■昔、ある所に、地獄と極楽の見学に出掛けた男がいました。
《お知らせ》■「無地のカード」好評発売中! 「取引先感謝カードとして使っています」 と、東京都山吹さんからメールをいただきました。 教えていただき、ありがとうございます。 いろいろ使っていただけると嬉しいです。★詳細、使い方などは→「無地のカード」昔、ある所に、地獄と極楽の見学に出掛けた男がいました。 最初に、地獄へ行ってみると、そこはちょうど昼食の時間でした。 食卓の両側には、罪人たちがズラリと並んでいます。 「地獄のことだから、きっと粗末な食事に違いない」と思ってテーブルの上を見ると、なんと、 山と盛られた豪華な料理が並んでいます。それなのに罪人たちは、皆、ガリガリにやせこけています。 「おかしいぞ」と思って、よく見ると、彼らの手には非常に長い箸が握られていました。 恐らく1メートル以上もある長い箸でした。 罪人たちは、その長い箸を必死に動かして、ごちそうを自分の口へ入れようとしますが、とても入りません。イライラして怒り出す者もいます。それどころか、隣の人が箸でつまんだ料理を奪おうとして、 醜い争いが始まったのです。 次に、男は、極楽へ向かいました。 夕食の時間らしく、極楽に往生した人たちが、 食卓に仲良く座っていました。もちろん、料理は山海の珍味です。 「極楽の人は、さすがに皆、ふくよかで、肌もつややかだな」と思いながら、ふと箸に目をやると、それは地獄と同じように1メートル以上もあるのです。 「一体、地獄と極楽は、どこが違うのだろうか?」と疑問に思いながら、夕食がはじまるのをじっと見ていると、その謎が解けました。極楽の住人は、長い箸でごちそうを挟むと、 「どうぞ」と言って、自分の向かい側の人に食べさせ始めたのです。にっこりほほえむ相手は、 「ありがとうございました。今度は、お返ししますよ。 あなたは、何がお好きですか?」と、食べさせてくれるのです。 男は、 「なるほど、極楽へ往っている人は心がけが違うわい」と言って感心したという話です。 出典元 「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く2」 おすすめ度 4.5 著者名 岡本一志 (著), 太田知子 (イラスト) 目に浮かんでくるような、地獄図と極楽図ですね~ 今日の話を、どこかで耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。お釈迦さまは、 「幸せになりたければ、相手を思いやりなさい。 相手の幸せを思いやって、かけた言葉や行動は、 必ず、あなた自身への思いやりとなって返ってきますよ」と、教えられていて、これを「自利利他(じりりた)」と いうそうです。そして、「自利利他」を心掛けるか、 「我利我利(がりがり)」のままで生きるか、これが幸せと不幸せの分かれ目になるということです。 地獄の罪人たちは、いつか気づくのでしょうか、 長い箸でも、食事をすることができると。でも、一人ではできないことですから、周りの人に、 協力を求めないといけないと思いますが、それができるのでしょうか。そんなことをあれこれと考えてしまい、 生きているうちからの心がけが大事だな、そして、 子どもたちにも、伝え聞かせていこうと思いました。 ■今日のおすすめ本タイトル : 地獄を極楽にする方法 著者 : 美輪 明宏 出版社 : 主婦と生活社 おすすめ度 : 4美輪さんが答える人生相談の本。 53人の悩みに答えていますが、読んでいて、 本当に、すっきりします。 甘えている人には「あなたは甘えてるわよ」と思いこみの激しい人は「見方を変えなさい」と言いにくいことも、はっきりと答えています。 ★もっと詳しい本の内容はコチラをどうぞ↓http://www.kotobasagashi.net/book/view.php?sid=861 ■ぜひ、今日のことばの評価をお願いします。 「ことば探し」の評価はこちらをクリック画面、右側中央になります。 <(_ _)>■男女の違い、男女の心理、男と女のやり方を知っているのと知らないでは、これから先の2人の関係違ってきますし、違いを知れば「ああ、そうだったのか、それか~」と楽になりますよ~恋愛本ではなく、大人の方向けです。有料メールマガジンとなります。「そうだったのか!この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』」■「男女の違い、夫婦のあり方」を書いた本、170冊以上紹介↓ 「男女、恋愛、愛・夫婦・結婚」■「ことば探し」メールマガジン(月~金)発行しています。 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。 コンパクトで、読みやすい構成にしています→「購読申込み」■「今日のことば」毎月の人気ベスト5もUP↓ 「2014年5月の人気ベスト5」■アファーメーション700以上UP(毎日変わります)↓ 「アファーメーションの書き方、アファーメーション種類」■「ぼちぼち、お散歩日記」↓「ベランダ菜園…こんな状況です」