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カテゴリ:女性ホルモンのために
みなさん、こんにちは。
春満開、春まっさかりですね!! うちの庭の畑の様子です。 ↑大根の花。 ↑赤水菜の花。 ↑のらぼう菜の花。 ↑ルッコラの花です。 すごいでしょー? いっせいに花盛りですよ。 小松菜の花は、花盛りすぎてタワーのようになっています。 秋に種が採れると思いますので、また大根の種はプレゼントするくらい取れそうな気がしますね。 お楽しみに―♪ さて、先週の木曜日は、モデルの中嶋マコトさんとランチしました。 マコトさんは、最近私のハマナスの生体水の美容液を愛用して下さっていて、もうすぐ出るコンシーラーも心待ちにして下さっているようで、ほんと嬉しいです。 マコトさんは、いつ見ても輝くような美肌です。 最近あんまり自分の写真を載せていないのですが、鬼は最近こんな髪型です。 ここんとこ、肩くらいのボブで落ち着いています。 イベントの時はヘアアイロンで毛先を巻いてもらうのですが、普段はこれです。 そして。 先週土曜日は、名古屋の松坂屋1階のナチュラリーさんでトークイベントを行いました。 肌のビューティーエイジングの敵である、酸化、乾燥、光老化を防ぐ秘訣についてお話ししました。 たくさんの方にご来場頂きまして、普段なかなかお会い出来ない方とお話出来て、とても楽しかったです。 ありがとうございました。 さて、だいぶ経ってしまいましたが、香りについての続きです。 香りは、常温でありながら気体です。 香りを嗅ぐと、匂いを持った分子が鼻に入ってきて、鼻孔の奥のある嗅上皮から嗅神経を経て、原始の脳である、大脳辺縁系にダイレクトに伝わります。 そのため香りは、自律神経系や内分泌系、免疫系に非常に影響します。 もう1つのルートが鼻から吸い込んで、芳香成分が肺に入るルートです。 ユーカリなどの精油に咳を鎮める効果があるのは、このためです。 肺の粘膜から吸収された精油は血中にも流れ込み、なんと香りを嗅いだ5分後には、血中に芳香成分が出現することが分かっています。 また、精油が面白いのは皮膚からも吸収する点です。 精油は分子量が100~300とかなり小さい上に脂溶性なので、真皮の毛細血管から体内に入ることが出来ます。 植物オイルに精油を入れたアロマオイルでの肌へのトリートメントは、このルートで作用します。 日本でも、近年アロマテラピーを医療に使うという流れが起きています。 精油の効果を科学的に検証した実験データも、最近はいろいろとあがってきています。 前回は、アルツハイマーや認知症、ダイエットと精油の関係についてお話ししました。 もう1つ気になるのが、女性ホルモンに関する作用です。 谷垣礼子医師らは、東京都済生会中央病院のアロマセラピー外来で、月経困難症、PMS、卵巣機能不全、更年期障害の患者さんにアロマテラピーを行って、1か月ですべての疾患で症状が改善したことを発表しています。 こういう症状によく用いられる精油としては、ローズ、クラリセージ、スターアニス、バジル、カモミール、真正ラベンダー、ゼラニウム、サイプレスなど。 クラリセージには「スクラレオール」という女性ホルモン様物質が含まれていて、体内でエストロゲンと同じように働きます。 その他、エストロゲン様作用があることが分かっている精油はアニス、サイプレス、ニアウリ、スターアニス、フェンネル、バジルなどです。 ネロリも含まれるネロリドールという成分がホルモン様物質です。 女性ホルモンのバランスを整えてくれる精油としては、ローズ、ゼラニウム、サンダルウッド、アトラスシダー、イランイランがあります。 私はこの中でも、やっぱりダマスクローズの香りには特別な威力があると感じているのですが、ローズに関してもいろろなエビデンスや実験結果があるので、ご紹介したいと思います。 ローズの香りの成分はゲラニオール、ネロル、フェ二ルなどですが、このゲラニオールに、女性のホルモンバランスを整える作用があります。 その他、抗菌、消炎、収斂、抗アレルギー、ストレスの解消、精神安定作用、リラクゼーション作用などがあります。 ローズの実験で面白かった1つめが、14人の女性をローズの香りを嗅ぐグループと嗅がないグループに分け、ストレスがかかりやすい進級試験の3週間前から、ローズの吸入を実施。 吸入の方法は、1%に希釈したローズ精油を紙に付けて、その紙をシャツの襟に付けて、着用しているというもの。 そして試験中と試験後に、ストレスホルモンコルチゾールの唾液中の量と、肌バリア機能の指標である肌の水分蒸散量を測定したという実験です。 結果、ローズの香りを吸入をした群は、試験中、試験後のコルチゾールの量と水分蒸散量が、吸入なし群と比較して、優位に低く抑えられていたそうです。 