Kou's Wonderland

　祭りのあと。

　～人が集い、露店の灯りが煌々と点り、やぐらの周りで人々が踊り。。。。

　　そんな祭りも過ぎ去ってみると、そんな喧騒は遠い記憶と変わってしまう～

　たまには時事ネタを。

　福田前総理大臣が突然「辞める」と言いだしたのが２００８年９月１日。
　わずか一年の短命政局。
　きっと人に言えぬ苦労はあっただろう。
　何をするにしても第一党である野党から揶揄され、謗られ、叩かれ続け．．．

　でもあまりにも無責任ではないだろうか？
　卑しくも日本のリーダーである。
　リーダーであれば当然ながら全てが順風満帆に事は進まない。
　敵からの誹謗中傷も強いだろう。
　ましてや、その逆風強い中での就任であったのだから、その荒波を乗り越え、
混迷の日本をあるべき姿に導くのが仕事ではないのか？

　そして９月２４日に麻生内閣発足。
　ワタシ的には、この人はだめだな。　基本的な何かが「ない」気がする。　

　祭りのあとのように涼しげな顔をした元総理を時々テレビで見かける。

　アメリカの次期大統領は、それこそ国を挙げたフェスティバル（選挙戦）の末に
バラク・オバマ氏に決まった。　来年１月に正式就任予定。

　現ブッシュ政権が残した、大きな爪痕や負の遺産を、史上初のカラードの
大統領がどこまでリーダーシップを持って乗り越えていけるのか？
　大いに期待しようと思う。　曲がりなりにも世界のリーダーのＵＳＡであるから。

　お互いに相手を攻め立て合うような戦いの果てに、最後まできちんと相手を
リスペクトしていたのは彼だった気がする。
　祭りが終わっても、彼の中にはまだやるべきことがたくさんある。

　そして、 タイトルの「多事争論」をニュース番組の中でコラムとして１０年以上
毎日送信し続けた筑紫哲也が２００８年１１月７日逝去された。　享年７３歳。

　 ＴＢＳのＮＥＷＳ２３最後の出演時の最後の「多事争論」

　変わらないもの

　「力の強い者、権力に対する監視の役を果たし」
　「ひとつの方向に流れやすいこの国の中で、少数派であることを怖れず」
　「多様な意見や立場を登場させることで、社会に自由の気風を保つ」

　（『多事争論』3月31日放送“変わらないもの”より）

　人は大きな流れに乗っていた方が安心であるし、自分を守りやすい。
　島国であるこの日本でこのように潮流に身を任せず、反骨精神を常に持って
ジャーナリズムを貫いた人。

　あなたにとってたくさんの遊びにあふれていた人生って言う祭りは終わりました。
　ゆっくりとしてください。

　ご冥福をお祈りします。