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『東洋の復権』 

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June 6, 2009
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カテゴリ:東洋思想
ご訪問ありがとうございます。今日の音楽は、馬に乗って浜辺を駆けたい、そういう衝動をもって、、、 (笑い)                                                                           Nana Mouskouri (Franz Schubertのノークターン )

Only Time Will Tell を、よろしければどうぞ・・・

浜辺というのは、地球という星の置かれている条件に気づくのに持ってこいの場所です。月の力の潮の満ち干きの繰り返すひとつの波が、今来て、即、過去に、必ず過ぎ去っていく時があります。時と共に、空も雲も、山も波も、一時も止まらず変化し続ける、自然そのものの力です。

   荒波   くもり   荒波

宇宙、自然は常に進化してやみません。人間も宇宙、自然の一部分でありますから、その本質は絶えず進化しなければなりません。停滞は許されません。生ける限り化していく、これが東洋哲学のひとつの深遠な思想、信条であります。そういう世界であるという認識を持って、前向きに受け入れれば、有限の繰り返しのリズムの中に常に変わらない無限性を知ることになりませんか?  

馬(午)に乗って、駆けてみる・・・・・                                              まさに、馬(午)に、こだわりますと、東洋の十二支の午は陽(よう)そのものなのです。  見えるもの、存在するものの象徴といえます。                                                      馬は、東洋と西洋の不思議な一致で、アポロンというギリシャ神話の太陽神も、輝くものという意味があり、ギリシア人の理想、永遠の若さを持ち、 火のような鬣(たてがみ)を輝かせる馬たちの手綱を持って、毎朝、東方の宮殿から黄金の太陽の馬車を駆けて出ると言われています。

今日は、その陽と、対極の陰(いん)、陰と陽という東洋学のすぐれた考え方、『 陰陽学 』についての入門編、さわりの部分をすこし書きます。みなさまの、なにかの"気づき"になれれば、、、さいわいです。

男は『 陽 』の代表で、女は『 陰 』 の代表です。陽は明るくていいけれど、陰は陰気、いやだな? これは、易学が社会に広まりながら通俗化したイメージで、本来の易経に説かれている意味からは外れています。                                                 本来は、陰あって初めて陽があり、陽あって初めて陰が生きるのです。そう! 女あって初めて男があり、男があって女が生きるのですよ~。納得されましたか~?女性の方は救われた気がする? あはは(笑い)                                                    陰陽相対の理法は、草木を例にたとえるとわかりやすいです。                                         植物を育てている部分は根です。次に幹で、これが根幹(こんかん)。                                次は枝葉に分れ、花が咲き、実がなる。  これを陰陽でいいますと、                                                根幹が『 陰 』 の代表です。枝葉と花実は『 陽 』の代表です。この陰陽が相まって初めて植物というものの存在繁栄があるわけです。                                                                  陰とは、花実 → 枝葉 → 根幹 への統一含蓄であり、                                             陽とは、根幹  → 枝葉 →  花実 への発現分化です。                                                         これを統一発展させるものが 『 中 』 です。                                         (易学の中論、中道の詳しいことは、省きます)

したがって人間の男女を比較すると重要なのは女である。女は根本的であり、これを抽象的にいうと、分かれるものを結び、内に蓄える、すなわち統一含蓄が本能本領です。それに対して、分化発展、発現するものが陽であり、男性です。この両性が相待って初めて堅実な創造活動があります。そういう意味で、女性の教育が大変大事です。                                                                    簡単に言うと、女性の方が、どちらかと言うと見えない心の部分の力を負担し、男性の方が、数字で計れる、形に表される、目に見える部分の力を負担するということになるでしょうか?これからみると、現在の時代の流れは、どうなのでしょう? 何もかにもが男女同権、女も男と同じ事をする、それが推進されています。女性の側も喜んで、それが得と思っていますね。                                                            これでいいの? 大いに疑問! と言えば、叱られますか? (笑い)                                                 女性が男性と同じように力で競争をし、数字を追いかけ、効率や、順位を重んじる価値観になってしまったら、陽に偏りすぎます。陽ばかりに力点が置かれた社会のなかで、陰のベクトルがほとんどなくなったら、、、  創造性の源は枯れてしまいます。そういう家庭で未来の大人(子供)は、どうやってバランスよく育つのですか?                                                                                                       私の運命学の教室では、やっぱり男女の役割といったものがあって、それが大事であること、というよりも子孫の事を考えれば現代の社会に逆行するかもしれないが、男女それぞれの生き方を尊重しなければと考えています。女性が女性の行き方を失うことは、相手の男性の主体性も失わさせることです。不幸です。                                                                                               

もうひとつ、現代文明は、『 理知 』を重要視します。『 理知 』というのは『 陽 』の代表です。は、ことわり といい、物を分類するもので、ものわかり と言えます。私たちの理知というものは、ものを分ける働きです。初め赤ちゃんは目で見える具体的なもので分け、成長するにつれて抽象論的に分けられるようになります。だから理知によって物がわかり、頭の中に整理されるようになるわけですが、あまり理知的、理論的になりますと分かれ分かれて、どこから分かれたのか、わからなくなるでしょう?(笑い) 理知や理論に走りすぎるとわからなくなるわけです。(笑い)    理論や考え方に束縛されるからです。本来は、分って、束縛から解放されなければならないのに、、、、、陽をやりすぎると分らなくなる(もうそれ以上に分化できなくなる)のです。「 分らなくなった~ 」 って言いますよね!この言葉はここから出ているのです。 

「 分らなくなった~ 」 と言う前に、もう、これもこの辺で止めよ~っと!(爆)

   月  歩く人  晴れ

運命という自然があることに、気がついてほしいです。                                                 運命という自然は、苛烈です。容赦ない、残酷です。                                  男といい、女という自然も、、、自然というからには、目には見えないけれど自然のリズムがあるはずです。                                                            人間の欲や、時代の都合で勝手にしてはいけないもの、の、一つでしょうね。どうすれば幸せになれるのか、考えましょう。                               

青字の部分は、安岡正篤 著の『 易と人生哲学 』のなかから引用、参考にさせていただきました。諸氏先輩におかれましては、私の足りない所、どうぞ補ってくださいね。よろしくおねがいします。      

 
 





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Last updated  June 6, 2009 09:34:30 PM


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