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カテゴリ:雪の想い出
その年は、例年にも増して、豪雪でした。
夕方から「シンシン」と雪が降っていると思ってましたが、朝、起きて外に出てみると、近所に家がありません。そこらここらに雪の小山が点々と…。それで、我が家を振り返ってみると、そこにも雪の山がひとつ。。。 雪が降りすぎて、屋根と地面がつながってしまったのです。当時の家の屋根は、雪下ろしをする前提で作ってありますので、「雪止め」とよばれるものが付いています。雪止めで雪が勝手に落ちないようにして、人が屋根に登って「雪下ろし」をするのです。 そのため、雪下ろしをしない屋根には、ドンドン雪が積もります。地面は水をかけて融雪をしてはいますが、たくさん降るとそんなことでは追いつかず、地面もドンドン積もります。それで、地面の雪と屋根の雪がつながってしまったのです。 そんなことは滅多にありません。定期的に雪かき、雪下ろしをしますから。ただ、何日も降り続くと、そんな事態になってしまうこともありました。屋根と地面がつながってしまった状態で、放って置くと雪の重みで屋根の軒が壊れてしまうので、さっそく、家族全員で雪下ろしです。 まず、屋根の雪を落とすスペースを確保します。スノーダンプ※と呼ばれるスコップの親分みたいな道具で雪を掻き分けます。近くに川でもあればいいんですが、都合よくそんなものないので、軒下の雪を遠くまで持っていって捨ててくるんです。 ある程度のスペースが確保できたら、今度は屋根に登って雪下ろしです。先ほど、屋根には雪止めがついているといいましたが、それは新しく建て増ししたほうのトタン屋根で、母屋の屋根はかやぶきです。(ひとむかし前の話です。今は建て替えをしました。) かやぶきの屋根は「冬は暖かく、夏は涼しい」ので快適なのですが、いかんせん屋根自体が大きいのがたまにきずです。2階建ての家なんですが、地面から屋根の上までだと、4~5階分くらいはあると思います。 しかも、その屋根の上に2mくらいの雪が積もっているもんだから、まさに「山」です。あのテッペンは怖かったな~。。。見晴らしはいいですが^^;へっぴり腰で作業してました。 普段は、人手を頼んで「雪下ろし」はやるんですが、これだけ降ると、それぞれが自分の家の雪下ろしでかかりきりになるので、家族でやるしかないんです。1日がかりです。非常に疲れます。 そうそう、これだけ一晩で雪がふると、どうやって外にでるかを話しておかなければなりませんが、長くなるので、このお話しは次回ということで。。。 注)スノーダンプ…これが出たときは「画期的」だと思いました。それまではスコップのみでしたから。。。 追記:あと40分ほどで、今年も終わりです。2006年に別れをつげて、新年の扉をあけましょう。2007年はいい年でありますように、お祈りいたします。 来年も、当ブログ、よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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