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カテゴリ:女性ホルモンのために
みなさん、こんにちは。
秘密保護法が、あり得ないほど無茶苦茶な強行採決で可決されてしまったり、本当に呆れることが多い毎日ですが、いかがおすごしでしょうか? しかしすっかり寒くなりましたね。 日曜日、神奈川のうちの畑を見に行くと、にんじんと大根が少し収穫できました。 ↑あまり世話していないので、にんじんは細いのもあるんですが、わりと大きいのもありました。 ↑家で、この大根とにんじんでお味噌汁とかソテーとか作ったら、ひいき目抜きに、本当においしくて驚いてしまいました。 にんじん、甘いんだけど嫌な甘さでなくうまい! やっぱり自然栽培バンザイですよ。 さて、こないだからホルモンのことをずっと書いています。 女性ホルモンのことをたっぷり書きましたが、考えて見ればこの世の半分は男性。 恋人や結婚など、パートナーとしているのは男性だと思います。 そうでなかったとしても仕事上関わりがある方も多いでしょうし、男性親族とのつきあいも不可欠です。 もちろん個性はさまざまですが、男性の器質的事象を分かっていると、よけいなストレスを避けられますし、心のアンチエイジングにも大変いいと思います。 そこで今回は男性ホルモンや男性脳についてのことを、いろいろとまとめてみたいと思います。 受精したばかりの胎児は子宮の中で、女性ホルモンのエストロゲンを浴びます。 この時点では男女差はなく、実は全員「女」です。 エストロゲンを浴びた2、3週間後、Y染色体の上にある性決定遺伝子SRYが働いた胎児には精巣が生まれ、男性ホルモンのテストステロンを分泌し男脳になります。 ここで性別が分かれます。 妊娠6週目から24週目にかけて精巣から大量のテストステロンが分泌される時期があり、これをアンドロゲンシャワーと呼びますが、これによって脳も体も男に変化していきます。 一方、SRY遺伝子が作用しないと、胎児はそのままエストロゲンを浴び続け、女の子になっていきます。 何らかの事情で、男性になるはずのY染色体を持つ男の子がアンドロゲンシャワーをうまく浴びられなかったり、女性になるはずのX染色体を持つ胎児がアンドロゲンシャワーをたくさん浴びてしまうことがあると、半陰陽や性同一性障害などが起こる原因の1つになると言われています。 男性ホルモンは言葉や計算の能力を担当してる左脳の発達を抑える働きがあるそうで、女の子は一般的に言葉や知恵が早いと言われ、男の子の言葉が遅いのはそのせいだということです。 ただ、男の子はその分カバーしようとして右脳が発達します。 右脳は、空間認識能力とか図形処理能力を担当していますので、一般的に男性のほうが地図を読んだり、将棋やチェスが得意なのはそのせいです。 実際解剖学的にも男性の右脳は左脳より大きい傾向にあるようです。 もう一つ男女の脳の違いは「脳梁」です。 脳梁は右脳と左脳の真ん中にある神経の束なのですが、左右の脳の連絡網の役割を果たしています。 この脳梁の神経の数は女性の方が多く、太い傾向にあり、要するに左右の脳の連携がいいのです。 だから女性は電話をしながらテレビを見たり、関連のない仕事を一度にすることが得意です。自分の気持ちを言葉にすることも男性よりうまく出来ます。 それに比べて男性の脳は専門分野がくっきりと区分けされているので、一度に1つのことしか出来ない傾向にあります。 本を読んでいる時に男性に話しかけても反応がないことが多いのはそのせいです。 感情を交えず、淡々と話すことも出来ます。 その代わり、男性は1つのことに没頭して極めていくようなことも得意です。 男性に話しかけて反応がなくても、あなたに興味がなくなったとは限りません。 話し方が冷たく感じても、あなたを嫌いになったとは限りません。 うーん、女性には考えられないことですけどね! また、男性脳は問題解決することが重要ですが、女性脳はそのプロセスが重要です。 女性がダラダラ説明していることが無駄に思う男性は多いでしょうが、ある程度我慢して聞いてあげて下さい。 女性は男性が問題解決を提案するために話を遮っても許してあげて下さい。 これはもちろん一般的にそういう人が多いというだけであり、みんなそれぞれ個性がありますから、女性でありながら男性脳的な人もいますし、その逆もしかりです。 さて男性ホルモン「テストステロン」について、もう少し見ていきましょう。 哺乳類のオスでは睾丸で95%、副腎で5%分泌されています。 メスでも卵巣や副腎から男性の5~10%程度分泌されています。 テストステロンの作用 筋肉増大、体毛増加作用、精 液の産生を促進、性欲増加、やる気促進、血管機能の健康を維持、骨の形成、認知機能の維持、脂肪蓄積の抑制、攻撃、闘争本能促進、孤独願望促進、男性的肉体形成作用など 調べていて面白かったのは「孤独願望促進」というやつです。 テストステロンは、1人でいたい、干渉されたくない欲求を高めることがあるんだそうです。 男性がふらりと一人になりたがることがあるのは、そのせいなんですね。 テストステロンの減少は30歳から始まり、年に1~2%の割合で減少します。 しかし女性の更年期ほどには急激にホルモン分泌は変化しないので、更年期障害を起こすことはまれです。 テストステロンの減少率も個人差が大きく、70代になっても、30代のテストステロン値を維持している男性もいるそうです。 テストステロンがすごく減少した場合に起こること 心疾患になりやすい、精力の喪失、疲労、短気、うつ気分、関節痛、肌の乾燥、骨粗粗鬆症、体重の減少、二次性徴の退行 面白いのですが、手の人差し指に比べて薬指が長いと、テストステロンの分泌が多い傾向にあるそうです。 