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『東洋の復権』 

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December 17, 2008
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カテゴリ:訪問鑑定します

あ~困った、こまったことだわ。 ぼやいています。                                いよいよ、年も押し詰まってきましたね。                                                                    ところで、みなさま、インフルエンザ大丈夫ですか? 

          ダッシュ          車          コーヒー                                     

今日は、訪問鑑定の様子を、記事にしてみようと思います。                   年を重ねるごとに少しづつ人は進歩していると希望を持って生きて行きたいと、思っていますが、それが、なにか、だんだんと後ろにずり落ちているのではないかと思うしかないご相談の内容に、ゆううつなのです。

相談者が女性側のご家族からだけなので、立場が一方的になりますが、要は、結婚して子を成して、離婚して、子を連れて実家に帰ってきた娘の再婚に関してのご相談です。 

いわゆる " 出戻り娘 " の再婚です。

ここ3,4年とっても多いのです。若くして恋愛結婚をして、1年~数年で簡単に離婚をしている、そういう印象の若い人です。                                        子供は0歳~5歳で幼く、2、3人も連れています。                             少し前なら、こういうケースは、家庭がしっかりしていない家の娘さんが、親がしっかりしていないから起こすトラブルだと世間では片付けていたものです。

しかし、このところ共通しているのが、女性側の実家がしっかりしていて、例えば親が教育者、または経営者、祖父母の代からそこに暮している安定した家庭の娘さんなのですね、、、                                                 経済的に困っていない実家の両親が、離婚した相手側の男性の援助なしに、その出戻ってきた娘家族の世話をしています。                                               そして、次は娘にとってのしあわせな再婚相手を望んでいます。                    その段階でのご両親からのご相談です。多いですね。

『 今度の相手は大丈夫でしょうか?』 それに尽きます。

また共通しているのが、離婚の原因、男性の生活能力のなさです。             働いた収入を家計に渡さず全部ゲームに使ってしまっていたとか、         毎日仕事に出かけても何処かで遊んでいて、カード破産をしたとか、ついに行方知れずになったとか。本当に今様? 世相そのものの姿を見る思いです。 我が子を黙って捨ててしまえる男と結婚しています。責任を取るという精神を知らずに育った男と恋愛?結婚してしまった。   

                                                                                               そして、もっと共通しているのが、離婚に至る前の1~3年間、娘夫婦の家計の面倒を、助けたり、援助している女性側の実家の姿です。                                 娘のいう事だからと両親が仕方なく認めた相手の男は、とりあえず、名の通った学歴の、名の通った企業の社員だった。                                                                   過去、ある程度役に立った基準が音を立てて崩れているという事でしょうか?                                               問題は表からは見えなかったそうです。                             ほとんどそういうケース、中を開ければ、苦労を知らないパターンです。            同じケースを何度も見せられますと、                                               これは、社会現象かもしれない?   とさえ思ってきています。                          

初めての結婚の時、お見えになっていたら、、、                                双方の命式から、お互いに妻縁薄く、夫縁のないカップルだったら、そもそも配偶者縁も家庭運もない二人の出会いなら、余程の覚悟と努力をしないと、結果は火を見るよりもあきらかです。

でもねぇ~初めの恋愛中に相談に来られても、                                 おそらく忠告に耳は貸さないでしょうね。                             倫理道徳の崩壊した荒地の上で教育されて、                                                 幼い時から好き!嫌い!の白か黒かの判断基準で自己を主張する事を自主性として誉める大人がいたのだから、、、自分が好きで決めた事が正しいと思い込んでいるのだから、、、                                            客観性のないレベルでの自己主張に止まっている。                             『嫌い』は悪、『好き』は善、好きだからいい事!幸せ、楽!               『嫌い』をけとばして放り出して、ウザイよ! 好きな事は自由よ、希望よ!       というモチベーションを強く人に持たせておく事は資本主義には都合がいいのです。今のマスコミの媒体はほとんどがこういうメッセージを流し続けていますから、その影響も受けているのでしょう。                               

好き!その価値観でチョイスさせて、モノを買わせられるのですから。 大衆はいろんな価値観を持たない方が、楽なのですよ。好きで楽しい事ばかりを追っかける人がお客なら、売るのは楽ですからね。

         月          月          月

こういうご相談はなるべく相談者のお宅に行っておこないます。                         娘さんだけの問題ではなくて、一家の、一族の問題という捉え方です。            運命というのは、繰り返します。                                             そして運命の根っこは両親へ、祖父母へと遡るところにあります。                                  それとやはり正しい結婚の姿は、二人だけのものではないという事を理解してほしいからですね。

当事者の娘さん、ご両親、祖父母、家族全員の人に参加してもらってその輪のなかで鑑定のおはなしをします。                                           そのなかで、ご両親に頷いてもらい、祖父母のお顔に笑みがこぼれるまで、2~3時間、いやもっと掛かる場合もあります。帰り際、見送ってくれる御家族の全員のお顔が明るく生き生きとしたものに変わっているのを見届けてから、いつも車のドアを閉めます。帰路、心の底からご一家のしあわせを祈りながらハンドルを握っています。その時がこの仕事のやりがいを感じる時です。                                                                                                  






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Last updated  December 31, 2008 10:08:52 PM


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