テーマ:猫のいる生活(138323)
カテゴリ:日常生活
----------<< 昨日の続き>>---------
保健所との電話を切った後、しばらく僕も妻も無言だった。 そうだ! 新潟で暮らす、妻の母にこの二匹を面倒見てもらってはどうか? そうすれば、母も少しは気が紛れるのでは? しかし、昨日、母の愛猫ブブが亡くなってしまったばかりで、 母は悲しみのどん底にいる。 果たして引き受けてくれるだろうか…。 すぐさま母に連絡し、妻は事情を説明した。 「そう…。不思議なめぐり合わせね…。わかったわ。」と母の回答。 よっしゃ! まぁ東京-新潟なら日帰りでも何とかなるだろう! 車を飛ばして新潟までレッツラゴーだぜ~ すぐさま保健所に断りの電話を入れ、妻と二人でいざ出発。 「にゃーにゃー」 「ニーニー」 自分達はどこに連れて行かれるんだろう? 道中、二匹とも不安そうな声をあげていた。 ようやく新潟の実家に到着。 家の中で二匹を放すと、 よたよたしながら、二匹とも母に向かって歩いていった。 これからの自分達の育ての母親がわかるのだろうか? 母は二匹を抱くと、泣きながらこんなことを言っていた。 「きっと、突然この世を去ることになったブブが、 私を一人にさせないために、この二匹を私のもとに送ってくれたのね…。 そう思ったから、昨日の今日だけど、この二匹を受け入れることにしたのよ。 あと…、きっとブブはあなた達にお別れを言いたかったのね。」 そうだ。 前日亡くなったこのブブという猫は、一人暮らしの母の寂しさを紛らわすため、以前、僕らがプレゼントした猫だった。 僕らが新潟に行ったことにより、亡くなったブブに最後のお別れとお礼を言うことができた。 全てが偶然だよと言われれば、そうかもしれないが、 どの条件を一つ欠いても、今の結果にはならなかっただろう。 何だか、不思議なめぐり合わせだ。 そうそう。 その後、 茶色い方を「むさし」 黒い方を「こじろー」と命名したのだった。 … ------<< とまぁこんなエピソードがあったのだ。>>------- そして、この前新潟に帰省した時に、元気に走り回っている二匹を見てニンマリ!! ムサシとコジローはいっつも一緒。 寝る時も… ムサシの寝相が悪いのが困りものだが… 物思いにふける時も… 何をするにもムサシとコジローは本当に仲がいい。 今回は結果的には良かったかもしれないが、 やはり飼い主としての責任を放棄し、動物を捨てることは絶対に許せない。 生命は、いらなくなったら捨てる「モノ」ではないということを心より考えてもらいたい。 ムサシ、コジローいつもお母さんを守ってくれてありがとう! そして天国のブブちゃん、お母さんは元気にやってるよー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 24, 2005 10:30:37 PM
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