8月14日 お盆なのだが
この所、梅雨末期の様な大雨が降り続いている。まだ、あと2~3日は続きそうだと天気予報は言っている。大きな被害が出なければ良いなと思っている今日この頃だ。コロナも感染が日本中に拡散して入院が出来ない状態だとテレビのニュースで騒いでいるがこれは政府の対応が遅いので想定内だろう。ワタクシは外出自粛して自宅でおとなしくしている。東京オリンピックは終わった。オリンピックに期待する大きな感動とはこの「今」のたった一回しかないチャンスにかける選手の躍動オリンピックにおけるすべての演技そして勝利も敗北も、厳密には一回限りなのだ。かっては、この絶対に一回しかない所がとてつもない感動を生んでいた。ワタクシが幼い頃に体験した東京オリンピックではこれが後から見れるとは思ってなかったのでその分、ラジオやテレビにかじりついてその一回を堪能したものだ。今は録画と配信の技術により映像による記録が公開され何度も見れるようになった。考えてみると録画して後から見始めた時から感動は急激に衰え始めたと思う。テレビで何度でも「金メダルです」なんて言って同じ場面を録画で見るという状況は生の感動を極端に減らしている。「聖なる一回性」日本語で言う「ありがたみ」がなくなってしまった。今回のオリンピックも多くの感動があったがテレビでリモートで見て録画の再生を何度も見せられる。無観客で消えた歓声と共に「ありがたみ」もまた消えてしまった。結局は挫折したけれど一回しかないシャッターチャンスにかける報道カメラマンになりたいと思ったのは57年前のこの頃だったと思う。