瑠璃ほぎ日記～遊び&波乗りせむとや生まれけむ～

　　　　　　　

　久々に、笛の練習に熊野神社さまへお参りに行きました。普段は誰もいないお宮ですが、最近は年末のかま〆のために境内がきれいに清掃され、整ってきています。年が変わります。一年は本当に流れるように、アッという間の出来事と感じる季節です。


　龍笛、大好きです。いつのまにか馴染み、これから一生長くつきあっていく相方になってくれました。


　思えば、出会いは、そして今は最高。けど、ちゃんと吹けていない間の時期が一番つらかった。そしてそれは、ええかっこしいの自分が、下手くそな自分を認めるのがいやだったんだなぁと、今ならわかります。


　一足飛びに上手に、いきなり達人になって、すぐプロのように吹きたい！、なんて、ほとんど魔法を信じる3歳児ですが、私は幼い頃からそんな癖がありました。
　記憶に残るのは、小学校低学年の頃のピアノのお稽古。一度ひっかかると、最初からやる。そこからやらない。失敗を一度したら、それですべてチャラ。リセットしないと前に進めない。そんな自分に、先生も音を上げていました。（辛抱強い先生に感謝）
　そんな癖を、今まで後生大事にしまっていました。


　今回、癖をなぞり、癖につき合ってしみじみ・・・もし、これから出会う何かに、そんな癖が現れたら、今度はもっと心地よく、自分を苦しめる選択でなく、やさしく伝えられます。


　ゆっくり、馴染んでいけばいい。ゆっくり、楽しんでつきあっていけばいい。その過程こそ、大切な時間なのだから、と。



　以前、北海道の友人からラブフルートをプレゼントされました。やっと、始めようと。時期が来たなぁと、感じました。


　木から作った縦笛。ネイティブアメリカンに伝わるフルートです。


　愛する人が出来た時に、作って音色で愛を伝えるものとか。


　誠に残念ながら、私がそういう状況というのではありませんがでも、そんな気持になったから、何かの変化があるかも・・・楽しみです


　来年1月28日に、お月見の時に笛を吹かせていただいた東川口のカフェで、ミニコンサートをおこないます。


　響きは、とどまることなく。


　7年前のあの日、何気なく龍笛を手にした時から始まった流れは、様々な出会いを経て、こういう不思議な流れとなって広がっているのでした。



　お近くの方。よかったらいらしてください



　ラブフルートも、その時にお目見えできるように馴染んでいたいと思っています