|
カテゴリ:龍勢のはなし
大きくいろいろなことが動く時は、同時に何もかもが揺れて動いて変化していくように感じます。内も外も、世界も自分も。 なぜなら、私たちは皆つながっているし、誰一人としてこの世界に影響を与えていない人はいないし、この世界から影響を受けていない人はいないからです。 11日の満月の日は見事な雨で、翌日の昨日はあったかな日和の素晴らしい十六夜月でした。 のほほ~んと神社から帰宅する途中、いつも時間のいつもの電車が途中、川越の前で緊急停車しました。 昨晩、川越線がしばらく不通になった人身事故の、まさにその電車に私は乗っていたのでした。 長時間電車は動かず、ひとりひとりが電車の先頭車両から降りて、線路をつたい踏切まで出て、各自自力で帰路に着きました。 私は、単線なので川越まで不通になった電車をあきらめ、渋滞する国道を見て、「よし川越まで歩こう!」と決心して、空を見上げたら煌々と銀色の月がこちらに向かってにこやかに笑って見えました。 駅まで車で30分と聞きましたので、歩くと2時間弱を見込んで月を愛でながら、月をお伴に歩き出しました。 事故にあったのは、年配の男性でした。この事故で電車が不通となり、1600人の足に影響が出たとのこと。私は1600分の一の割合で彼と関わり合い・・・どんな流れでこういう出会いになったのか、顔も知らず、ただ偶然に必然にこの電車に乗っていた私が出来ることは、祈ることだけのような気がして月に向かって祈りながら、救急車のサイレンが騒然と鳴り響く現場を後にしました。 *** 先日、さいたまスーパーアリーナで笛を奏する機会がありました。それは大きな会場で、向こうのステージではヒップポップやらゴスペルやら大勢の人のざわめき、出店の売り子の声等々で騒然とした場でのミニステージ・・・とってもおもしろかったし、素晴らしい経験になりました この音に負けまい・・・ではなく、「これらの音に添っていこう」と、すべての音に和する気持ちで、最初はそっ・・と。そして徐々に龍笛の高音の、笛の名の由来になった、龍の鳴き声を模したセメの音を、会場の天井に向けてす~っと通したのでした。 龍神さまを、会場の空間に泳がせる感じ。 果たせるかな、す~~~・・・っと、見事に通りました 空間が広がっていくような、不思議な経験でした。 当日は、コープの震災復興支援の企画で、被災地の方々も多く出店されていました。 笛を通じて福島にご縁があるので、福島のブースで花を探しましたが残念ながら見つからず、野菜売場に食用の菊の花がありましたので、そちらを手に入れて舞台の上でその菊の花をレイアウトし、マイクにもつけて、共にいました。 帰宅して、すぐ天ぷらとおひたしにして食べました。 見ても美しく、食べても美味の福島の菊でございました そして今日。 地元の親睦会の芋煮会にお声かけいただき、100名ほどの皆さんの前で吹かせていただきました。 よい天気。皆さん、おいしいもの食べながら昼から一杯飲んで楽しそうで、私も芋煮や焼き鳥をいただき、お腹いっぱいで幸せでした。 ずっと、山の中湖のほとり海岸や自然の中でほとんどひとり、または友人が近くで聴いていてくれたり、と長くやってきて、今、こういう人の中で吹く機会をいただき、ステージが変わったのだなぁ・・・としみじみと感じます。 そうした流れならば、奏した流れに乗っていこうと、思います。 スーパーアリーナでは、私の前に演奏したのは、アコーディオンのサークルの方々で、私の後は友人のロンさんのギターでした。 また、今回の芋煮会では、尺八、津軽三味線のお師匠さんと民謡の歌い手の方と一緒。いやぁ、世界には様々な音が満ちています。色がそうであるように、音の世界もそれはそれは深く広く楽しいものです 今日の演奏のお礼にと、シクラメンの鉢植えをいただきました なんだか、お腹いっぱい胸いっぱいの一日でした。 感謝です お知らせ 『寿ぎ暦2012』のご予約、絶賛受付中です!ご希望の方はこちらへどうぞ♪ → コチラへ 先着100名様に素晴らしいプレゼントをご用意していますが、そろそろ100名様に近づいてきております。ご予約はお早めにどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[龍勢のはなし] カテゴリの最新記事
|
|