AQUA－RECORDS

昨日、帰宅途中、電車の乗り換えで時間があったので本屋をのぞくと、この本が。

もうすぐDVDが出るようだが（もう出てる？）、まだ、映画の方は見てない。
しかし、本から作品に入る、というのもなかなかいい。文庫本だから安いし。

１日ちょっとしか経ってないが、もう半分近くまで読んでしまった。
会話が中心でなかなか読みやすく、そして、かなり、面白い。

小説の文章の中から、「クリプトコリネ」だの、「ルドヴィジア」だの、「ロタラ・マクランドラ」だのが出てくると、やはり妙にうれしい。そして、それらが「魔法の呪文みたい」とか、「ドイツの女スパイの名前みたい」とか表現されると、普段何気なく使っている水草の名前が何だか特別なものに思えてくる。なるほど、そういう風にも聞こえるなあ、と。
なんせ自分のよく知っている世界が、小説の中に繰り広げられているのだから、どっぷりと浸かって読んでしまっている。

映画より先にこっち読んでおいて正解だったかも。

しかし、長澤まさみはイメージしながら読めるけど、山田孝之はイメージしながら読めないのは何故か。往々にしてあるが、映像化されていると、原作のイメージとのズレがある場合、少し読みにくい。