楽園考古学+南海文明グランドクルーズ(篠遠喜彦(著))
荒俣宏さんが、太平洋考古学者の篠遠喜彦さんにインタビューしたものです。すごい!、と思ったところを引用します。『初めてファツヒバ島に着いたときは、もちろん船着き場なんてないのです。ちょっと海が荒れていました。ボートに乗り移ったんですが、ボートが波で島に打ち付けられないように錨を長い綱で引っ張っているんです。波の高さが二十メートルぐらいあって、波がうわーっと上がっていった高さのところに島の人たちが待っていてくれるんです。それでボートが上がったら、「飛べ!」というから一人ずつ飛び降りるんです。それを島の人びとがつかまえてくれます。だけど、その怖いこと。ふりかえるとボートはすでに十五メートルも遠くにさがっているんですから。』(「楽園考古学+南海文明グランドクルーズ」より引用)すごいですね!