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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2009年07月29日
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カテゴリ:第三章 301 ~ 363 話
.
館長
  「皆の衆。 この戦い、自分で見たこの戦いを末代にまで語り継ぐことじゃ。
   この地球を救ってくれた神の話を。
            そしてその神は、我々が育てたのだということをの。」

 館長の言葉を、皆一様に噛み締めてうなずくのであった。


 だが・・・・

こういち
  「まだ終わっちゃいない。」


陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「 こういちぃぃぃぃっ!
      このおれと勝負しろぉぉぉぉっ!
 」

 この男の戦いは、まだ終わっていなかった。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「 この 陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 様とぉぉぉっ! 」
  『 てぇやぁぁぁぁぁぁっ! 』
                    =====ズコーン★

 交わす事無く、両腕を顔の前で立てた受身で、その襲い掛かる蹴りを受け止めるこういち、
 かなりの距離を飛ばされたっ!
                 彡サッ☆台風
 それを執拗に追いかけ、次々と仕掛ける Ryuichiっ!

 ムカッスパンっ★ ムカッガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆
                  ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
       サッ☆台風

 ムカッバシバシムカッバシムカッバシっ★
                     ムカッガツムカッムカッガツムカッガシガシ★ムカッ サッ☆台風
     ムカッズボっ★​


  ムカッガシムカッズボっ★ サッ☆
 ムカッスパンっ★ ムカッガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆
                  ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
       サッ☆台風

   ムカッバシバシムカッバシムカッズボズボズボっ★
                 ムカッガツムカッムカッガツムカッガツ★ムカッ サッ☆台風
 ムカッズコーーっ★



陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「よくも[三獣神]をっ!
              そしておれの楽しみの黄龍道をっ!」

       ムカッスパンっ★ムカッ サッ☆台風
   ムカッバシバシムカッバシムカッズボズボズボっ★
            ムカッガツムカッムカッガツムカッガツ★ムカッ サッ☆台風
 ムカッズコーーっ★

            ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
       サッ☆台風

 ムカッバシバシムカッバシムカッバシっ★
                ムカッガツムカッムカッガツムカッガシガシ★ムカッ サッ☆台風
            ムカッボコーーっ★​



 こういちは受身多様で Ryuichi の攻撃を防戦している。

[神霊巫女]利江
  「どうしてっ!」
和恵姉さん
  「ほっときなさい。」

ゆうすけ
  「 Ryuichi の意地とプライドなんだよ・・・。」
[神霊巫女]利江
  「意地とプライド・・・?」

ゆうすけ
  「自分の使命である守るものをこういちに倒された上、そして戦う様も、能力も自分が
   こういちに劣っていると自覚したくないのさ。
   同じ[陳南家]の世代、スタートも一緒。 分岐してからは自分は努力しているはず。
   ましてや本家に劣るはずがない、心の中は劣りたくない! とね。」

[近衛軍長 補佐]チーラン
  「でも違う・・・。 二人 同じ だけど違う。 チーラン 分る。」
和恵姉さん
  「こういちは Ryuichi の思いを受け止めているだけ。 倒す気はないわ。
   こういちにはそれが分っているのよ。」


  ムカッズボっ★
     バシムカッバシムカッムカッバシバシっ★ムカッ サッ☆台風 ガシっ★
        ムカッガツムカッガツムカッガツ★

          ムカッガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆台風
              ムカッスパンっ★ムカッ サッ☆台風
    ムカッガシムカッズボっ★ サッ☆​

 ムカッスパンっ★ ムカッガシムカッムカッガシムカッガシっ★ムカッ サッ☆
                  ムカッガシムカッガシっ★ムカッ
       サッ☆台風

   ムカッバシバシムカッバシムカッズボズボズボっ★
                ムカッガツムカッムカッガツムカッガツ★ムカッ サッ☆台風
                  ムカッズコーーンっ★


 時折、強烈な蹴りで身体を飛ばされるこういち。
 そこへすかさず打撃を加える Ryuichiという戦いぶり。

ゾルダ
  「ア、アニキっ!」
ザウバー
  「やらせとけ・・・。」
ゾルダ
  「でもよぉ・・・。」

ザウバー
  「勝ち負け決めたいなら、おまえも行って来い。
   おれはこういちの上に出なくてもよくなった・・・。 そういうことだ。」
ゾルダ
  「ア、アニキ・・・・」


陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「何故だっ! なぜお前とおれにこれほどの[差]がなければならないっ!」

 Ryuichi が強烈な左足からの回し蹴りを見舞う。
 それを屈んで右腕で受け止め、左手拳で Ryuichi の膝横に強烈な一撃を見舞うこういち。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「ぐわっ!」

 一瞬ひるむ Ryuichi。


 だが次の瞬間、なんと利江に いなずま 衝 撃 いなずま が走ったのだっ!
 そして隣で見ていたゆうすけにもっ!

 続けて右手拳をこういちの顔面に向かってブチ込む Ryuichi に対処する、受けるこういち
 の行動がそれだったっ!

 その利江の目には、まるでスローモーションでも見ているようにひとつひとつの動きがしっか
 りと目に映った。

 こういちの目が一瞬光り、片ひざを付いた状態から 右手一本で自分の体を跳ね上げ、殴りか
 かる Ryuichi の右腕に足を4の字に絡め、腕を逆に取ってねじり、そのまま Ryuichi を
 顔面から地面に落とし、ねじって固定していた腕をそのまま Ryuichi 自身の頭の上の方に勢
 いよく一瞬で持って行った こういち の姿だったっ!

      サッ☆ ガシっ☆ ドサっ  バキっ★ 
                          『 ぐわぁぁぁぁぁ!!
 Ryuichi の悲鳴がこだまする・・・・。

[神霊巫女]利江
  「 !! 」
ゆうすけ
  「なっ・・・、お、おぃっ、い、、、今のって・・・・」

[神霊巫女]利江
  「・・・こ、、こういち君・・・・、それって・・・」


 あの日の光景 と、そして今目の前のこういちの動きが、重なるように写り、利江の中
 では二つの出来事がまさに、完全に一致した瞬間だった!


[神霊巫女]利江
  「チビ・・・・あの日のチビ少年の、そう、
           私の王子様が使った技そのものよっ!

ゆうすけ
  「なんだってっ!    すると・・・」


こういち
  「残念だが同じじゃないみたいだ・・・。
   陳南家の血・・・でなく・・・・[探神霊石]が能力を伸ばすという力・・・
   異なるのは、おいらの身体に流れる、[神霊巫女]の血だっ!」

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「[神霊巫女]の血だと・・・?
   く、くそ・・・、右肩がいっちまったようだ・・・・。」

 掴んでいた手を離し、サッとその場から後方に身体を移すこういち。
 着ていた衣服の、左肩半分が切れ落ちている姿で構えることなく立ちすくむ。

陳南家 殺流伝承者 Ryuichi
  「そ、そうか・・・・。
            じゃおれの力不足ってやつではないのか・・・・。」

 右肩を左手で押さえ、右手をぶら~んとさせ、起き上がりながら語る Ryuichi。

こういち
  「あぁ、親に流れていた血の違いさ。
           生まれた後の、おいら達の[差]じゃない。」

 その言葉を聞いて、全身の力が抜ける Ryuichi。
 そのまま右肩を押さえながら後方に倒れて、大の字になって寝転んだ。



                             つづく



第362話 永久の彼方に -5 へ
 (いやだからおばさんまで)




  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2022年04月04日 15時53分04秒
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