ついこの前のお話だけれども、私は電車に乗ってた。
京王線だ。
新宿から特急に乗ると満員とまではいかないが結構人が多かった。
新宿を出発し、30秒ほどすると私の斜め前、90ｃｍほどに居る人の携帯電話のメール画面が見えた。（見たんじゃないよ、見えたんだよ＞＜）
その内容はこうだ。
「電車が臭い
我慢できないよ
」
それを見た私は
「なんだとっ！！」
と思い自分の脇のｽﾒﾙを匂ってみた。
大丈夫だ。臭くない。だってさっきシャワー浴びたばっかだもんね。
ﾎﾝﾄだお＞＜
しかし、特に電車自体も臭くない。
となればこの女性は何を言っているのか？
臭いのはお前じゃないのか？見るからに体臭が臭そうな顔してるし。
冗談は顔だけにしろよｗｗｗ
と、心の中で叫んだ。強く強く。
そのまま明大前（特急の場合新宿の次の駅）に着いた。
京王線に乗ったことがある人なら解ると思うが、明大前は結構乗り降りが激しい駅だ。
周りに居る、15人ほど降りて15人ほど乗る。そんな感じだ。
乗降車が終わり、ドアが閉まった。
すると、何か臭かった。とても臭かった。
例えるならばすっぱい臭いと都こんぶを臭くしたような臭いを足して×２したような臭いだ。
その異臭の発生者は目の前の中年男性だった。
よくよく見ると、さっきｸｻｲとメールでうっていた人の斜め後ろ20ｃｍ程に居た人だ。
図で表すなら
ドア
↓
――――
○←メールの女性
○←異臭男
○←私
とまぁこんな感じでさっきまで居たけど、今は私の目の前に居るって話だ。
ｽﾏﾝ、メールの女性。
顔が臭そうとか言って＞＜
勢いで言ったんだ。反省はしてない。
そんなこんなで、その男の異臭を嗅ぎながら電車に揺られていると、おや？不思議。
なんだかｸｾになっちゃった！？覚醒しちゃった！？？？
ﾔﾀﾞｯ、私のﾊﾞｶｯ＞＜
我慢できないよ
」
