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2012年07月26日
カテゴリ：第四章 4-364 ～ 420 話
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全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「そこのガキ、貴様はこのオレ様が二度としゃべれなくしてやる。 覚悟せぇよ。」 苦しそうにするナンちゃんと対じする支部長 慙愧（ざんき）。 そこへ、 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「わしも加えてもらうか。」 ナンちゃんは苦しそうにしたままうつむいている。 その横辺りにすっと立ち止まった。 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「わしはどうもこのガキが気になる・・・。 我らの打撃を受けても、何度も立ち上がるとは。 完全にぶちのめさんと気がすまんっ！」 ～ ～ ～ 『ハーーイっ！ ハイ、ハイっ！』 ズガっ バシバシっ 『ハイっ！ ハイハイっ！ ハイハイっ！』 ズボっ バシバシっ ズガズゴっ 『ぐわっ』 『うぉっ』 『んぐ・・・』 『ぐほっ・・・』 『うわっ・・・』 『ぐふっ・・・』 華麗に舞い、見事なまでに全拳武道団、その精鋭達を次々と沈めていくチーランとスウラン。 スペック－３相手から一般武道家になると、その差は歴然っ！ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 彡ドサ 全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平 「く、くそぉ・・・。」 全拳武道団 ［北関東支部］ 支部長 山神 大樹（やまがみ・たいじゅ） 「うちの・・・精鋭たちを・・・」 チーラン 「残りは、異人だけか。」 最後の一人を打ちのめした姿勢で、やや後方に首をかしげ、つぶやくチーラン。 スウラン 「これで精鋭 大したことないある。」 ドサ彡 同じく目の前の最後の一人を手套で倒したその姿勢で、正面にいる東北の荒熊 大木竜平をに らみつけるスウラン。 ～ ～ ～ 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「あの世に送ってくれるわ、この動く処刑台がなっ！」 『くらえっ！』 ナンちゃん 「ねぇねぇ、お姉ちゃん達、おじちゃん達のお友達を倒しちゃったみたいだよ？」 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「うるさいっ！ こっちは貴様を始末するだけだっ！」 『うりゃーーっ！』 気を反らす話にも耳を傾けないほど、ナンちゃんに集中していた二人、前と横から同時に ナンちゃんに襲い掛かったっ！ 下向き顔を上目使いに少し上げ、瞬時の目線で素早く二人の動きを確認。 そして、先に蹴り込んできた支部長 慙愧（ざんき）の左足での蹴り込む向きを見て、 ナンちゃん 「  あっ、靴の紐が・・・」と、急にかがみこみ  、支部長 慙愧（ざんき）の蹴りが頭の上で空を切った！そのしゃがんだところへ今度は支部長 ゲルヴァンツの同じく左足の蹴りが向かって 来るっ！ ナンちゃんはそれを目で追うと、蹴り込まれる瞬間に、自らも飛ばされる方に地面を 蹴ったっ！ ナンちゃん 「いてーーーっ！」 っ彡＝＝＝＝＝＞  ズボっ！全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「・・・ぐほっ !! 」 肘打ち姿勢で支部長 慙愧（ざんき）の溝打ちに向かって飛ばされ？ たナンちゃんっ！ 腹を押さえながらにがり潰してような表情で倒れる支部長 慙愧（ざんき）。 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「う・・・くそ・・・」 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「蹴り込む向きを考えやがれっ！」 （ 片目を瞑り、少し苦しそうに ） 立ち上がりながら、横で寝転ぶナンちゃんを鷲づかみにし、支部長 ゲルヴァンツに向かって 放り投げたっ！ 彡ひょ～い 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「食らえやっ！ 鬼殺し岩挟峰っ！ 支部長 ゲルヴァンツ、ふわっと飛んできたナンちゃんを握りこぶしを作った両手で、挟むよ うに正面で強烈な両脇への打撃っ！ 『うりゃっ！』 ★ ズボっ ★ にぶい音に続き身体を一回転させ、右腕によるラリアットの一撃っ！ ガシっ ★彡 ナンちゃんの体が再び支部長 慙愧（ざんき）に向かって勢い良く宙を飛ぶっ！ 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「死ねや！ 慙愧 体斬死刑台っ！ 」 飛び来るナンちゃんを下からの膝蹴りで真上に踊り上がらせると、ズゴっ 両腕を上から振り下ろしナンちゃんの首、腹にヒットさせ、そのまま片ひざ姿勢で待ち 構えた立てた膝（ひざ）に背骨をぶつけていくっ！首、腹にヒットさせた両腕は、その まま膝の両脇を勢い良く通過し、拳が地面にめり込んでいった！ おりゃぁぁぁっ！ Ｖ ズボっ ズボっ Ｖ ま、まさに死刑台と呼ぶにふさわしい技・・・。 首、腹を押さえつけられたまま、背骨 を膝に叩きつけられ、その上、押さえつけた腕を下に振り切られたら、身体は真っ二つ･･･。 彡ゴロン・・・ ナンちゃんの体が、［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき）の前に、力なく転げた・・・。 ピクリとも動かないナンちゃん・・・。 チーラン 「ナンちゃんっ！」 東北の荒熊 大木竜平 を睨む目線が転げたナンちゃんを向き、驚き顔で叫んだ！ 手套で倒したその姿勢から立ち上がり、同じく 大木竜平 へ向けていた視線をナンちゃん に移し、 スウラン 「なんてことをっ！」 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「ぶははははっ！ ここは戦場だ。こんな結末は当たり前のこと。」 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「次は貴様らの番だ。 この死刑台が痛みを感じる間もなくあの世に送ってくれよう。」 スウラン 「異人だけ それもレベル３ 残った。」 チーラン 「あぁ。 我らも気合いれて掛からないと・・・。」 スウラン 「チーラン・・・」 チーラン 「スウラン、おやじ殿から授かったあの［力］、使うなら今だ。」 スウラン 「うん。」 チーラン 「いくぞ。」 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 二人が胸を張り、握りこぶしの両腕を斜め下に伸ばして気合を込める！ すると天高い雲間から、明るい光のスポットが二人それぞれに降り注ぎ始めた！ 全拳武道団 ［信越支部 ］支部長 颯 駿（ハヤテ・シュン） 疾風の駿 「な、なんだぁ～？」 全拳武道団 ［北関東支部］ 支部長 山神 大樹（やまがみ・たいじゅ） 「［気］が、上がり始めたぞ！」 片ひざを付いた姿勢のまま動けない二人。 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「こいつら、やはり只者ではない・・・」 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 『 はぁぁぁぁぁぁぁっ！ 』 支部長達が驚きでただただ見つめる中、しばらくすると、降り注ぐスポットの光が二人 に吸い込まれるように止んだ。 そこには、薄っすらとピンク色のオーラを体の表面に帯びた、二人の姿がっ！ ～～～ ～～～ ～～～ 武道団員01 「居たぞっ！ ここだっ！」 武道団員02 「正しくこの男だ！ あの師範もここに居るに違い無い！」 武道団員01 「この民宿を片っ端からガサしろっ！」 玄関前に、堂々とその姿をさらし、仁王立ちで立つ椿。 椿 勇姿 「悪いが、この先には進ませない。」 右の肩口から胸に掛けて手厚く包帯が巻かれおり、もう一方の左腕だけが胴着に袖を通 している。玄関前の道路に先に到着して叫んでいた数人の男の後ろに、続々と集結する 武道団員達。 武道団員01 「捕まえろっ！」 号令と共に、一斉に 椿 に襲い掛かったっ！ 構える 椿っ！ －つづく－ （お久しぶりですたい） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 13時24分46秒
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