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よしたろ1216
ストレスとかじゃ無いんです。
唯そこにネタがあるから突っ込むんです。
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上京したばかりの頃、
お笑いの元相方せーごに、
「面白くても伝わらないと意味がねぇ」
と言われて驚愕し、
その日のうちに標準語講座へ入会した、
よしたろ(25歳 なまり)です。
えぇ…確かに僕は訛ってますよ。
ちょっとでも気を抜くと、
「何しよっと?」とか、
「しゃーしい」とか、
平気で言っちゃうしね。
愛ラブ福岡。
だけど、
そこまで言うなら仕方ない。
僕は練習しましたよ。
すこぶる音読しましたよ。
「何してるの?」
「学校だよ」
「ていうかダルくない?」
「超すげー」
…って、
馬鹿か俺はーっっ!!
何が愛ラブ福岡だっ?!
人とコミュニケーションを図るため、
そして面白い人と思われるため、
僕は標準語という名の悪魔に魂を売りました。
え…標準語??
何それ、
チョー余裕。
のりのりでした…
白々しいくらいに標準語でした。
てな訳で、
今日はお買い物の話をしましょう。
一人暮らしが長い僕は、
買い物が常に主婦目線なんです。
お買い得商品のみを購入して、
決して無駄遣いはしません。
この前も靴下を買いに、
主婦ご用達の老舗長崎屋へ行って来ました。
恥ずかしくなんか無いですよ?
むしろ心地いいぐらい。
だけどね、
いくら心のオアシス長崎屋と言えど、
おばちゃん連中には、
細心の注意が必要なの。
深爪と同じくらい細心の注意がね。
何故か…?
まぁ一言で言えば、
そこが戦場だからだよね。
おばちゃん達は売り場という名の桶狭間で、
我先にといきり立ってるでしょ?
ちょっとでも隙を見せると、
獲物を持っていかれたり、
ひどい場合には、
横取りされちゃったりするから。
まぁね、
その危険さときたらティラノサウルス級だよね。
なりふり構わず獲物をむさぼるよね。
間違いなくむさぼる。
目とか合わせたら、
こっちがやられちゃうもん。
でね。
僕が靴下を物色してたら、
案の定おばちゃんが、
同じ売り場に侵入して来てさ…
確かにね、
年の上では先輩ですよ。
だけどピッチの上では年は関係無いって、
サッカー部の先輩に教わったの。
山田先輩に。
だから僕は、
一歩も引くつもりはありませんでしたよ。
『我先に良い品を』のスローガンの下、
ギロリと目を見開いて探しましたよ。
3足1000円の靴下を。
そしたらね、
中々イカした靴下を発見したんです。
黒・紺・茶の三色セット。
「これ…すごく良い!」
胸が高鳴りましたよ。
今日も良い買い物が出来て幸せだと、
そう思いましたよ。
そしたらね…おばちゃんがね、
「あら!それいいわね!」とか言うわけ。
そりゃまさかと思ったよ。
「これ」じゃなくて、
「それ」って言ってる辺りがさ、
間違いなく視線の先を指してるんだけど、
僕は勇気を持って、
おばちゃんの方を見やったんです。
そしたら、
ばっちり凝視されてましたね。
僕の靴下。
見ないでーーーーっ!!!!
僕は『小梅』の気持ちが少しだけ分かりました。
(ひとつ屋根の下より)
おばちゃんは続けます。
「その靴下は私のモノよ」と。
「な…何を根拠に??」
そう思いましたが、
最強の肉食獣は僕の靴下を奪い、
レジへと向かって店員へ言います、
「これ試着させてちょうだい」
試着すんの?!
おぉサムラ~イ。
靴下試着ってどんだけアグレッシブだよ?
3足1000円だよ、それ?
さらにおばちゃんは言います。
「更衣室どこ?」と。
使うんだ?!
でね。
更衣室から出てくるなり、
「ちょっと地味ね…」
とか言って返却してるの。
そりゃ開いた口が塞がらないというか、
驚きのあまり口すら開かなかったよね。
僕がぽかんとしてると、
おばちゃんがハニカミながらこう言うわけ。
「靴下あなたに譲るわよ」と。
取り敢えず僕は、
おばちゃんの温もりを感じてみました。
ナマ温けぇ…→
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