朝の雨・・・。
眠剤を飲んでもなかなか眠れなかったのですが、5時から6時くらいまで1時間ほど浅く眠っていました雨の音で目が覚めました。おーじろうの朝ごはんを作りに降りて行くと母が気持ち悪そうに横になってました。「食あたり??私は同じ物食べたけど大丈夫だったよ・・・」私が心配していると父が「自分の年を考えて食べる量を考えればいいんだ。クソデブ。おまえもやたらと食べ物与えるな!!」と私に怒鳴りました。鰯の目みたいに充血していて、雨がたくさん降っているからゴミ出しに行くのをためらってようイライラしている様子・・・。すごく悔しかった・・・。自分は好き放題女遊びをしたり、勝手なことをしているくせに・・・。具合悪くしている母にクソデブなんて、許せない。まとめてあったゴミ袋3つ持って父の焼酎のボトルも中身が入っているけどごみ袋にいれてやりました雨に打たれたい気持ちだった私は、あまり人や車の通りが少ない時間のうちに傘をささずに外へ飛び出しました。 朝の雨は冷たい、でも父を恨む気持ちを洗い流してくれる気がして小走りで雨の中をすすんでいきました。冷たい・・・でも雨は嫌いじゃない。父は言葉を魔物に変えて表現したんだ・・・。デブでもなんでも私の大事な母親だから、自分さえ良ければいいと思っている父を私は理解する気持ちになれません・・・。・・・10年以上前のことがこみ上げてきました。中学生の頃、私の席の隣の男子が突然給食中に、てんかんの発作を起こして私のほうへ横倒れてきました・・・。私は初めて遭遇して私だけじゃないと思いますが、顔色が紫色になって目が白目を向いて、泡をふいて・・・私は怖くて怖くて叫んだ後に泣き出しました。他のクラスメイトも唖然としていて私のように泣き出した女の子もいました。男子も普段,モリモリ食べているのに唖然として箸を持つ手を止めて残していました。そんな状況の中で、気にもせずに黙々と焼きソバを食べている男子が2人いました。よく普通な顔をして平気で食べていられるのだか・・・怒りと同時にその2人を理解することの出来ない自分がいました。自分だけ良ければいいと思っているんだ・・・。人の本性はこういう切羽詰まった状態の時に現れるんだ・・・14歳の私は知りました。父の姿と焼きソバを黙々と食べる男子2人の姿が重なりました。雨はさっきより激しく音をたてて降っています。こんな気持ちも雨と一緒に流れてしまえ・・・。母は大丈夫かな・・。1人で美容室を切り盛りしているので、昨日は朝から夕方までびっちりお客様が入っていたから、はりきりすぎたのかな・・・。父の言うことなんて気にしないでゆーっくり休んでほしいなぁ・・・朝の雨はひんやりしたけど、なんとなく優しい感じもしました・・・。