ゆるゆるな生き方と旅と家飲み 元セミナー講師で、白いタイヤキ屋だった中古車買取店店員のブログ

久しぶりに娘に会った。

高校の修学旅行のお土産を渡しに来てくれた。

実家に。


大きくなった娘、年老いてゆく母。


それが現実。




こんなに大きな女の子が、私の娘なんて、不思議な感じ。

でも、現実に血のつながった親子だ。



変に緊張する

何を話していいかわからない。





何だろな、変な感じ。





何を話してよいのかわからない、そして差し支えのないありきたりな会話の中で、一人称として“お父さんは”ってコトバが使えない。


何だろな。


照れてるのか？




せっかく久々の再会だったのに。

まともに正面から顔見れ無かったよ。


会う前は、一緒に写メでも撮ろうと思ってたのに。




夕食をとりながら、何となく映っているテレビについて語るぐらいが精一杯だった。

あと『兄ちゃんどうしてる』とか。





あきまへんなあ。






一緒にいた、小さい頃の記憶は鮮明に残ってるのに。


離れて暮らすうちに、こんなに大きくなると、どう接したら良いのか解らなくて。











でもねえ。


きっと娘もそんな気持ちだったのかもしれないね。





直接聞いた訳じゃないけど。




「父さんって、（小さい時の記憶が無いから）どんな人か解らない」って。


母親とか、周りの人から“そんなところがお父さんに似てるね”ってコトバを聞いて、「ああ、父さんってこんな人やったんや」って。




そして今目の前にいる、周りが“あなたのお父さんだ”と言うこの浮世離れした中年オトコを自分の中のイメージとダブらせて私の事を父親と認識し、接している。


そうなのかな。


離婚したときはすでに小学生になっていたが、でもよく考えると小さい時ほとんど接点は無かったな。


寝てる間に会社に行き、帰ってくるときはもう寝ているから。


たまに起きてるときに帰ってくると、『わぁ、オトーさん来たで』って、騒いでた。


で、



たまに起きてるときに出かけると。



『また来てね～』




まあ、このセリフは世の中の大半のオトーさんは言われた経験があるはずなんだが。


と思う。







まあそれでも、こんな私でも父親と認識して接してくれるだけで有り難いことなのだが。







帰り家の前まで送って行ったけど。




４～５分の距離だが。










その間もほとんど会話も無く。









家の前で、ちょっと早いお年玉を渡すのが精いっぱいだった。









今度会うのはいつの日かな。

きっと、お正月も会わないだろうしな。











再来年の春の、高校の卒業式ぐらいには顔見れるかな