カテゴリ:第四章 4-364 ~ 420 話
[ 全拳武道団 ]東北支部 支部長 暴れ熊の ゲルヴァンツ 彡彡彡★★======>「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~」 ==ズガンっ!★ ==ズガンっ!★ ==ズガンっ!★ と、建屋の柱をみなぶち割り、突き抜けて奥の竹薮に消えていったのだった・・・。 慌ててスウランが横を見ると、痛そうにしているナンちゃんの姿が。 その時、建屋が バッサーーン と崩れ落ちたのだった。 その横で、椿が突然倒れた。 チーラン 「椿っ!」 ( 駆け足で駆け寄るチーラン。 ) 椿 勇姿 「さ、鎖骨が逝ってしまったようだ・・・」 さらにその奥で、倒れたまま立ち上がれない大木を横目に、 チーラン 「大丈夫 肩貸す・・・。」 椿を起き上がらせ、肩に担いで中央にゆっくりと移動し始めた。 その姿を見ていた武道団員達数十名が、クモの子を散らすように一目散にその場から消えて いった。 スウラン 「最後の蹴り、あれ ナンちゃんじゃなくなっているあるよ ^ ^;;; 」 ナンちゃん 「大少林寺の時のザウバーと違って、おいらだけを狙ってこないから・・・ 守るのにもナンちゃんのままの速度では限界があるもの。 多数の団員の目には見えていないはず。 それにみんなは、スペック-3の一撃をまともに食らうと、命に関わるからね。 担ぐの代わるよ。」 チーラン 「うん。 でもナンちゃん、我らを守ってくれる。 だから安心して戦えた。」 ナンちゃん 「椿さん、大丈夫?」 ( ナンちゃんが担ぎ直して声をかけた。 ) 椿 勇姿 「あぁ、大丈夫だ。 手足の打撲は冷やせば復活する。 この鎖骨も少しの期間をもらえれば・・・。」 そこへ、 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「おぉ~~いっ♪」 門から石釘君が駆け込んできた。 そして敷地の片隅で頭を高くしてぐったりと横たわる師範の姿を見るなり、 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「し、師範っ!」 石釘君が師範に駆け寄り、続いてチーラン、スウランが歩み寄ってくる。 チーラン 「多分、大丈夫。」 スウラン 「まったく ひどいやつら・・・。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「そ、その・・・武道団、大木や他の武道団達は・・・?」 ナンちゃん 「逃げていったよ。 大木のおじさんはこの椿さんが倒してくれたし。」 椿を肩に担ぎ、こちらに向かって来るナンちゃん。 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「ま、また倒しちゃったんですかっ !! す、凄い人達だ・・・。」 綿来(わたのき)師範 「う・・・う~~ん・・・」 師範の意識が戻ってきたようだ。 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「師範、師範! 大丈夫ですか?」 綿来(わたのき)師範 「み、水を・・・」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「は、はい。」 師範の頭の横に添えてあった竹筒の水筒を手渡した。 それを自らの手で口に流し込み、グビグビと喉を通す師範。 綿来(わたのき)師範 「っぷぁ~、お陰で・・・少し生き返ったよ。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「どこか痛みますか?」 綿来(わたのき)師範 「か、身体全体が、きしむ様に重い・・・。」 チーラン 「水で冷やす いい。」 ナンちゃん 「椿さんにも治療が必要。 今日は宿に戻ろう。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「では私は師範を御自宅まで送ります。」 ナンちゃん 「一人では大変だよ。 おいらが担ぐ。 チーラン、スウラン、椿さんをお願い。」 チーラン / スウラン 「うん。」 「わかった。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「きみは身体が小さいから、ちょっと無理・・・・(じゃないの)?」 反論を始めた石釘君だったが、椿をチーラン、スウランに預けて師範に近づき、簡単におん ぶしてしまったナンちゃんを見て、 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「ナンちゃん、さっき痛そうにしていたし怪我は? お、重いでしょ、だ、大丈夫・・・?」 ナンちゃん 「うん♪ ちょっと痛かったけどもう平気。。。 重いけど、鍛錬、鍛錬。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「小さいのに足腰が丈夫なんだね・・・」 ナンちゃん 「おいらはね、頑丈拳を教わってたの。 身体には自信があるのだ♪」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「が、元定軒? ラーメン屋さん??? 出前で修行???」 椿 勇姿 「あはは、ラーメン屋さんではないよ。 身体が丈夫になる拳法らしいぞ。」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「そっか、頑丈…拳 かぁ・・・。 聞いたことがないや。」 綿来(わたのき)師範 「私も聞いたことがないねぇ・・・。 すまないね、南君。」 ナンちゃん 「まぁ広くは知られてないから。 だって自己流だもの。 腹筋したり腕立て伏せしたり…」 大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー) 「あは♪ 自己流かぁ。。。」 ナンちゃん 「そうだよ、そうしなきゃ、拳法家っていえないじゃん・・・」 チーラン 「そりゃそうだ。。。」 スウラン 「うん、肩書き 付くある~♪」 『あはははは。。。』 6人は笑顔で荒れた[ 全拳武道団 ]東北支部を後にした。 -つづく- (予定通り・・・かぁ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 11時07分18秒
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