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2010年09月17日
カテゴリ：第四章 4-364 ～ 420 話
椿 勇姿 「くっ・・・」 彡スタ。 （ こ、こいつの一撃には重みがある・・・ ） ［ 全拳武道団 ］ 東北の荒熊 大木竜平 「大口を叩くだけの事はあるってことか。 だが余裕があるようには見えんな。 近づいて懐に入らなければ柔術は使えまいっ！ それが貴様の弱点だぜっ！ これでどうだっっっ！」 椿に駆け寄り、右、左と拳、蹴り、手の平、手套を次々と繰り出す大木竜平っ！ 『そりゃっ そぃそぃ、 てりゃ、ふんふんふん、そりゃゃ！』 『はいっ フン、フン、 くっ うっうっうっ、 はいっ』 それを交わしつつ受け流しを繰り返す椿。 大木の隙を伺う。 完全なクリーンヒットは許さない椿であったが、拳法を心得るスペック戦闘員がため、さすが の椿も隙を伺うよりも、ダメージを少なくする受け流しで精一杯・・・。 最後の蹴りは、再び自らを蹴り抜かれる方向へ飛び、ショックを和らげるも苦痛の表情だ。 彡スタ。 ［ 全拳武道団 ］ 東北の荒熊 大木竜平 「ふん、３人でなければこんなものか・・・。 つまらん。 勝負は見えたな。 これで二度と立ち上がれなくしてくれるわぁっ！ 沈めっ！ うぅぅぅりゃゃゃっ！ 」 今までに見せたこともない速度で椿に近づく大木っ！ サササササササササササササっ 椿 勇姿 「は、早いっ！」 大木はジャンプ一番、右足を曲げて左足を伸ばした飛び蹴りの姿勢で襲い掛かるっ！ 左に避けた椿だが、空中で曲げていた右足を伸ばし椿を蹴り抜いたっ！ そりゃっ ズボッ★ 椿 勇姿 「ぐわっ！」 両腕で受けたものの、身体ごと吹き飛ぶ椿っ！ 受身無く、地面を転がる・・・。 ゴロゴロゴロ・・・・ スタッ、 ザっ！ 飛び蹴り姿勢から着地し、そのまま椿へステップした大木っ！ 無防備な椿に襲い掛かったっ！ ～ ～ ～ 『なんでだ？』 と言わんばかりに、握っていた両手の指を見つめるゲルヴァンツ、 ［ 全拳武道団 ］東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 「お、親指が腫れてやがる・・・・。 くそ、あの頑丈な小僧への当たり処が悪かったか・・・。 頑丈拳か・・・なるほど、面白い。」 クルっと振り返り、チーラン、スウランをにらむゲルヴァンツ、 ［ 全拳武道団 ］東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 「なまじ手にしたブツに頼るからこうなるのだ。 素手の方が気楽でいい。 覚悟せぇよっ！」 ブツくさと独り言をつぶやいや後、猛然と二人に襲い掛かったっ！ 二人に近づくと、両手を広げて ブワンブワン と唸りながら背骨を中心に身体ごと回転させる スピン攻撃っ！ チーラン、スウランはそれを屈んで、後ろに飛んでと交わす。 が、 ［ 全拳武道団 ］東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 「ふん、普通はその様に避けるんだよな。 だがな、この俺様の場合、 フンっ！」 回転しながら右足で踏ん張るゲルヴァンツ、すると体操の側面飛びのように回転したまま軸が 変わり、屈んでよけたスウランの顔面を回転する両腕が襲ったっ！ スウラン 「うわぁぁっ！」 両腕で顔を覆ってのガードが精一杯っ！ スペック－３のその強烈な攻撃をまともに・・・ ズガーーーン★＝＝＝＝＝＝＞ ところが、そのゲルヴァンツの回転する両腕の攻撃をまともにくらったのは、なんとナンチ ャンっ！ ナンちゃん 彡彡彡 ★＝＝＝＝＝＝＞ 「あ～～～れぇ～～～～～っ♪」 (^ ^ｖ 空中で、床に肘を付いて頭を乗せて足を組んでいるような姿勢で、そしてそしてなんと、笑 顔で飛ばされていたっ！ ～ ～ ～ 左に避けた椿だが、空中で曲げていた右足を伸ばし椿を蹴り抜いたっ！ 椿 勇姿 「ぐわっ！」 両腕で受けたものの、身体ごと吹き飛ぶ椿っ！ 受身無く、地面を転がる・・・。 スタッ、 ザっ！ 飛び蹴り姿勢から着地し、そのまま椿へステップした大木っ！ 無防備な椿に襲い掛かったっ！ と、そこへ・・・・ ナンちゃん 彡彡彡 ★＝＝＝＝＝＝＞ 「あ～～～れぇ～～～～～っ♪」 ｖ(^ ^＞  ズゴーーーーーン★頭に当てている曲げた腕の肘が、そのまま大木の後頭部を直撃っ！ ［ 全拳武道団 ］ 東北の荒熊 大木竜平 「げほっ！」 もんどり打って倒れる大木！ 苦しそうにフラフラと立ち上がった椿は、 椿 勇姿 「今だっ！」 痛みをこらえ、隙を見い出して駆け寄る椿！ こちらも不意をつかれたとはいえ、後頭部を押さえてフラフラと立ち上がる大木。 その立ち上がった大木に、 椿 勇姿 「食らえっ！ 我が究極の奥義、裏壊牙山（うらはがざん） ローキックの様に蹴りに行く椿の蹴りを、フラフラながらも無意識に飛び上がって避けた、 大木椿は待ってましたとばかりに、誘いに乗って空中に避けた 大木 を左手で逆襟を掴み 上へ引き上げ、腰を沈め右手拳を まるで空手の正拳突きのように、大木 のみぞおち 目 がけて鋭く繰り出したっ！ 『 てゃーーー 』 ズボ★ ぐわっ 続けて掴んでいた左手を放し、時計廻りに素早く体を回転させ、 右ヒジを 大木 めがけて繰り出す。 『 おぉーーりゃーーー 』 ズコ★ うぐっ 最後は、そのまま両手を地面について、力強い両足の後ろ蹴りで大木の顔面を蹴り抜いたっ！ 『 これでとどめだっ！ 』 ズボン★★ ぐぉーーーーっ！ 彡ドサっ 受身も取れず地面に飛ばされ、そのまま完全にダウンした大木。 ～ ～ ～ ナンちゃんをふっ飛ばしたゲルヴァンツは、急に体の回転を止めた・・・・。 そして・・・ ［ 全拳武道団 ］東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 「くそぉ、あの石頭の小僧め・・・。 なんで・・・なんでこのスペック－３のこの俺様の肘（ひじ）が痛むんだ・・・・」 ブラ～ンとさせた右手の肘を左手で押さえ、ブツクサと独り言を言うゲルヴァンツ、 そこへ、 チーラン 「ハイっ！」 ガシっ スウラン 「ハイっ、ハイっ！」 ズコっ ズコっ  ズゴーーーン二人の蹴りがゲルヴァンツを襲うっ！ ゲルヴァンツはチーランの蹴りを左腕で受け止めたものの、スウランの彡チョンとジャンプ しての右っ左っと連続の横回し蹴りは背中と胸板には受けてしまう。 ところが、なぜか３発目の強烈な蹴りが後方からお見舞いされ、 ［ 全拳武道団 ］東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 彡彡彡★★＝＝＝＝＝＝＞「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ～」 ＝＝ズガンっ！★ ＝＝ズガンっ！★ ＝＝ズガンっ！★ と、建屋の柱をみなぶち割り、突き抜けて奥の竹薮に消えていったのだった・・・。 －つづく－ （が、元定軒？ ラーメン屋さん？） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 11時04分59秒
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