思考を使う
起こるか起こらないかわからないことについて、起こったらいやだと考えてしまうようなら、いやなことを起こりにくくする方法があるかどうか考えてみて、可能な方法があれば対策すればいいし、なさそうなら、「考えてもしかたないという感覚」としての理解を身心に送りこんで、終わりにする。「考えてもしかたのないことは考えてもしかたない」と考えてるのは頭自身なので、頭は深いところで「考えてもしかたないことを考えない」ことができない。とりあえず理屈を並べて、あとは「考えてもしかたがない」という事実を、感覚的に身心に送りこむ。まあ、こんなふうに複雑に考えるときでも、ふだんから、「思考を落とそうと試みる」ための時間をある程度持っていると、うまくいきやすいような気がする。