ストレスがかかると、通常肌のバリア機能が落ちるのですが、ローズの香りを嗅いでいると、ストレスが緩和され、肌バリアが守られているせいで肌の潤いが保たれるというわけです。 もう1つは、ある大手化粧品会社で2012年に行った実験です。 20~30代の正常な嗅覚をもつ健常男性10名(非喫煙者)に、実験目的や香りの種類は教えないで行った実験。 特定の香りをつけた女性に隣に座ってもらい、一定の時間心拍の変動を測定し、その後、その時に感じた気持ちを調査。 <測定した香りの種類> ローズ、レモン、ムスク、タバコ 結果は、どの香りの場合も、無臭時より交感神経が活性化してドキドキしたそうですが、特にドキドキが強かったのが、タバコとローズ。 ただ、ローズはロマンティックな気持ちでドキドキしていますが、タバコの香りはイライラしてドキドキしているようです。 同じような実験なんですが、女性にローズの香りを2ヶ月嗅いでもらい、その使用開始前の顔写真と2ヵ月後の顔写真を比較し、男性ボランティアにどちらの写真が魅力的か判断させると言う実験です。 結果。 ローズの香りを嗅ぐ前の写真より、ローズの香りを嗅ぎ続けた2か月後の写真の方を「魅力的だ」と評価する男性が、有意差をもって多かったそうです。 これは、ローズの香りで女性ホルモンが活性化したのか、ストレスが軽減して表情がイキイキしたのか、はたまた両方なのか良く分かりませんが、ローズの香りのパワーってすごいですよね!! その他、風邪などのウイルスを撃退する精油としては、ティートゥリー、ユーカリがあります。 ティートゥリーには「テルピネン4-オール」という成分が含まれていますが、これがウイルスを攻撃するのです。 また、ユーカリやラバンサラには「1.8-シネオール」という成分が多いですが、免疫力を増強する作用があります。 これらの精油は風邪やインフルエンザにも良いですが、免疫細胞に働きかけるので花粉症などのアレルギー疾患も和らげます。 特に、花粉症にはユーカリラジアタがおススメです。 風邪や喘息で咳込む夜にも、ユーカリラジアタとティートゥリーは味方です。 また、血圧を下げる作用がある精油もあります。 1週間に1回、計8回アロマオイルでトリートメント(精油をオイルで希釈します)すると、収縮期も拡張期も両方の血圧が下がったというデータもあります。 この時に使用した精油は、ローズ、ジャスミン、ラベンダー、ローズゼラニウムだったそうです。 また、精油には痛みを緩和する作用があることも分かっていて、有効成分も判明しています。 1.8-シネオール、β-ピネン、ミルセン、酢酸リナリル、シトラール、シトロネラール、ジンゲロールなどです。 これらが含まれている精油には、ローズマリーカンファ―、ジュニパーベリー、ローズ、ラベンダー、バジル、ユーカリ、ラバンジン、ゼラニウム、レモングラス、ジンジャーなんかがあります。 筋緊張性頭痛には、スパイクラベンダー、真正ラベンダー、バジル、ペパーミント。 ひどい肩こりには、ラバンジン、ウィンターグリーンが効きます。 私はジュニパーベリーやローズマリーカンファ―もよく施術に使いますね。 不眠に作用する精油の成分も分かっています。 リナロールと酢酸リナリルです。 ローズウッド、真正ラベンダー、クラリセージ、プチグレンなどに多く含まれています。 他にも、肌につけると一重項酸素を無害化してくれる精油とか、がんに作用する精油とか、いろいろな精油のすごさが分かりつつあり、これからも精油の世界から目が離せないです! ところで、私は春だと言うのに、息子と家の中で遊んでいて、うっかり足の薬指を骨折してしまいました(T_T) 全治1か月だそうですが、そのあともうキャンセルできない予定がいくつもあり、足を引きずりながら九州に行ったり、名古屋に行ったりしていたら、悪化してしまったようで、今日「もう歩かないように」とお医者さんから怒られてしまいました(*_*) 施術院もしばらくお休みになってしまいそうで、患者さんにもご迷惑をおかけします。 痛みはほとんどないんですが、生れてはじめての骨折で、指一本でもこんなに影響が大きいことを、ひしひしと実感しています。 美的水素、ベジシリカ、ビタミンD、春ウコンを飲んで、早く治るよう頑張ろうと思います。 手の平の日光浴にも、地味に励んでいます。 ビタミンDの合成のためです。 常温でありながら、気体。 植物が持つ香りの力は、もはやリラクゼーションだけじゃない!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年04月06日 17時44分05秒
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