これは薬指にテストステロンの受け手がたくさんあるからだそうで、女性でもネズミでも同じだそうです。 私は薬指のほうがやや長いんですよ~。自覚あるけど、ちょっとだけ男脳なんでしょうね。 男性でも人差し指のほうが長い人がいます。 でも、がっかりする必要はありません、これはあくまでも「傾向」であり、男性ホルモンは変動もしているし、増やす方法だってあります。 テストステロンを増やすには? ●よく眠る ちゃんと睡眠を取ることで疲労とストレスが解消されて、テストステロン値は高くなります。睡眠時間が短い人はテストステロン値が低いという研究もあり。 ●運動する 運動で筋肉に刺激を与えると、テストステロン値が高くなります。ジョギングなどの有酸素運動とでも筋トレどちらでもいいそうです。 ●太るとテストステロン値は低くなる。 太っている人は痩せただけでも上がります。 ●お酒を飲みすぎない、甘いものを食べ過ぎない ●ワクワクすることをする 異業種の友人との交流や仕事とは関係ない習い事など、ちょっと不安を伴うようなワクワクドキドキすることで増えます。 ●テストステロンを増やす食事 ☆たんぱく質をしっかり摂ること。 ☆亜鉛を摂ること 牡蠣、うなぎ、大豆、納豆、きな粉、豆腐、そば、ゴマ、緑茶、抹茶、麻の実ナッツ、カシューナッツ、アーモンド、黒米、赤米、牛肉、卵黄など ☆ビタミンCを摂ること 果物、赤ピーマンなど ☆アリシンの多い食べ物を摂ること ネギ、玉ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょう 特にタマネギにはケルセチンが多いので、テストステロンの排出も抑えてくれます。毎日2分の1個は食べると効果的。 ☆DHA(魚の油に多い) 不足すると精 液の質が低下し、男性不妊の原因になります。 ☆アルギニンを摂ること 湯葉、鰹節、高野豆腐、きな粉、ゴマ、しらす干し、そらまめ、カシューナッツ、クルミ、海老、ほしのり、アーモンド、エンドウ、ピスタチオ、油揚げ、ココア、納豆、マカ、卵、魚、肉類など アルギニンは精 子の質を高め、精 子の数や運動性を高める働きがあります。 アルギニンは、1日500mgの摂取量が目安。ビタミンB6と一緒に摂ると効果的です。 調べていて面白かったのは、米ノースウェスタン大学の研究。 600人の被験者を対象に、彼らが21歳の時と25歳の時に、テストステロンレベルを測定。 調査期間は5年間で、その間に約3分の1が父親になっています。 ●テストステロンレベルの高い男性は結婚相手を見つけやすく、子供の父親になりやすい。 ●子供が生まれた後はテストステロンレベルが平均50%低下 ●積極的に子育てに参加している人ほどテストステロン値が低い ●研究者たちは子供が生まれた後には攻撃性が低下したほうが良いし、子育てするにあたって、この生理反応は有益だと言ってます。 子供が生まれてもテストステロン値が高いような男性は、だいたい子育てに協力しないし、浮気する可能性も高いようです。 既婚男性で子供がいる場合は、テストステロンはあまり高くない方が、家庭は平和そうですね。 もう一つ面白かったのは、イスラエルのワイツマン基礎科学研究所のゲルシュタイン博士らの研究。 涙の匂いを嗅ぐとテストステロン値がいちじるしく減るそうです。 男性が女性の涙を見るとうろたえることに関係しそうですね。 もう1つ面白かったのが、ミズーリ州立大学の研究チームが行った研究。 成人男性は親しい友人の奥さんと話をする際に、テストステロンの分泌量がいちじるしく減少しているそうです。 研究チームは、人間は仲間同士の平和を維持するために、このように進化したと仮定しています。 なんか腑に落ちると言うか、笑えますね!(笑) もう1つ、多くの男性の関心事は髪が薄くなることですよね。 これは男性ホルモンの影響なのかと思われがちですが、テストステロンは、むしろ毛根を強くし、抜け毛を防ぐ働きがあります。 じゃあ、なんで男性に禿る人が多いかと言いますと、テストステロンは、5αリダクターゼという体内酵素でDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるものがあります。 DHTは胎児の時には発育にプラスなんですが、加齢男性では毛母細胞における髪の生成を妨害し、過剰に皮脂が分泌し、毛穴を塞ぎ髪の生成を妨げる働きがあるんです。 しかし髭や体毛は逆に濃くなります。 確かに、頭は薄いのに、髭や体毛が濃い男性がいますね。納得! またDHTが過剰になることにより、前立腺癌の原因となる前立腺肥大を引き起こすとも言われています。 5αリダクターゼの産生量は遺伝的要因があるので、ある程度仕方ないんですが、なんとか出来ないのかと調べていたら、この酵素の働きを抑える植物がありました。 大豆(イソフラボン)、亜鉛、アロエ(皮に多いアロイン)、かんきつ類(リモネン)、ノコギリヤシエキスです。 リモネンが多いのはオレンジ、グレープフルーツ、柚子の順ですね。 この精油が含まれたシャンプーやヘアウォーターでマッサージするのもいいと思います。 お酒が体内で分解されて出来るアセトアルデヒドは血中のテストステロンをDHTに変える働きがあります。 お酒を飲みすぎると、テストステロン値も下がってしまうので、飲みすぎには気をつけましょう。 人類の半分は男性。 男脳を知って、平和に仲よくいきましょう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年12月13日 10時43分21秒
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