが多いんです。


★天山レーズン
三蔵法師で有名なタクラマカン砂漠にて、古くより農薬も肥料も一切与えず天山山脈の雪解け水とその土地のミネラルで栽培された「自然栽培」のグリーンレーズン。
砂漠環境では紫外線が強いため、風通しの良い日陰に吊るして丁寧に陰干しされます。
昼夜の寒暖差が20℃以上という温度差が、このレーズンを最高の品質に仕立てています。


ミネラル豊富で、鉄分はプルーンの5倍以上、カリウムはバナナの約3倍も含まれています。


★マヤナッツ
マヤの時代からグアテマラの森に自生し、土地の人達と共生してきた「ラモンの木」に生る木の実です。
一度植えると100年は育ち、雨量の少ない年でも栄養価の高い実がなります。


特徴はトリプトファンという必須アミノ酸が多いことです!
なんと、牛乳の約6倍にもなります。



トリプトファンはリラックス物質といわれる、体内の神経伝達物質「セロトニン」の原料です。
セロトニンがどれだけ大切か、もう一度復習です。

セロトニンは過剰な興奮を抑え、抑うつ感を軽減してくれる神経伝達物質。
うつ病やストレスに長らくさらされている人、暴力的な人や衝動的な人はセロトニンの濃度が低く、セロトニンの不足はパニック障害、摂食障害も引き起こすと言われています。
生理前の黄体期には脳内の神経伝達物質のセロトニンの生成が減少しますが、これもPMSの原因の1つだとも言われています。

セロトニンは体温調節にも関わっているため、減少すると低体温、冷え性になりやすいです。
セロトニンが減少すると満腹中枢が働かなくなるため、どんどん食べてしまって太りやすい上、また基礎代謝が下がるため脂肪がつきやすくなります。
日中のセロトニンが夜間にメラトニンに変換されることから、セロトニンが減ると不眠にも繋がります。


メラトニンはビタミンEの2倍の活性酸素を処理するパワーがあるし、卵巣の保護もしてくれるので、その元となるセロトニンはアンチエイジングのためにも重要です。
おまけに抗重力筋の刺激を強め、背筋をしゃんとさせ、顔のたるみを防ぐ効果もあります。




★ゴールデンベリー
西洋ほおづきのことで、古くから南米地方で栽培されてきました。
非加熱で天日乾燥されたものにはビタミンCをはじめポリフェノール類が豊富で、ビタミンB群では葉酸、イノシトールが抜群に多いのが特徴です。


葉酸は赤血球の合成にも関わるし、DNAを構成している核酸の成分で、細胞分裂に欠かせません。



★全粒殻付きハトムギ粉
殻まで挽いた全粒タイプの珍しい有機ハトムギ粉です。
ハトムギは漢方で「ヨクイニン」と呼ばれ、イボ取りや美白目的に使われていますが、殻にこそパワーが隠されています。
ハトムギは漢方では代謝の滞りを改善し、イボや白ニキビなどの皮膚トラブル、むくみや関節炎、鼻炎、皮膚炎などにも使われます。
全粒殻付き有機ハトムギ粉は、鉄分は一般のハトムギ粉と比べてなんと約200倍です。




カカオは心にも美容にも嬉しいスーパーフードです!





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Last updated  2013年12月07日 17時48分45秒
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