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テーマ:中学校って・・・(602)
カテゴリ:家庭教師先で
私の弟は上海で生活をしています。
デモのニュースが流れた際、 「先生の弟、大丈夫なの??」 とみーちゃんに聞かれました。 「大丈夫みたいだよ。デモは家の前を通ったらしいけど」 「ええー!?危ないじゃん!!」 そうなんです。 私もデモ隊が家の前を通ると聞いたときは 心配になりました。 が、 日本ではあんなに大々的に騒がれていたデモも、 上海の一般の人々みんなが参加したわけではなく。 むしろ 「うひょ~、怖い~。近づかないでおこう・・。」 てな反応の人の方が多かった様子。 弟の中国人の友人もそのように感じていた方が 大半だったとか。 考えてみればそうかもしれません。 例えば、日本で 「○○人を国から追い出せ!!」 なんて少々激しいデモがあったとしても、 よっぽどの状況がない限りは 普通の人は冷静に対応するのが当たり前。 よし、参加しよう!なんて人は ごく少数でしょう。 テレビとしても 投げ入れられた卵や ペットボトルの数がどうのこうの言うのなら、 あんなデモを無視している人たちを もっと写したらいいのに・・。 でもやっぱりね、 ニュースにするときは 衝撃的に伝えた方が目を引く。 日本のマスコミが多少オーバーに報道するのも 仕方がないことなのかもしれません。 お金も絡んできますしね。 それによって、 「中国って怖いところだ!」 とか、 「中国人は嫌なヤツだ!」 なんて意識を持つ人が増えることに対しては あんまり気になんてないでしょうし。 事実、みーちゃんはこのような意識を持ちつつあったようです。 「でもさあ、みーちゃん。 ○○中の人はガラが悪いとかいっても、 その中の人全員が悪い人ばかりってわけじゃないでしょ。 テレビとかはどうしても 目立つところばかりを写すけど、 そうじゃないことも多いやん?」 「うん。それはわかる。」 「だから結局さあ、中国人の友達を作っちゃえばいいのよ。 ああいうデモに参加している人たちって、 きっと素敵な日本人の友達を持ってないと思うのよね。 だから日本のいいところは伝わらないし、 悪いところはさらに悪く伝わる。 友達になって、いいところも悪いところもわかっちゃえば お互いにもっと仲良くできると思わない? 仲が悪いよりも仲良しの方がいいに決まってるんだからさあ。 それがやっぱり私たち凡人にもできる 最高の国際交流だと思うよ。」 みーちゃん、目がきらきらしてきました。 「先生!!わかったよ! 私、先生の弟と一緒に演説するわ!上海で! みんな友達になりましょうって!!!」 演説はしなくてもいいけど、 みーちゃんのその意気、私は買うよ(^^) 【楽天ブックス】世界がもし100人の村だったら 新聞のコラムなどでも 以前よく取り上げられていましたね。 絵本ですが わかりやすくて、しかも深い。 読んでみると 私たち日本人が普通だと思ってしている生活が いかに素晴らしいものであることか、 わかりすぎるくらいわかります。 デモに参加した人たちが私たちのように恵まれた環境にないのなら、 あの映像を見ても多少は許せるかも・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月27日 18時01分39秒
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