しずけさの ほう
しずけさの ほう人とのかかわりによって、人の身心はざわめく。それはそれでそのようなものだろうし、人の世に暮らす楽しみ。って、そのようなものだろう、としたって、にもかかわらず、けれどもなお、いちど切りのこの人生ならば、いくぶんか、いや、かなり、しずけさのほうへ、しずけさの快楽へ、身を傾けたい…いずれ向かう人という出来事の無い人という物語の無い所に ところに なじむようこの身を このいかがわしい心 こころ ヲいくぶんか、いや、かなり しずけさのほうへ、しずけさの快楽へ、身心をゆだねたい…