カテゴリ:第四章 4-364 ~ 420 話
~ ピポ パポ ピポ ピポ~♪ ゆうすけ 『はい、S.F.Forces(Special Fighting Forces )ゆうすけです。 ・・・・ !! なんですってっ! またっ !? ・・・・ わかりました。』 ピっ 利江 「どんな事件?」 カウンターイスに座る利江の横に、ゴロンと寝転がっていたタロが顔を上げた。 ゆうすけ 「ま、また爆破予告が来たそうです・・・。」 和恵姉さん 「飽きずによくやるわね・・・。 今度は何処・・・?」 ゆうすけ 「今度は JR最新橋の駅ビルだそうです。」 リツコ 「駅ビル! 被害を大きくしたくないわね。」 ゆうすけ 「予告してくる以上、前もって人の出入りは規制できます。 ・・・が、 再び爆破されると、今度は電車も停まる可能性もあります。 姉さん、急ぎましょう。」 和恵姉さん 「わかったわ!」 4人と一匹は、黄色いスポーツカーの待つガレージへと素早く姿を消した。 ~~~ ~~~ ~~~ 貴子 「ナンちゃん、ご飯をよそりますよ♪」 しゃもじを片手に、茶碗をどうぞと手を差し出して催促する貴子。 チーラン 「ナンちゃんのはチーランが盛る! なんでお前がここにいる! それになんだっ! その派手なピンクの服着は・・・。」 貴子 「あら、コンパニオンの制服よ。 今日は一つも依頼がないから、自主的サービスでここに お邪魔させて頂いてるの♪ 椿さん、お注ぎしますよ。 椿 勇姿 「あ、私はウーロン茶で・・・」 貴子 「まぁ、ビールじゃないのね・・・。」 チーラン 「当たり前だ! 椿 高校生、酒などやらんっ!」 スウラン 「コンパ・・・にょん てなんだ?」 椿 勇姿 「コンパニオンというのは、会席、催し物などでお手伝いをする方のことを言うね。」 スウラン 「なにを手伝う・・・?」 貴子 「たとえば、ナンチャンが酔ってこうして倒れたら・・・ ( 横にいたナンちゃんを、強引に自分の膝の上に頭を乗せ、 ) こうして介抱してあげるの。。。♪」 と、ナンちゃんの顔を、自分の胸に押し付けて、ポヨ~ん、ポヨ~んをして見せた。 チーラン 「て、てめえ! なにする!」 スウラン 「ふぅ~ん、酔ったらこうすればいいのか。」 なんとスウランは、今度は貴子からナンちゃんの顔を奪い取り、自分の胸に顔を押し付け 始めた。 ナンちゃん ( ポヨ~ん♪ ポヨ~ん♪ と、なすがまま。) チーラン 「スウランまです(る)なっ! お前にはゆうすけがおるだろにっ!」 と、強烈な回し蹴りっ! ズゴーーーン★ スウラン 「なにするっ! スウラン 悪気ないっ!」 と、こちらも強烈なミドルキックのお返しっ! ズゴーーーン★ チーラン 「やったなっ!」 と、またまた強烈な回し蹴りっ! ズゴーーーン★ 二人がドタバタしている横で、 貴子 「はい、ナンちゃん~♪ あぁ~ん♪」 ふっと二人の目線が貴子に! 『あぁ~ん♪ ぢゃないっ!』 と、Wの回し蹴りっ! ズゴーーーン★ ズゴーーーン★ 貴子 「やったわねーーーっ!」 ドーーーン★ バキっ ズゴーーーン★ 貴子を含めた3人で取っ組み合いが始まった! 椿 勇姿 「まぁまぁ、ここは落ち着いて・・・」 ( と、なだめに入った椿であったが… ) ズゴーーーン★ (*o*||| ( 椿も蹴り飛ばされてしまう。 ) そんな中、ナンちゃんは一人もくもくとご飯を食べ続けていた。 ナンちゃん 「ご飯、無くなっちゃうよ~~~♪」 その声に一同の動きが止まり、テーブルの上に視線が集まった。 その服装、浴衣も肌け、スーツもビリビリ、とても色っぽい。。。 が、周りの壁は穴だらけ・・・ チーラン 「メシ、無くなる 困る・・・」 スウラン 「まだこれから・・・」 二人は一目散に席に着き、猛然と食事を始めた。 椿はうつ伏せで壁際に倒れたままで、 椿 勇姿 「な、なんという女性のパワーなのだろ・・・」 一人あっけに取られていたのであった。 そこへ・・・ 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「 た、大変だぁ~~っ! 」 民宿に石釘君が息を切らしながら。慌てて駆け込んできた! 玄関の扉を開けるなり、 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「つ、椿さん達はいますか? (ハァ、ハァ、ハァ・・・)」 スリッパが並ぶ玄関先に両手をついて、肩で息をしながら。 民宿の女将 「まぁ石釘君、どうしたの? そんなに慌てて・・・」 その声に、女将が奥から顔を出した。 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「お、おばさん・・・(ハァ、ハァ、ハァ・・・) つ、椿さんや(ハァ、ハァ、ハァ・・・) ナンちゃん達に・・・(ハァ、ハァ、ハァ・・・)」 貴子 「どうしたの石ちゃん、そんなに慌てて。 ハイお水♪ まずは落ち着いてから。」 石釘君と貴子は、同じ高校の同級生で幼馴染でもあった。 石釘君の声で廊下を覗いた貴子、気を利かせて水を入れたコップを手にして玄関に足を運んだ。 勢い良く貴子の差し出したコップを掴み取り、一気に飲み干した石釘君。 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「う、うちの師範が・・・、師範がやつらに連れ去られてしまって・・・ それで椿さん達に伝えたくて・・・(ハァ、ハァ、ハァ・・・)」 貴子 「分ったわ。 話してくるから、そこで少し待っててくれる?」 そう話すと、貴子は奥へと消えていった。 ~~~ ~~~ ~~~ -つづく- (ワナならそれにハマってあげればいいじゃん) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 10時50分19秒
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