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カテゴリ:雪の想い出
雪の降った翌朝は、ごはんの前にすることがあります。
朝ごはんの前といっても、「朝飯前」とはいきません。結構、大変なんです。 まず、布団から出ます、、、(あたりまえですね^^)。 それから、こたつに火をいれます。当時は練炭でしたので、練炭の火おこしから始まります。部屋が暖かくなるまでは、火のないかまくら状態です。 ここまでは、母親が毎朝、やってくれていました。 「お母さん、ありがとう^^」 次にアノラック(※1)を着て長靴にかんじき(※2)をつけてスコップを持って、玄関をあけます。戦闘開始です。^^ 玄関から雪の表面までは約2mくらいなので、表面までの階段を作ります。玄関から出て、1mくらいの幅で雪を踏み固めてまず1段目、スコップで雪を削って1段作り、上に上ってその階をかんじきで踏み固めて2段目、それを繰り返して表面までたどりつきます。振り返ってみれば、ほ~ら、、、綺麗な雪の階段の出来上がり。。。^^ 地表(雪表?)に出たら、公道までの約15mの私道を、かんじきで雪を踏み固めていきます(道付けといいます)。行きは(家を背にして)左側と真ん中、帰りは真ん中と右側という具合にかんじきで雪を踏み固めます。往復するとかんじきの跡が3列できます。さらにもう一度、今度はその真ん中を踏み固めながら往復します。一歩一歩に体重をかけて雪を踏み固めながら進むため、普通に進むよりも余計に時間がかかります。 公道は持ち回りで道付けをしてました。隣の集落までの2kmをさきほど紹介したやりかたで、道付けをするのです。 注) ※1 アノラック…フードつきの防寒・防風用の上着、ヤッケとも言いました。 ※2 かんじき……長靴などに装着すると雪の深いところでもはまることなく歩ける歩行用具です。うちの田舎では主に竹で作りました。 ★今では、公道の全部が除雪されていて車も走れます(スノータイヤは必要ですが^^)。私道も手押しのパーソナル除雪機(?)で除雪しますので地面が見えています。 次回は、雪国ならではの楽しい^^登校のしかたをご紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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