283307 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

■ ドラマ 永久の彼方へ

■ ドラマ 永久の彼方へ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2013年02月08日
XML
.
武道団員01
  「捕まえろっ!」

 号令と共に、一斉に 椿 に襲い掛かったっ!
 構える 椿っ!

 『こいつーーっ!』
     『隠れても無駄だ!』

 先頭で掴みかかってきた団員の手を弾き、そのまま左手で襟を掴んで左足で出足払いで横に
 倒す!
 パシっ  ガシ、 トン彡
 その体の動きのまま、素早くステップして右足を軸に左足の回し蹴りっ!  シュバっ

 ズガっズガっ!


 団員二人が飛ばされたっ!

 集団で襲い来る団員の一人に後ろから掴まれた 椿、右足カカトの底で、掴んできた男の右足
 をきつく踏みつけ ズン★ 、掴む手が緩んだスキに後ろに向けて
 の肘打ち ズボ★、続けて前方に回りこんだ別の団員の顔を右足
 で下から強烈な蹴り! ズガン★
 さらに右に立つ団員の奥襟を掴み、引き手無しで強引に腰に乗せて払い腰で地面に叩き付ける!
 セイっ!  ダン★

魚沼 貴子
  「椿君、すごい~♪」

 建屋の中から見つめていた貴子、気持ちで拍手喝采☆☆★ を送る。
 その横で・・・

大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「あの人、戦い成れしてるなぁ・・・
   私の実力ではとても・・・」

魚沼 貴子
  「だから見てなさいって言われたんでしょ、しょげることないって石ちゃん。
   あれは稽古ではなくって実戦中の実践よ。
   いつかまた、こんなことに巻き込まれた時には、椿さんのように成れればってガンバレ
   ばいいんじゃない?」

大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「ん、うん・・・。」

 ズガン★  セイっ!  ダン★
               ズボ★ ズン★
  タァーっ! ズガン★


大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「片手なのに・・・」

椿 勇姿
  「よし、これでひと段落だ。」

 気持ちのいいほど次々と倒した椿だった。
 だが、最後までモノ陰に隠れて様子を見ていた団員二人が、スキを付いて椿に襲い掛か
 ったっ!

 『今だっ!』
       『たぁーーっ』

魚沼 貴子
  「きゃーーっ!」

 独りが後ろから羽交い絞めにして椿の自由を奪うと、もう一人がラグビーのタックルの
 ように、抱きかかえた団員もろとも二人を地面に倒したっ!

椿 勇姿
  「くそっ!」

 両腕をガッチリと決められ受身も取れない椿を、顔面から叩き付けようと羽交い絞めに
 した団員!

椿 勇姿
  「ぐわっ!」

 かろうじて身体を捻り、左の肩口から落ちる椿。  彡ドスン

団員
  「ふっ、倒してしまえばこちらのもの。 片腕では得意の寝技は使えまいて。」
 尚もがっちりと掴んだ腕を放さず口にした。
 もう一人の団員も 今だ! とばかりに、体を宙に浮かして肘打ちを食らわせてきたっ!

椿 勇姿
  「くっ・・・」

 もがいてもどうにもならない状況・・・。
 
大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「ダメだ・・・」

 と、皆が諦めた時だった、

???
  「 せやぁぁぁっ! 」    彡ドサーン

 体を宙に浮かせて肘打ちに行った団員が、その落としにいく肘を掴まれ、巻き込まれな
 がら地面に叩きつけらたっ!
 続いて椿を羽交い絞めにする団員の襟元を掴み、その太い二の腕で目の前に吊り上げた
 のだった。

???
  「ここいらで悪さしとるんはお前らか。」

団員
  「ひ、ひぃ~~ !! 」

 団員の悲鳴を横目に左手で引き手を持つと体落としで団員を投げ、そのまま自分の体重
 をのせたまま地面に体当たりしていったのだった。

団員
  「ぐぇぇぇぇぇぇっ!」

???
  「ふぅ、まさか椿さんだったとはの。。。」

 立ち上がりながらそう漏らした大柄な体格の人物。
 後ろの外灯が逆光となり、その顔が良く見えない・・・。 だがとてもよく聞き覚えのあ
 る声だった。

椿 勇姿
  「む、武藤君・・・か・・・?」
武藤大介 / ???(改め)
  「おす、お久しぶりですたい。。。♪」
魚沼 貴子
  「あ、あなたは・・・」

武藤大介
  「武藤大介いい申す。 椿さんとは柔道で知りおうた仲ですたい。」

椿 勇姿
  「彼らと対等に渡り合える我らの同士さ。
   武藤君、なぜキミがここへ・・・?」
武藤大介
  「明日、こちらの高校と練習試合がありまして、昨晩からこっちに泊り込みに来と
   りました。
   朝のランニングをしていたら人の怒鳴りあう声が聞こえたもので・・・。
   まさか椿さんがいらしとったとは。」

大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「た、助かった。。。 椿さんは顔が広いんですね♪」
魚沼 貴子
  「そう、お知り合いでしたの。。。」
椿 勇姿
  「そうか。 しかし助かったよ。
         そうだ、まずは貴子さん、紐を用意して下さい!」
魚沼 貴子
  「は~い♪
   石ちゃんも手伝って、浴衣用の帯を持ってきましょう。」
大少林寺拳法クラブ員 石釘君(高校3年生リーダー)
  「よし。」

武藤大介
  「椿さん、わしは明日があるのでこれで失礼します。」
椿 勇姿
  「ゆっくりしていって欲しいのだが。。。 すまなかった、ありがとう。」
武藤大介
  「いえ、では。」


~~~
   ~~~
      ~~~


全拳武道団 [北海支部] 支部長 慙愧(ざんき)
  「こいつら、やはり只者ではない・・・」


  『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』
         『 はぁぁぁぁぁぁぁっ! 』


 驚きでただただ見つめている支部長達が見つめる中、しばらくすると、降り注ぐスポットの
 光が二人に吸い込まれるように止んだ。

 そこには、薄っすらとピンク色のオーラを体の表面に帯びた、二人の姿がっ!

全拳武道団 [東北支部] 支部長 ゲルヴァンツ
  「や、やはりこの女共だ・・・噂の二人ってのは・・・。」




                              -つづく-




第4-407話 先手 -7
 (大丈夫だ、まだ腕は付いている)





  ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。

    また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年01月04日 12時52分01秒
コメント(1) | コメントを書く
[第四章 4-364 ~ 420 話] カテゴリの最新記事


PR

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

謎のドラマ作者@ Re:第242話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ Re:第4-490話 番号+1 番号振りがダブリました・・・ (^^|||
★ 謎のドラマ作者 ★@ 和恵よ。 和恵姉さん 「こういち! なんか言った?…

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

お気に入りブログ

もうひとつのBMW E4… non☆☆★さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X