瑠璃ほぎ日記～遊び&波乗りせむとや生まれけむ～

   
奥津嶋姫命です。寿ぎ暦の弥生・卯月の女神さまで、今年の顔とさせていただきました。
美しく奥ゆかしく、光が刻々と変化するようなきらめきをこの神様から感じます。
過日、宗像大社様に【寿ぎ暦】を奉納させていただきました。

さて。

先日急に歯痛が起こりました。一刻も耐えきれないくらい、もうお手上げクラスのもの。

急にと言うのは正確ではなく。実はずっと長く低周波のような痛みは続いていたのに、忙しさにかまけ、また歯の治療の不愉快さにも二の足を踏み、日々だましだまし過ごしていたのでした。

そして、休日前の夕方。
もう耐えきれなくなった時の私の翌日のスケジュールは、朝から用事、家事、人と会う、そして家事とびっしり・・・ツボ押しや鎮痛剤でごまかすこともチラリと頭をかすめましたが、いや。これはもう根本治療でしょうと、やっと腹をくくりました。

そこからは迅速に事が運び、翌日の用事のお断りと延期の交渉、その後新しい歯医者の選定と予約をし、予約は何と偶然近所のいいお医者さんにキャンセルがあって朝一番に入り、即、治療となりました。ありがたいことです。

外からは見えないけど、かぶせた歯の中がボロボロになって隙間ができて炎症を起こしていたとのこと。まさに、根本治療と相成りました。これからしばらく通院が続きます。

そんな中、思ったのです。

今回「痛み」があって、ようやく重い腰をあげましたが、自分のことを一番におくと、なんだかとっても幸せ。身体も心も晴れやかで、大げさかもしれないけど何より魂が喜んでいるのが素直に感じられました。

もちろん家の用事や家族のこと、または仕事も自分に関わる大事なことですが、ついついそちらを優先しているうちに、結果的にいつも自分のことを後回しにしてしまう癖。昔から変わっていないと。

今回は、「痛み」に助けられました。そして普段から、もっと自分をいたわっていい、自分を大切にしていい、というより、自分をまず一番にしないと、と、痛感したのでした。

この年になると、いろいろと用事も増えて、加えて体力も無理がきかなくなるので忙しさも増します。
けど、何をそんなに焦らなくとも、自分を中心にして、出来る速度でていねいにやって行けばいいのだと。

だって初めての年、初めての中高年時代。

学びは続きますが、まずは自分が一番。

基本に戻れた出来事でした。

感謝なり。