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■ ドラマ 永久の彼方へ

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2012年01月12日
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全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「ふっ、死ねやっ!」

 大柄の[北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)がのっし、のっし・・・ではなく、ガタイに似合わず
 スペック-3らしい俊敏な動きでチーラン、スウランにスリ寄り、  『おりゃゃ!』
 腕を次々と振り回し、二人に襲い掛かった!」
        ズバっ         ズバっ ズバっ 

チーラン
  「くっ・・・」  ガシ
スウラン
  「んっ・・・」    ガシ

 両腕を下からスリ上げるように受け流すチーラン、スウランも横蹴りで迫る拳の先、
 慙愧(ざんき)の腕目掛けて蹴り上げて受け流す。

 だが相手はスペック-3、繰り出した腕、蹴り足をものともせず流しきれず、体が弾
 かれたっ!

チーラン
  「うわっ」  彡ドサ
スウラン
  「きゃっ」     彡ドサ

全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「まだまだ~っ!」
         ズバっ ズバっ
      ズバっ
                ズバっ ズバっ

 容赦なく降り注がれる拳の数々!

チーラン
  「うわーーーっ」  彡ドサ ゴロゴロ・・・
スウラン
  「きゃーーーっ」     彡ドサ ゴロゴロ・・・

 まるで大人と子供のケンカ程の[差]をまざまざと思い知らされる二人・・・。

チーラン
  「ぬぁーーーっ」  彡ドサ ゴロゴロ・・・
スウラン
  「きゃーーーっ」     彡ドサ ゴロゴロ・・・

 まともに食らわないようにするのが精一杯、幾度も地面に飛ばされ続けた・・・。


全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「大したことないなおぃ。 次はおれにやらせろっ!」
                       っ彡==『おぉぉぉぉりゃっ! 』

 もの凄い速度で近づいたかと思うと、強烈な回し蹴りの体制に入った!

チーラン
  「と、とても間に合わないっ!」
スウラン
  「ダメ・・・」

 倒れた姿勢で受ける体制も取れぬまま、ただ目で追うしかないない二人。
 その時、

全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「なにっ !! 」

 突如、軸足の踏ん張りが緩み、勢いをつけた回転のまま体制を崩して転げてしまった!
          ドサ彡  ゴロゴロ・・・・

スウラン
  「えっ !? 」

 すると、後方で待機していた[北関東支部] 支部長 山神 大樹(やまがみ・たいじゅ)も膝
 から崩れるようにして苦しそうに顔を歪ませて片ひざ姿勢になった。

チーラン
  「あっ !? 」

全拳武道団 [北関東支部] 支部長 山神 大樹(やまがみ・たいじゅ)
  「ど、とうしたというのだ・・・、あ、足が・・・」
全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「た、立ち足の力が抜けて・・・」

 足首を押さえる二人。 

全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「お前ら、何遊んでいやがるんだ。無倒の大木と言われた大樹までもが。」

 のっし、のっしと数歩前進し、再び己自身で二人を叩きのめさんと前に出る支部長 慙愧
 (ざんき)だったが、


ナンちゃん
  「よっこらしょっと。。。」

 うつ伏せで倒れていたナンちゃんが、ゆっくり、ゆっくりと起き上がってきた。
 片手でお腹を押さえながら。。。

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「バカなっ!」
全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「なんだとっ !? ふざけろっ!」
全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「このガキ・・・」   (歩足を止めた。)

ナンちゃん
  「痛いよ・・・、もっとさカッコよく立ち回りたいのにな・・・。
   早くて見えないんだもん。」

全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「オレのあの蹴りを食らって、尚も起き上がるだとっ!」

ナンちゃん
  「言ったぢゃない、おいら鍛えてるって。。。 [頑丈拳]だぞ (-、-v
   おぉ~~いでぇ・・・
   それに、おじちゃん達、このお姉ちゃん達の攻撃が見えなかったみたいだし・・・。」

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「なんだって !? 」
全拳武道団 [信越支部長] 颯 駿(ハヤテ・シュン)
  「この女共の攻撃だと・・・?」

チーラン
  (ぷっ。。。)
スウラン
  (まったく。。。)

ナンちゃん
  「なんだ・・・、全然見えないのかぁ。。。
   それじゃこのお姉ちゃん達を倒すのは無理だね。」

全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平
  「み、見えない・・・。 確かに見えなかった・・・。
   そ、そんな動きがこいつらに出来るのか・・・?」

ナンちゃん
  「お姉ちゃん達、お芝居がうまいからね。。。  あっ、言っちゃった !? 」


全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「芝居だと・・・?
        ふざけやがって~~!
                   構わん! 総員でこいつらをぶっ潰せやっ!」
 『うぉぉぉぉぉっ!』
          『おりゃゃゃゃっ!』
                   『くたばりやがれぇぇっ!』


 待機していた[北海支部]、[東北支部]、[北関東支部]らの精鋭部隊、総勢約30人余り
 が、そして、東北の荒熊 大木竜平 も加わり、軍勢一丸となって、チーラン、スウランに
 突進するっ!

チーラン
  「くたばる、あんたらの方っ!」
スウラン
  「行くあるよっ!」

 苦痛の表情から一転、鋭い目付きに変わる二人っ!
 『ハーーイっ!  ハイ、ハイっ!』
                  ズガっ  バシバシっ
 『ハイっ!  ハイハイっ! ハイハイっ!』
                    ズボっ  バシバシっ ズガズゴっ
 『ぐわっ』
      『うぉっ』 『んぐ・・・』
                   『ぐほっ・・・』
                     『うわっ・・・』 『ぐふっ・・・』


 相手のパンチ、手套を左腕で受けて、そのまま身体を回転させて肘打ち一発で仕留め、繰り出
 される蹴りを交わして手套をぶち込むチーラン。

 スウランもまた、屈んで相手の立ち足をさらう地べたを這う回し蹴りで相手を倒し、迫り来る
 次の攻撃を体大きく開いた足の体重移動で交わしては手套、横蹴りを食らわし、倒れている武
 道団に体重を乗せた肘打ちをお見舞いし、続けて低い姿勢で相手の溝打ち、わき腹に水平打ち、
 手套をテキパキと打ち込んで行く。
 『ヤーーっ!  ハイ、ハイっ!』
                     ズガっ  バシバシっ
 『ハイっ!  ハっハっ! ハイハイっ!』
                        ズボっ  バシバシっ ズガズゴっ

全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「そこのガキ、貴様はこのオレ様が二度としゃべれなくしてやる。 覚悟せぇよ。」

 苦しそうにするナンちゃんと対じする支部長 慙愧(ざんき)。 そこへ、

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「わしも加えてもらうか。」

 ナンちゃんは苦しそうにしたままうつむいている。 その横辺りにすっと立ち止まった。




                              -つづく-




第4-405話 先手 -5 へ
 (あっ、靴の紐が)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





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最終更新日  2020年09月08日 13時22分26秒
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