カテゴリ:第四章 4-364 ~ 420 話
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ キン カラン キンキンキン キンキンキンキンキンキンキンキキン カタカタカタカタカタカタカタ・・・・ 弾装のマガジンを一本打ち尽くし、空回りで弾を送る音だけがこだましていた。 打ち尽くした火薬が撒き散らした白煙で視界が悪い中、半身になり腕で顔を覆っていた盗賊指揮 官、その腕をゆっくりと下ろし、和恵が無数の弾を身体に受け、手足がもげてバラバラになって いる姿を目で探しにいく・・・・・ ところが、 辺りが徐々に晴れる中視界に入ってきたのは・・・ 綺麗な白いヒール姿の生脚を青いチャイナのスリットからスッと足を横に出し、腕を組んでこち らを見据えている、和恵の姿だった。 盗賊指揮官 ( ・・・ @o@||| ) もう言葉にならない。 マシンガンをぶっ放した6人もその姿を見て硬直したまま動けなかった。 和恵は組んでいた腕を前に伸ばし、握ったこぶしを上に向けて、そっと開いて見せた。 その中には、山盛りになった弾丸が2盛り。 そのまま手の平を横に傾けて地面に落下させる和恵。 ボト ボトボトボト ボトボトボトボト・・・ 落ちた足元、既にここにも無数の弾丸が転がっていた。 和恵姉さん 「ごめんね~、遣られてあげられなくて。。。 やっぱりあなたの方だったわね、残念だったのは。。。 さぁ~て、お次は何を出してくれるのかなぁ~~♪♪♪」 そこへゆうすけから連絡を受けた機動隊と警察官達が、次から次へと押しかけたのだった。 ~ ~ ~ リツコ 「くっ・・・」 ( この男、私の記憶には無い・・・。 私が抜けた後に新しく作られたのだろうけど、スペック の数字が分らないことには、私よりスピードが遅いのか同等なのかが分らない・・・。 このマシンガンを後ろの男に渡してしまうと、私のスピードで避けられるの? 無理なの? やってみたことないから分らないわ・・・・。 姉さんなら[気]の大きさで01か03か分るのでしょうけど・・・・ ) その時和恵から無線が。 和恵姉さん [リツコ、こっちは 出来そこないのスペック-01だったけど。 でも、安心して。。。 あなた以外ににスペック-01を超える[気]は感じないわよ。] リツコ 「分ったわ・・・。」 渋々とマシンガンの銃口を上に向け、さっと手を離し、落下するマシンガンの銃口付近を再び掴 んだ。 そしてまず片方のマシンガンを後ろに倒れている二人の真ん中付近、かなり届かないところに前 を見たままブラ~ンと手を振って放り投げる。 ひょ~い彡 ガシャン 続いてもう一方のマシンガンを同様にブラ~ンと後方に投げ・・・ると見せかけて、前方で体育 座りをする4人目のビル爆破予告犯人に向かって、それもやや右に逸れるように山なりに放り投 げた。 ひょ~い彡 が、次の瞬間っ! 猛ダッシュで4人目のビル爆破予告犯人に駆け寄ったっ! ビル爆破予告犯人4人目は放られたマシンガンを目で追いながら片手をついて取りに行く、が、 ビル爆破予告犯人4人目 「何っ!」 ガツーーン★ 「ぐえっ!」 リツコの前蹴りがドテッ腹に見事に決まるっ! そのまま宙に浮くマシンガンを逆の脚で蹴りぬいて、左の遠いところに飛ばしたっ! ガシーン彡 リツコ ( こ、この男・・ ) 後ろを見ると、マシンガンどころではなく、気絶したままの二人、そして今蹴りこんだ男は、完 全に白目で意識不明であった・・・。 リツコ ( 戦闘員じゃない・・・普通の人・・・。 ) 意識のない4人目の犯人が握っていた手の中から、黒いプラスチックの箱をつかみ出して手に する。 リツコ ( 戦闘員だと思って、かなり強く入れてしまったわ・・・。 それにこれ、小型のトランシーバーじゃない・・・。) [こちら、片付きました。犯人は4人。 一人は起爆装置を思わせる小型の箱を持っていましたが、ただのトランシーバーのようで す。念のため、そのまま持ち帰ります。] ゆうすけ [ご苦労様でした。 すぐに自衛隊の方に向かってもらいます。] 利江 「ふぅ。。。 片付いたみたいね。 私たち、出番無かったわね~タロちゃん。」 タロ 『Cuuu…』 ゆうすけ [出番は無いに越したことはないさ。 それに、利江ちゃんから貴重な報告をもらえたから事件に進展を見ることができたもの♪ 大活躍だよ。。。 ただ、爆発物が本当に無いか、これからが自衛隊の皆さんの大変なところさ。 お疲れ様。] だがその時 !! ドッカーーーン ゆうすけ 「なんだって!」 驚くゆうすけを他所に、ビルの真ん中、約30階付近で窓ガラスに続き、赤い火柱が噴出しビル の一面が突然吹き飛ぶ姿がっ! ガラスの破片が、炎に照らされてキラキラと夜空に舞うっ! そして急いでビルに入り込む和恵の姿もそこにあった。 リツコ 「何っ!」 利江 「うそっ!」 自衛隊小隊長 「爆発したぞーーーっ! 伍長、中にいる隊員たちの様子はっ!」 伍長 「は、今確認しております。」 自衛隊小隊長 「くそう・・・やはり爆弾が仕掛けてあったか・・・」 真っ赤な火柱を横に噴出したピル、その後は真っ黒な煙がもくもくと噴出していた。 伍長 「小隊長、中にいる隊員は、まだ7階付近までしか上っておりませんでした。 全員無事です。」 自衛隊小隊長 「よし、全員引き返させろっ!」 伍長 「了解。」 自衛隊小隊長 「くそ、人質がまだ中に・・・。」 ゆうすけ [リツコさん、人質の方々を・・・] ( ゆうすけの通信に被せるように、 ) 和恵姉さん [ゆうすけ、今リツコと合流したわ。 人質は二人で隣のビルに移すから、そっち に救援隊を向けさせて頂戴。] ゆうすけ [ラジャー!] すると、人質を両脇に抱えた和恵、屋上から隣のビルの屋上に飛び降りたっ! 『うわ~~~!』 『ひぇ~~~!』 ↓スタン彡 和恵姉さん 「大丈夫でしょ。」 続いてリツコも同様にして飛び降りてきた。 和恵姉さん 「次っ!」 彡ピョーーン↑ 隣のビルも、およそ45階を越えており、中では程近い高さであった。 和恵姉さん [リツコ、一人6回往復で24人だからね。 すぐよ♪] 「はい次、飛び降りるわよ♪」 リツコ [はい。] 『ぬわ~~~!』 『ぎゃ~~~!』 ↓スタン彡 和恵姉さん 「次っ!」 彡ピョーーン↑ -つづく- (いい考えある~♪) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月07日 13時52分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[第四章 4-364 ~ 420 話] カテゴリの最新記事
|
|