悟りについて(その35)
悟りについて(その35)「あ、すみません、ちょっと、悟りについて、大切そうなことを思いつきましたので、その話はしばらく置いといて、思いついたことをしゃべっていいですか?」質問者「何でしょう?」「じつのところ、誰かが悟ったところで、ほとんどの人の役にはたたないでしょう。これから悟る、ごくまれな人の役にたつくらいのことでしょう。 それどころか、悟った人が、つまらない人間だったりもするでしょう。 にもかかわらず、大切なのは、奇跡としての悟りが、悟った人を通して、人類が存続しているかぎり、受け継がれていくということでしょう」■悟りについて(その1~その最新)