こ・と・こ・と・こそだて

ことたん　10ヶ月と20日。

2人目である”ことたん”を育てていて思う。
1人目”ねえたん”の時と全然違うな～って。

まず”ねえたん”は、笑わない赤ちゃんだった。
「いない、いない、ばぁ」をしても、ムスッとしていて、
思わずこっちが、「面白いことができなくてすいません。」
という気分にさせられてしまっていた。

ところが”ことたん”、まず顔を見せただけで笑う。
あやしたら、キャッキャッと声を立てて笑う。
眠いときでも笑う、「こわれた？」と心配になるくらい笑う。

そして”ねえたん”は、動かない赤ちゃんだった。
ハイハイせずに座ったまま、ジッとしている。
歩き始めたのは、な、なんと、1歳10ヶ月!
歩くまでは、まじで心配して、保健婦さんに相談したり、
市の運営する教室に通ったりした日々だった…。

一方、”ことたん”は、じっとしていない。
おデブのせいか発達は遅いのだけど、やる気は満々。
興味あるものには向かって行く。
つかまり立ちも、まだ危なっかしいのに
机に懸垂する様につかまり、立とうとする。
そして持ったものは全て口に入れる。
これも”ねえたん”はしなかったなぁ。
与えた食べ物しか口には入れなかった。

2人は性別、血液型、星座は全て同じ、
おまけに同じ親から生まれてるんだから
DNAだってほぼ同じなはずなのに、
どうしてこんなに性格が違うのか…？

そう、きっと育て方のような気がする…。
もちろん他の要因もあると思うけど。

”ねえたん”は、初めての子ってことで、
すっごく神経質に育てた。
よくわからないので、育児書どおりに頑張った。

”赤ちゃんが泣いたら抱っこしてあげましょう”
と書いてあれば、とにかく声を出すたびに抱いていた。
今思えば、別に泣いていなかったのかも…。

”家事よりも赤ちゃんの相手を”
とあったので、起きている間はほとんど、かかりっきり。

おまけに寝つきも悪い赤ちゃんだったので、
深く眠るまで、ず～～っと抱っこでゆらゆら。

30分以上かけて寝かしても、
電話、ちり紙交換車、来客などの
物音ですぐ起きるので、
すっごくピリピリとしていた。

昼寝の間に、家事をして、
起きたらまたかかりっきり。

要するに、本人が動かなくても、
何でも私が与えていたから、
なかなか歩かなかったのかも…。

そして、2人目”ことたん”。
”ねえたん”と同じように育てていると、
いつか自分がキレそうだ…と感じたので、
意図的に、あまり気にしないようにした。
そして、実際問題、”ことたん”だけに
そんなにかまっていられないのであった。

放っておいても育つのね…。
今となれば、どうして”ねえたん”に
あんなに神経質になってしまったのか…？
あの頃の私に”もっと気楽に”と言いたいが
きっと、そんなこと聞く耳、持って無かったよな～。

育て方って、性格に影響与えてるんだろうな。
う～ん、そう思うと、コワイ。
2人とも、未熟な母でごめんね～。