Kou's Wonderland

　先日ニュースで、１０／２６（一般は２７）から開催される東京モーターショーについて
各自動車メーカーの目玉などを紹介していた。

　その中で、トヨタの社長やその他のメーカーの方の気になる発言が・・・

　若年層のクルマ離れが止まらないと。
　そして、クルマ離れを止めるためには、「もっと魅力あるクルマにする必要がある」と。

　その結果として、メーカー各社は運転者の表情を判断して「眠くないですか？」と
語りかけるシステムを紹介したり、一人乗りで通常は歩行（３ｋｍ程度）と自動車（３０ｋｍ）
に切り替えできるクルマを紹介したり、いかに環境に優しいかをアピールしたり・・・・

　でも、一小市民として感じるのは・・・クルマメーカーさん、違うんじゃないか？　　と。

　クルマ離れが進んでいるのは、決してクルマが魅力あるものではなくなったのではなく、
とにかく維持費がかかりすぎているんじゃないか？
　世界一高い高速料金。　どこに行くにも高い駐車場代を払う。　高い燃料代。
　税金や車検費用も年々高騰して。

　だから、今のドライな考え方を持つ若い人たちは「こんなにカネばっかりかかるんだったら、
電車でいいし、必要だったらたまにレンタカーを借りれば充分」ってなっちゃうんじゃないの？

　クルマを作るメーカーができるのは「魅力あるクルマ作り」なのかもしれないけど、
もっと自社の売り上げだけじゃなくて、ユーザーの立場や環境問題への取り組みとかを
マクロ的に見たクルマ社会作りってできないんだろうか？

　地方に行くと、みんな軽に乗ってるよ。　（別に軽が悪いとは言わないけど）
軽に乗る理由ってたぶん、購入価格の安さや燃料代やら高速料金の安さなど、
上に挙げた問題点をクリアしてるから、仕方なく買ってる人も多いと思うよ。

　それを「世界一の売り上げ」で有頂天になっているトヨタの社長さんはわかって
ないんだなぁ。。。。