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『東洋の復権』 

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January 24, 2009
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カテゴリ:家族関係

今日は、此処でも、お昼前にチラチラと雪が降りました。                          ホンの1~2分の出来事でした。

それを見る事が出来たのは、                                        『 ほら!雪が、ゆきふってますよ!』と言われて見上げた窓の外です。                                                 あら、あら!と言っている間に、止んでしまって。

          くもり          雪          くもり

関西以西においては、" 「お水取り」のころが一番寒い " と言います。              東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)の頃です。

幼い頃より家族の会話で聞いていたこの言葉を、昨年2月、京都に行った折、電車を待っているホームで、白髪のおばあさんが、

『 もう、そろそろお水取りですやろ。寒うおすね~ 』と独り言のように話しかけて来られました。『 ほんに、お水取りの頃は寒いって言いますね。』

『 お水取りが終れば、もう春が来るって 』  『 ほんとうに 』

関西だと”お水取り”をキーワードに見ず知らずの人との会話ができます。重要な行事と季節感と伝統を共有している事が、お互いに親近感をもたらすのですね。              

さぁ、でも、今からどれだけの子供達が、此れから先、こういう風土が育んで、人びとが守って来た言葉を日常に使うでしょうか?                                  廃れたら寂しいし、モッタイナイ気がします。  

そう、今日は、その、寂しい、廃れてもったいないお話になります。                               昨日飛び込んできた訪問鑑定。 

昨年、都内のK大学を卒業し、今は都市銀行に勤務する息子、長男さんが、今付き合っている彼女といっしょに暮らしたいからマンションを捜していると1週間前に言われ、悩んで、うちへ飛んで来られたお母さま。                                                                                                                                            いやいや、もう、驚きませんよ~。 よくあることですから、、、、、、                                              今時の男女のお付き合いが、こういう流れで転がっていくのを、どう言ったところで仕方がないようです。まず、最初は現実をそのまま受け入れるしか、それが今の風俗として対峙するしかないようです。                                                   この種の、最年少のケースでは、高校1年生の息子さんに、次ぎのように言われたという母親もいます。

『 僕の部屋で、彼女といっしょに住んでいい? 』                                  この母親は、驚いて叱るというより、あっけに取られて、とっさに、                              『 だめよ!あなたの部屋は、本当はお父さんの持ち物だから。あなたが出て行くまで、貸してあげているだけ、おまえの持ち物じゃない。』                                  と、言って息子の行動を阻止したのだとか。

運命鑑定の結果は、やっぱり、弱いですね。こういう二人の結婚運。                        弱いから結婚の形の擬似型に陥ってしまうのですね。                                                             

もう、私の胸のうちは、何かでいっぱいになって。                                  不幸の兆候は、無念です。                                                                        

この先、いっしょに暮らし始めたとしても、ゴールは結婚ではないでしょう。別れです。 持たないです。それでいいのかなぁ・・・・・・                                                                         私の目に見えているものを抑えながら、母親の話すことを聞きます。

二人は、中高一貫教育の有名私学の同級生。就職と同時に急接近し。私を驚かせたのは、なんと、この一年近く、毎日会っているんだって!                                                                       毎夜毎夜、彼の帰宅は深夜を廻り、金曜の夜から日曜の夜まで、家には帰ってこない。 いや、若いとはいえ、新入社員の彼、大丈夫なの?                           仕事に集中する時ではないの? 老婆心が、出てきます。

彼、『 うまくいったら、結婚したい』                                             彼女『 家賃とか、生活費をシェアしたい 』

『 息子が毎日、彼女に会って外食し、遅い帰宅、週末は2泊3日で帰宅しない、お金がないので車の中とかで過ごしているらしい。それを彼女の家が放置しているという事実。何を言っても親の言う事を訊かない娘さんなのかと、、、 彼女の父はT大を出てるのに、、』 と、母親がグチっぽく不安な心境を話している。                                                                                                         

両家共に都内で会社を経営し、、、そう、大抵そう、、、社会的には。        言ってみれば、西洋文明の知識を人以上に身に付けた旺運を持ち、今の時代の物質的な豊かさを享受している事の満足感に溢れた両家。その父母は申し分なく、今の時代の成功者といえる家庭から育った、彼ら。

でも偏った豊かさのなかで、子供の自主性を重んじるという言い回しの自由を与え過ぎたのではないだろうか?                                                                                                                    

こういう仕事をして、似た事例に出会うたびに、頭に思い浮かぶのが、                    

なにかが、消えていっている。なくなっていっている。喪失感。                                   刃の先端。刃は切っ先からこぼれていく。 毀れていく。                                     運命学の言葉 ” 旺ずる極みは衰 ”  こわいなぁ と思う。                           バランスが大事。 命学は均衡を重んじる。 その通りだと。                              

でも、彼らに罪はないのよ。生まれた時から もう何もなかったのだから。

家というかたち、先祖、父権、長男の立場、社会的責任、両親に心配をかけない、結婚前に!、子孫繁栄などなど。一昔前の社会の大人なら一言いえば、その中味の判る当たり前の常識を表す言葉。                                             その中味がボロボロと壊れていっている。 

若い彼らからは、もう聞けない言葉、お説教をする時にしか、使わない言葉かもしれませんね。 (笑) このまま廃れたら、もったいないです。                  

          月          晴れ          月  

運命鑑定とは、何も知らない私に、今の世の中の世相の実相を、ありのまま見せてくれる、実に有り難い仕事です。 

感謝申し上げます。 

 

                   






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Last updated  January 25, 2009 06:38:55 AM
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