カテゴリ:東洋思想
自然は、いつに変わりなく春の息吹で満ちています。 最近は、ここ楽天にもご無沙汰です。 (笑い) 寸暇を見つけては花や木々に触れ、眺めて過ごしております。
今まで、運命学の、、、と言いながら、宇宙の運行だ、人の意識の地中深いイメージを書いてきましたが、今日は天文です。 だって、暦は天文学でしょう。 太陽を見あげて、と言っても眩しくて無理ですね。 (笑い) 夜なら空を見あげて、又は天空を想像しながら、 今日の記事は読んでいただけたらうれしいです。 おおざっぱな運命学の3回目、とりあえず締めくくりの記事になります。 夜空を見あげながら、ファンタスティックに想像したり、深く思考したり、 瞑想したり、興味深く、たのしんで読んでくださいね。 私たちは、大宇宙の中の小宇宙=銀河系の片隅に位置する太陽系の星、地球に産まれて来ました。 私たちはとりあえず、その太陽エネルギーのおかげで生物としての生を成り立たせています。 生きています。 自分がこの世に生まれた【時】の、 太陽エネルギーとの関係はどうだった? (自分の意識や意思に関係なく、自分が望もうと、拒否しようと) この命の誕生した【時】から、死までのプロセスを運んでくれる太陽エネルギーとは、自分はどういう関係なの? 地球の天球上の太陽の見かけの通り道のことを黄道といいます。現在の科学では、ある【時】 (年月日時の)太陽の位置を表現するのにこのように計算をし数字を用います。しかし、3,000~4,000年まえの中国の知恵のある人々は、それを、十干と十二支という仮借形容詞を組み合わせて、表現しました。 十干とは、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸で、 十二支とは、子丑寅卯辰巳午未申酉亥戌です。 十干とは五行の5(その陰陽で10)進法、 十二支とは五行で5種類の、陰陽でいう6組の(6、12)進法で、 その組みあわせから60の組み合わせ、還暦があります。 そして、組み合わせた仮借形容詞の表現が繰り返されて暦ができています。私たちが地上に生きる命として地球上に誕生した際の、 その一瞬に於ける太陽と地球の【空間】上の位置(黄道上のその位置)を、仮借形容詞の言葉で表したものを、運命学では、私たちひとりひとりの固有の運命の地図=命式とします。 簡単にいうと東洋の運命学は太陽系ですね。 その同じ表裏に、星系で西洋の《占星術》があります。 日本の歴史上、都が明治維新まで京都にあったことから、それまでの海外の文物は、中国大陸から朝鮮半島を通って京の都に渡来しました。東洋系の運命学、及びその文献は、長い年月を掛けて関西を中心に広まっていましたから、関西では、古くから一般人のなかでも趣味として《易》や《論語》・東洋運命学を学ぶ人は多かったと思います。歴史や伝統、土壌があるのですね。 それに比べると、それから後、東京へ都が移って、西欧からの文物が東京へ入ってくるようになって、西洋の《占星術》が、東京を中心に広まっています。関東では東洋的な運命学よりも西洋占星術の方が、マスコミ的にも一般的だと思います。 歴史の経緯は、この位にして、 私たちの用いる暦は、地球が太陽の周りをまわる周期を元に、その連続する空間の位置を、流れて行く【時』として捉えます。 それを、単に流れるの時として理解するのではなく、 誕生のその一瞬における、黄道上の位置模様を、 その縦糸を【時】に、横糸を【空間】にとって織りなした位置模様を、 私たちの生命が、存在始めた確認書、を命式といいます。 それは、いわば前世からの履歴書とも言える命式です。 その人の命式とは、こうして地上に生まれてきた本人の過去の記録、という意味があります。 鑑定をする時には、その人の命式から、どういう六親(親子、夫婦、兄弟等の肉親関係)に恵まれ、どういう性分で、どういう潜在能力を持ち、どんな癖に染まっているか、行きたがる方向も、見据えて、お話しできます。 それはまるでペルシャ絨毯の模様のように、という形容がぴったり、 その福と禍を織り成した命式は、その人の全てを少しも漏れることなく書き表している地図のようなものです。 この地図を手に持って、どちらにどう進むかはその人自身の意志です。 この自分の命式を調べることによってずいぶんと楽になることが、運命学の生徒を見ていて解かります。 2年前、Aさんが初めてご相談に来られた内容は、 豪腕なやり手で、大会社を経営する、年上のご主人の浮気?本気とも取れる女性関係でした。人間関係で相手が思うようにならない悩みはさまざまありますが、相手を悪と決めたところでどうにもなりません。実際ホントウの処、どっちが悪いのか簡単には言えないのです。基本は悩むご本人の問題です。 一通りの鑑定が終って、もう大丈夫と思いましたが、運命学を学ぶことをお進めしました。その時、Aさんは、内心は必死だったのではないかと思います。とにかく、コツコツと2年間通ってこられて、自分の生き方に自信を持つようになられました。それは、東洋の知恵を通じて、自分も、ご主人も、子供さんたちをも客観的に見れる自分を築き上げられたからです。現在のAさんは、2年前の自分を若く、小さく、振りかえって見られる余裕を感じさせます。 東洋的学問は、指し示す事によって、相手のなかに知恵が涌いてきます。自分の存在自体の意味を知ることによる気づきの連続です。 学ぶことが自分を知ることになるのです。
人は自占(自分の出生命式を調べること)によって、それに対処して、自分という荒野を肥沃な大地へ、その大地に豊穣な実りを築いていくにはどうしたらいいのかを自得する(自ら学び取る)ことができます。 自分は、太陽エネルギーとは、どういう関係なの? 関係なく生まれて来ている人は、ひとりもいないのですから・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 5, 2009 07:34:34 AM
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