■わたしたちは過去の経験に影響され、トラブルに陥る。
わたしたちは過去の経験に影響される。過去は現在に意味を与える。人の言っていることやしていることがなぜなんらかの意味を持つのか、それは往々にして、その人の過去の経験に照らしてみなければわからない。 (略)過去の経験はしばしば、わたしたちが生きていくうえでの、“ルール”にまで発展する。自覚していようといまいと、わたしたちはみんなそうしたルールに従っている。そうしたおたがいのルールが衝突するとき、わたしたちはトラブルに陥る。自分自身の暗黙のルールというレンズを通して状況を解釈しているために、相手の行動が不適切なものに見えるのである。 出典元 「言いにくいことをうまく伝える会話術」 おすすめ度 著者名 ダグラス ストーン (著), シーラ ヒーン (著), ブルース パットン 自分にとっては、大切なルールや行動、常識と思っていることが、相手にとってはそれほどでもなく、簡単に無視されたり、どうでもいいことの範疇に入ってしまうことがある。そして、その違いに愕然とすることがある。生い立ち、育った環境、過去の出来事などが全く違うので、ものの見方や感じ方、考え方がおのずと違ってくる。これは、当然なことだ。しかし、そう、わかっていても…あまりに違い過ぎると、やっぱり「なぜ、この人は、こうなのか、 なぜ、こんなふうに考えるのか、行動するのか? ちょっとおかしいのではないか…」などと、疑問に思い、怒りを感じ、不信感さえ持つこともある。しかし、こちらがどう思おうが、相手の考えは変わらない。相手は、そのルールや考え方が正しいと思っているのだ。こちらがそう思っているように。この溝は、なかなか埋まらない。自分も相手も、それぞれの過去を背負い、その過去の体験から、無意識のうちに、世界を見てしまっているからだ。重い過去を持っていれば、なおさらだ。こんなときは、自分のルールや価値観を押しつけず、否定せず、相手の考え方をひとまず、受け止めることが大事だと思う。それは、同意することではなく、「なるほど、そう考えるのね」「そう思うのね」と、相手の感じ方、考え方を尊重してあげることだ。それは、それぞれの持つ過去や経験に対する尊重でもあり、ひいてはそれは、相手に対する思いやりでもあると思う。なかなかこうはできないが、できるだけそうしていきたい。 ■今日のおすすめ本 ↓ 「最初は良かったのに…この人、いったい何考えてるの?」高橋 愛子 著タイトルの「最初は良かったのに…この人、いったい何考えてるの?」には、あまり答えがなくて、どちらかというと、副題の「プロのカウンセラーが教える夫婦会話のコツ」が書いてあります。長年、夫婦関係のカウンセラーやセラピストをしてきた著者は、夫婦の会話がうまくいってないという家庭が多いと気がつき、そんなご夫婦にむけて、どうやって会話を取り戻すかをとてもわかりやすく具体的に教えてくれます。■「ぼちぼち日記」↓ 「メイプル&くるみ入りのベーグルをつくる」カナダケベック州に住んでいる友人Yちゃんが、私が大好きな地元産メープルシロップを何本か送ってきてくれたので、久しぶりにベーグルをつくってみた。出来映えは…うんうんまあまあ■ぜひ、今日のことばの評価をお願いします。「ことば探し」の評価はこちらをクリック画面、右側中央になります。どうぞ、よろしくお願いいたします。 ■ブログランキングに参加しています。「ポチッ」↓と押してご協力お願いします。まだ、うんと下っ端なので、よろしくお願いします。 ■アファメーション毎日変わります!自分にぴったりのアファメーションを見つけてみませんか?現在700個のアファメーション登録しています。↓「http://www.kotobasagashi.net/」■「ことば探し」メールマガジン(月~金)発行しています。 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。 コンパクトで、読みやすい構成にしています。 →「購読申込み」