ゆるゆるな生き方と旅と家飲み 元セミナー講師で、白いタイヤキ屋だった中古車買取店店員のブログ

『なぜ（その人のために）そこまでするのですか？』

そう聞かれた。



即答出来なかった。



いや、質問の意味がそのときの私には理解できなかった。






冷静に見ると、理解できない行動だったのかもしれない。

滑稽に映ったのかもしれない。




「自分としては、当然の行動を取ったまでだ」

なんていう意識も無い。



別に逃げ出しても良かった。

『逃げるのはいつでも出来る、だから最後まで見守るべきだ』

なんて事言うつもりも無い。





人はそういうけど、でもみんな逃げ出したか、一度は逃げようとしたじゃないか。






それが現実。




知らん振りしていても、別に誰もなんとも思わなかったかも知れない。








でもなぜか、それが出来なかった。

その理由は本人にも解らない。



バカなオトコたち。


私と同じような行動を取ったオトコがいる。


その理由は、やはりいくら問いかけても本人にも解らない。


こういう場面で、オトコはバカで愚かで、非現実的なのかもしれない。



確かに私は、その人に恩がある。



その“オトコ”もそうだ。












確かに、あの日あの時あの瞬間、そのことが無ければ、今の自分は無いと思ってる。

だから、たとえその人が世間から見てどんな人であろうと、そんなこと私には関係ない。




ただ、単純に量的に考えると、その恩はとっくに返してるはずだし、多分補って余りあるだろう。






そんなことを冷静に考えられるほど、私のココロは成熟したオトナになりきれていないのかもしれない。











『なぜ（その人のために）そこまでするのですか？』



今いくら考えても、その“問い”に対する答えは見つからない。