ｄａｒｕｉ

はい。あけましておめでとうございます。


もっと早く更新したかったのですが、年末にディスプレイが壊れました。
正確にはバックライトが切れたみたいです。


既に年末。とても修理に出せる時期じゃありません。
よりにもよってこんな時期に壊れて欲しくなかったです。



バックライトというのは、画面を後ろから照らすライトです。バックライトがあるおかげで、私達はみんな画面を見ることが出来るのです。



ライトが切れると、画面は真っ暗になります。
幸い、私のＰＣはバックライトがいくつかあるようで、全部が切れたわけではなさそうでした。例えば、画面右端は少しは普通に見えました。ウィンドウをなるべく小さくして、右端に寄せました。おかげで年末年始、何とかチャットくらいはすることが出来たのです（非常に目が疲れましたが）。





そしてお正月3ヶ日も終わった頃、私のディスプレイを巡っての闘いがはじまりました・・・。






・「液晶ディスプレイの罠」


バックライトが切れるとは、私の感覚で言えば「蛍光灯が切れる」みたいなものである。とりあえずメーカーに電話してみることにした。そして、だいたいの修理費を教えてもらったとき、私は思わず絶句した。


「８万４５００円になります」



はぁ！？？？




何だその値段わ・・・




普通に新しいの買えるじゃないか・・・。それどころか、今の安いデスクトップだったら一式買えそうな値段である。なぜそんなにかかるのかわからないまま、私はあまりのショックに「そうですか・・・」と言って電話を切ってしまった。




その後また調べてみたのだが、どうやら液晶ディスプレイは消耗品らしい。電気屋の店員に聞いたら、バックライト切れはどうしても避けられないもので、簡単に自分で交換できるものでもないらしい。つまり、買い換えろ、と。



決して安くはないのに、なんとバカにした話だろうか。
しかしそれは常識だったらしい・・・。




陰謀を感じる・・・。





・「苦情を言え！」




私は新しいディスプレイを買おうか、はたまた中古で安いやつを買おうか、はたまた新しくＰＣごと買い換えようか、考えていた。
すっかりブルーになった私は、彼女に電話で愚痴った。

すると・・・




「はぁあああ！？？何それ！！！ちょっと、タダで直してもらいなさい！！ふざけんじゃないわよ！！だって、それは切れるものでしょ？そういう商品をつくって売っておいて、直すのに8万もかかるなんて、客を馬鹿にしてるよ！！すぐ苦情言って。言えばいいんだよ。言う権利があるから。だいたいね・・・・・でね！？そういう商品を売った責任ってのがあるでしょ！？？？わかる？？・・・・・（10数分続く）・・・・・まったく、私なんて冷蔵庫が壊れたときにボロクソ文句言って別メーカーの新しい冷蔵庫を買わせたんだから！！！中に入ってた野菜まで弁償させたのよ！！！ヽ（`д´）ﾉ」










ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ・・・










「番号教えて。私が電話する。早く。」






「え・・・（汗）」








「すぐ取りに行かせるから。ふざけんじゃないわよ！私が電話するから、PCの型番とかメールで送ってね！絶対だよ」







怖いよ～（；；）






「いや・・いいよ・・。俺する。。」













「絶対だよ！？すぐしてね？？じゃあ電話切るからね！！！！すぐするんだよ！！！」





「うん（．． ）する」




「ガチャン！！！！！」




・・・（。。　）




彼女の怒りようは凄まじく、私はまるで私が悪くて怒られているような錯覚を覚えてしまった。もはや気分は苦情係である。・・・中の野菜まで弁償させられたメーカーの気持ちがわかったような気がした。




しかし、彼女の言っていることはまったく正当であった。決して無茶苦茶なことを言っていたわけではない。言うべきことは言わなければならないのだ。それは自分のためだけではない。どの問題もそうだが、声を挙げなければ問題は改善されないのだ。私たちは社会正義の実現のためにも、自らが蒙る不利益を告発しなければならない。




「自分の正当な権利を主張しない者は、他人の正当な権利が侵害されるとき、共犯の役割を果たす（銀河英雄伝説より）」



「無知はそれだけで弱者への抑圧となる。人は殴られたことが辛いのではない。殴られた苦しみを誰にも気づいてもらえないことが辛いのだ。（昔、私が差別問題で議論したときのセリフ）」



名言である（自分で言うな）




このように、言わば私のような、いっけん人が良さそうに見える気の弱い人間が、実は世の中の理不尽を助長させているのである。






・・・・ちょっと大袈裟か。






その後私はもう一度電話したが、彼女のように上手に苦情を言うことが出来なかった・・・。
随分長く話したが、何も得るものはなかった気がする。



なぜ8万もかかるのかを聞いてみたら、実はそれは最高額だった。
回路が壊れていた場合にそれだけかかるという話で、ライトが切れているだけだったら、2万6千円～3万円だということだ。しかし、それにしても高い。




電話を受けた担当者は、「見てみないとわからない」の一点張り。
しかも修理代とは別に見積もり料もかかるらしい・・・。
なんてサービス悪いんだ・・・ほんとにユーザーを馬鹿にしている・・・。




しかし、嫌味を言うことは出来ても「安く直せ！」とまでは言えない私・・・。




あぁ・・・偉そうなこと言っても僕はこんなものだよママン・・





しかし落ち込んでいる暇はない。
早いとこＰＣを使えるようにしないと困る。





このＰＣも結構古い。普通に寿命なのかもしれない。
とりあえず本体はまだあまり問題がないので、ディスプレイを新しく買うことに決めたのだった・・・