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2013年02月12日
カテゴリ：第四章 4-364 ～ 420 話
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そこには、薄っすらとピンク色のオーラを体の表面に帯びた、二人の姿がっ！ 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「や、やはりこの女共だ・・・噂の二人ってのは・・・。」 チーラン 「よし、体が軽い。。。」 スウラン 「うん 力も。。。」 全拳武道団 東北の荒熊 大木竜平 「く、そんなまやかしで・・・誤魔化されんぞっ！ このオレがぶっ倒してやるっ！ 東北の荒熊 大木竜平様がなっ！」 『 てぇぇぇやぁぁぁっ！！ 』 過去二度、ぶざまな醜態をさらした大木、血走る眼が物語るように、人一倍、この二人に 敵意を剥き出している。 スペック－１の能力を全面に押し出し、二人に向かっていくっ！ チーラン 「こいつ、ただの異人。 ハーーイっ！ 」 スウラン 「 ハーーイっ！ 」 さすがスペック－１、その素早さで二人の元に駆け寄ると力を込めた渾身の回し蹴りを見 舞ったっ！ だが・・・・ ガシっ★ バシっ ドスっ★★ 『うぐ・・・』 彡ドサ 次の光景は、二人の蹴り抜いた姿勢を残し、東北の荒熊 大木竜平 が力なくゆっくりと 倒れるシーンであった。 蹴り抜いた姿勢から足をゆっくりと戻しながら、 チーラン 「今の我らには、」 スウラン 「ちょっと役不足アルね。」 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「あの大木が、あっけなく・・・」 全拳武道団 ［北海支部］ 支部長 慙愧（ざんき） 「スペック－１倒したくらいでいい気になるなっ！ オレ様がぶっ殺したるわっ！」 二人に向かう 支部長 慙愧（ざんき）、それを見たチーラン、スウランもお互い目を合わせ、 うなづいてから迎え撃つように 慙愧 に向かって駆け出したっ！ 『死ねやぁぁぁっ！』 慙愧（ざんき）が両腕を大きく振り回し、目の前に迫ったチーランに向けて手首を折り、そ の曲がった甲の部分で横からの打撃に一歩踏み出した時だった、 『うっ・・・』 急に力なく体が沈み始めた。 これを読んで待っていた、チーラン、スウランから容赦ない 攻撃っ！ 『ハイっ！』 『ハイハっイっ！』 『タァーーッ！』 バシっ★ ガシっガシっ★ ドスっ★ 『ぐほっ・・・』 彡ドサ またもや二人の前に沈むスペック戦闘員。 それも －３ の一人。 スウラン 「さっき。。。 だよね。」 チーラン 「当たり前だ。」 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「当たり前と抜かしおって！ 舐めた口利きやがって、生きては返さんっ！」 のっし、のっしと、二人の横にある木に向かって歩き出した。 チーラン （ やつは確か・・・腕だったな・・・ ） スウラン （ うん・・・ ） 先程投げつけて刺さった薙刀（なぎなた）を引き抜き、 （スポっ） ビュン、ビュン と二度三度と振りぬいて、二人を睨む［東北支部］ 支部長 ゲル ヴァンツ。 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「死んでもらう！ 覚悟せぇぇぇぇっ！」 強く吼えた［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ、次の瞬間にはスペック－３そのものの速度 で二人に近づき、薙刀（なぎなた）をスウランに打ち込んでいたっ！ 『うりゃっ！』 スウラン 「くっ！」 チーラン 「ちっ！」 彡彡 ＼＼ ズボーーン ／／ 彡彡 ギリギリのところで後方に回避していた二人、やはりスペック－３の速度は速いと見え、顔 をゆがめて着地した。 地面に刺さった薙刀（なぎなた）を引き抜き、頭上でクルクルと回転させて二人を睨むゲル ヴァンツ。 そして今度はチーランに斬り付けたっ！ 『うりゃっ！』 チーラン 「うっ、間に合わんっ・・・」 とっさに両腰の剣を引き抜き、角度の浅い受け太刀っ！ チン  チン剣で受け流したものの、重戦車から振り下ろされた薙刀（なぎなた）、大きく軌道を逸らすこ となく再び地面に突き刺さるっ！ ＼＼ ズボーーン ／／ チーラン 「うぐっ！」 スウラン 「チーランっ！」 見ると左肩下から鮮血をほとばしらせながら、横に転げていたチーラン。 チーラン 「大丈夫だ、まだ腕は付いている・・・。」 鮮血部分を見つめて立ち上がりながら、ブラ～ンとさせていた左手を再びしっかりとした 構えにするチーラン。 再び地面に刺さった薙刀（なぎなた）を引き抜き、頭上でクルクルと回転させるゲルヴァ ンツ。 チーラン 「ハイ、ハイっ！」 チーランは体全体で回転させながら、手にしていた剣２本を、ゲルヴァンツの回す薙刀 （なぎなた）の中心目掛けて投げつけたっ！ 彡チン 彡チン 願い空しく、速い回転の剣先に弾かれる･･･が、＝＝スポーン彡 ＠＠＠ 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「ん・・・？」 彡バシっ！ ザクっ 全拳武道団 ［信越支部 ］支部長 颯 駿（ハヤテ・シュン） 「このぉーーーっ！ 気をつけろってんだクマ公っ！」 手元をスッポ抜けた薙刀（なぎなた）は、［信越支部 ］支部長 颯 駿（ハヤテ・シュン） に向かって一直線！ それを片手で払って回避した 颯 駿（ハヤテ・シュン）であった。 だがそのスキに、さらに動いていたチーランっ！ ヒュン ヒュン ヒュン・・・ 『ハイっ』 ＝＝＝＝ピシっ＞ プキュ →  得意の雹を操り、横を向いていた［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ の右太ももの横っ つらに、剣先を突き刺したのだった。 全拳武道団 ［東北支部］ 支部長 ゲルヴァンツ 「・・・悪かった・・・。」 （ 地面に刺さった薙刀を見つめながら・・・ ） その気合抜けした ゲルヴァンツ、不思議そうに包帯を巻いた手を見つめ、何回か握った り開いたりを繰り返しており、雹の剣先が刺さったことに気づかない様子・・・。 その雹を引き抜き、再び手元に引き寄せたチーラン。 ヒュン ヒュン ヒュン・・・ パシっ☆  チーラン 「リツコに教えてもらったツボだ。」 スウラン 「これで生きの良いの 居なくなったある・・・。」 チーランとスウランがつぶやいたその時！ チーラン 「 !! 」 ？？？？男 「ほう、凄いな。 この五人を手玉に取るとは。 お嬢さん方、並みから遠く、上級も遥かに凌ぐ腕前とお見受けした。」 －つづく－ （あんた、何者？） ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2020年09月08日 13時32分19秒
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