ゆるゆるな生き方と旅と家飲み 元セミナー講師で、白いタイヤキ屋だった中古車買取店店員のブログ

昨日は日記書こうと思いながら、気づけばいつの間にか寝てしまっていたな・・・。


まあ、少し落ち着いたって事か[m:75]




それはそれで、良いことだ。




いろんな人を見てきた。



その人の、良いとき悪いとき。




いろんな人の、その人を取り巻く人たちを・・・。







人を集める力のある人はいる。


いや、集めると言うか、集まってくる人だ。






不思議なぐらい、その人の周りには人が集まる。



良いときは。



そかし、少しその人の状況が悪くなると、いっぺんに人たちは去っていく。


ごく一部を除いて。



あれだけ取り巻いていた人たちが、急にくもの子散らすように去ってゆく。



そんな状況をこれまで何度と無く見てきた。

見せ付けられてきた。



人はどうして、そんなに簡単に人を裏切れるのだろう。





あれだけ尊敬していたでしょ？

あんなに世話になっていただろ？

あんなにも愛していたんじゃないのか？





あなたはその人の心を愛したのか？

それとも立場を愛したのか？




それぞれの状況もあるだろう。

もちろん、動揺もあるだろう。




それにしても。


一度は自分の信じた者を

そんな簡単に・・・・。



あなたは、そんな自分の生き方が悲しくないのか？





こんなときは、人のココロがよく見えると言った。

・・・・もっと露骨な言い方をすれば、敵か見方かはっきりする・・・

悲しいことなのかもしれないが。

どう思われてるのか知らないが。



こんな私でも、感情を持った生身の人間である。


いくらクールに見えても、無意識のレベルで、今後の人間関係に影響を与えてしまうだろう。



そうかと思えば、今までほとんど接点の無かった人が、ものすごく力を貸してくれたり、真剣に取り合ってくれたり、また、そんな状況に関係なく、何事も無かったようにやさしく見守ってくれたり。






人の付き合いにおいて重要なのは、長さではなく密度だ







電話が掛かってきても、失礼な話最初誰だかわからない人もいた。

一度か二度、ほんの数分しか会ったことが無い。




そんな人が、なぜ真剣に力を貸してくれるのか？



理屈では解らない。






ただ彼らは、みんな同じように過去につらい経験、悲しい経験をしていることを私は知っている。


人一倍、涙を流した事のある人間だ。




だから、困った人の立場がわかる。


傷ついた人のココロが解る。


また、手を差し伸べることだけが“やさしさ”ではないことも知っている。





だから彼らは、唯一自分にだけ出来る方法で、困った縁の有った人に手を差し伸べるのかもしれない。


自分がしてもらった時と同じように。




今、この状況、この立場に立って初めて私は思う。


人は簡単に「恩返し」と言うコトバを使うけど。

ほんとに困ったときに、人から助けてもらった恩なんて、一生かかったって、その人には返せるわけが無い。



彼らはそのことを知っているから、他人のために真剣になれるのかもしれない。



そうなれるまでに、たくさんの涙を流したんだろうな。





『お前もまだまだ涙の流し方が足りないようだな』





もう何年も前、そんなことを言われた記憶があるが、少しだけわかった気がする。