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【寿ぎ暦2018】暦の神様ご紹介シリーズです。 今回は奴奈川姫(ぬなかわひめ)様です。 新潟県糸魚川周辺の翡翠の産地に 祀られる翡翠の女神様です。その石は勾玉の材料として出雲でも出土しています。大きな原石はうすみどり色から紫に光るものもあってたいそう幻想的です。 越の国生まれの私の産土神社のご祭神でもあり、とてもなじみがあります。 十年前に描いたこの姫様は、描くごとに色をぬりこめるような、濃い重い緑の絵になりました。果てしない年月を耐えて美しく育つ翡翠の痛みや悲愴感に共鳴したのだと今は思います。 私自身が「じっと耐える」ことに、大きな意味を感じていた(または憧れていた)時期でした。 今回、改めて描いた姫神はずっとずっとかろやかにありました。この期間に私の中に変化があったのだと思います。 たとえば 一心に耐えることは、美しい事でもあるけど、度が過ぎると単に重苦しいだけかもよ。 とか 頑なに生きることは、大変な反面、ある意味とても楽な選択かも。悲愴感というスパイスがあれば、自分に酔うことも出来るし。 とか 軽やかに生きることは、軽く生きることではなく、地に足つけて暮らす中で軽やかであることは、意外に力業でエネルギーがいることだぞ。 とか 嘆いたり悔やんだり、罪悪感って、結局は自分を変えないための重しになるんだな。自分は被害者って、酔うことも出来るし。 とか。 私もいろいろ学んで、今、です(笑) こんな、動きのある女神様が登場しました。なんだか嬉しくもあり、可笑しくもあります。 さて。【寿ぎ暦2018】のご案内です。 今年も皆様に、日本の神々の息吹やそのひそやかなる気配を、絵と言葉でお届け出来ることは本当に幸せなことです。来年の暦のテーマは「姫神」=「秘め神」です。 ダイレクトのご注文はこちらからどうぞ⇒ https://www.sslforms.net/ssl/kotohogisha/ また、詳細ご案内はこちらからどうぞ⇒ http://www.geocities.jp/kotohogisha/koto-11/kotohogi-koyomi2018.htm 謹んでご注文をお待ちしています。いつもありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年12月06日 07時35分28秒
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